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スキマスイッチ、ニューシングル『青春』インタビュー

スキマスイッチ、ニューシングル『青春』インタビュー

July 3, 2019 17:00

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ー 曲作りをする上での、今のお二人がすごく感じられました。シングルの話とは違いますが、矢野まきさんのデビュー20周年記念オールタイムベストに大橋さんもコラボ。アーティスト仲間として普段、矢野さんとはどういったお話を?

大橋:なんだろう…あんまり音楽の話ってしないかも(笑)。というか、僕が一方的に彼女がデビューした頃からのファンなんですよ。彼女の歌声がすごく好きで、個人的にライヴにもよく行かせて頂いていたんです。でも一時、歌を辞めていた時期があって残念だと思っていたんだけど「またライヴをしたら是非飛び入り参加して。」と言われていて「勿論するよ。」なんて話もしていたんです。そしたら今回嬉しいことにお話を頂いて。


ー 矢野さんとは東京メトロ「Find my Tokyo.」新CM「後楽園 ゆっくりと時間が流れる街」篇のCMタイアップソング「メトロノーツ」でもコラボされていましたね。

常田:今回『青春』のバンドル特典として「メトロノーツ」が初出しします。


ー そちらも楽しみですね!シングルの話に戻りますが、c/w「東京」はテレビ東京『東京交差点』のオープニング楽曲。この曲は書き下ろしですよね?

大橋:そうです。お話を頂いたのがかなりギリギリだったんですよ。デモの提出まで一週間もないくらいだったかな…。


ー え!それはかなりの短納期でしたね。

大橋:タイアップのお話を頂くことは本当にありがたいんです。ただ満足いくものが返せないと中途半端な関わり方になりそうで嫌だったから、出来ないなら出来ないでお断りしようという選択肢もありました。


ー でもこんなに素晴らしい曲が出来ましたね。

大橋:ありがとうございます。『東京交差点』のオープニングは18秒なんですが、18秒ってどれくらいかなと思ってストップウォッチで時間を計っていたら、何となくアイデアが浮かんできたんです。


ー ストップウォッチで時間を計ってアイデアが浮かぶってすごくないですか?

大橋:いやいや(笑)。でもそこから二人で18秒の曲を書いてみることなり、最初はプライベートスタジオで作っていたんですが、「これってフォークソングにしたら面白いかもね。」というアイデアが出てきて。そこからどんどんフォークの方向へ向かっていきました。18秒で完結ってなかなか難しいなと思ったんですけど、これがずっとリフレインされるもので、最後に1回だけ大きなサビがポンっとある。でもそのサビは一回しか出てこないイメージが先に浮かんだので、「リフレインするもので面白いメロディってなんだろうね?」って二人で話し合いながら完成しました。


ー「ミスターカイト」のAメロも最初に聴いた時は驚きましたが、やはりこの曲も新鮮でした!

常田:ありがとうございます!卓弥が父親の影響でフォークをよく聴いていたんですよ。そういう中で、歌詞のイメージも二人で色々と話していて、その外枠の中でお互い何番って決めずに二行ずつ書いたんです。オープニングテーマとして使用されている冒頭部分は最初からあったんですが、お互い持ち寄ったその二行を合わしていきました。


ー 面白い発想ですね。

常田:自分たちにとっての東京のイメージと、みんなが考えているであろう東京のイメージ。


ー 冷たさと温かさみたいな?

常田:そうです。勿論愛もあるから皮肉ばかりでは駄目だし。もう愛知の実家よりこっちの方が長いですからね(笑)。ただそういう話をしていても、「結局僕たちは東京のことを分かっていないね。まだ馴染んでないんだろうね。」って(笑)、ちょっと自虐的な話もしていて、そういう部分も歌詞に反映させてみました。例えば電車ひとつとっても、未だに路線図見なきゃ行けないですからね(笑)。実家であれば当然路線図なんて見なくても土地勘があるからどこでも行けちゃうけど。幼少時代を東京で過ごしていないからかもしれないし、あんまり都会に出ないからかもしれないけれど、何かと調べないと分からないし。それに渋谷や新宿に行くと「人が多いなぁ…。」っていつも圧倒されて、ついつい上を見上げちゃう(笑)。

大橋:僕も馴染んでいないと思うことはめちゃくちゃありますよ(笑)。だって僕、東京で行ったことのないところの方が多いですもん。僕も18歳で上京したから、もう東京の方が長いですけど、それこそ六本木や西麻布にご飯を食べに行くなんて、特にプライベートではまずないですしね。


ー 自分のエリアばかり?

大橋:自分のエリアにばかり。だから馴染むもなにも、東京のことは殆ど知らないです(笑)。


ー それこそ冒頭の「下町の路地裏に 高層ビルの影」という歌詞は東京らしさが出ていると思いましたけど。特に自分の住んでる地域がまさにそういう風景が広がっているから尚のこと、そう感じたのかもしれませんが。

常田:東京といえば……っていうビジョン的なイメージがこういう風景だったんですよね。だから多分皇居から見たら北東?葛飾とか上野とか。でも僕が昔住んでいた三軒茶屋とかもそうだったし。建物が混み入っているかと思えばキャロットタワーや用賀のビジネスタワーが見えたり。


ー あぁ確かに。

常田:でも実家の方ってあまりそういうイメージってなかったんですよね。だから自分たちの描く、ある種の東京像がここにある感じです。


ー 少し遡りますが、カバーライヴツアー【THE PLAYLIST vol.2】ではVol.1に続き、色々な曲をカバーされましたね。今回はどうやって選曲されたんですか?

大橋:Vol.1がマニアック過ぎたので、Vol.2はもう少し分かり易くしようって…(笑)。


ー マニアック過ぎたって(笑)。

大橋:今回Vol.2の開催にあたって、前回と同じバンドメンバー(吉田佳史/Dr、山本タカシ/Gt、紺野光広/Ba)にしようという気持ちは最初からあって、みんなで集まった時に全員一致でその感覚は持っていましたね。

常田:アハハハ!

大橋:だから前回Vol.1を演ってみて、それこそ初日とかはみんな感じたんですよ。全然曲が伝わってないなということを(笑)。

常田:お客さんを置いていってるなって…(笑)。

大橋:置いていっても良いと思っていたんでしょうね、多分。

常田:最初はね。

大橋:そう、最初は。でもそれだと折角カバーライヴ演るのに勿体無いなと思って。例えばカラオケに行ったとして、そこで歌われているのが全然知らない曲だったら呆然と聴くしかないじゃないですか。


ー ええ(笑)。

常田:その間に自分が歌う曲を選んだり。

大橋:そうそう(笑)。でもそうではなく、一緒に歌ったりするワンシーンがもうちょっとあっても良いんじゃないかと思って。かと言って、あえてみんなが知っているであろう曲ばかりを選曲するのも面白くないし「これは僕たちが普段聴いている曲で、もしかしたら知らない曲もあるかもしれないけど、格好良くない?」っていう曲も入れたいから、今回はそのバランスをすごく考えた選曲でした。

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