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スキマスイッチ、ニューシングル『青春』インタビュー

スキマスイッチ、ニューシングル『青春』インタビュー

July 3, 2019 17:00

スキマスイッチ

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ドラマ「おっさんずラブ」が空前絶後の人気を博したことで、スキマスイッチの歌う主題歌「Revival」もかなり話題を呼んだ。更にYouTubeでの「奏(かなで)」のミュージックビデオ再生回数が1億回を突破で、スペシャル映像 “「奏(かなで) 」 1億回突破記念!!〜共に歩んだスキマスイッチ15年間の軌跡〜 ”が公開されるなど、7月でデビュー16年を迎えるスキマスイッチの注目度は高い。7月3日にリリースのニューシングル『青春』のタイトルナンバーはアキュビュー® 新CMソングとして、c/wの「東京」はテレビ東京『東京交差点』のオープニング楽曲として書き下ろされ、「糸」(オリジナル:中島みゆき)はトヨタホームのCMに起用など、スキマスイッチの音楽は生活の一部に溶け込んでいる。今回はそんなニューシングルについてや、現在の音作りの考え方についてなど伺ってみた。


ー 吉野家『#オレの吉野家 この食べ方が一番うまい!』第二弾として大橋さんも紹介されていますが、大橋さんオススメの食べ方「牛丼(アタマの大盛り)+キムチ+みそ汁お新香セット」試してみましたよ!(スマホの写真を見せる)

常田:アハハハハ!

大橋:本当だ(笑)。ありがとうございます。吉野家のキムチって美味しいでしょ。


ー 最初はキムチとお新香でW漬物かよって思いましたけど(笑)、美味しかったです。吉野家さんに行く回数が増えましたもん。

大橋:おおお、それはありがとうございます!…ってすっかり吉野家側の発言してるけど(笑)。


ー だって最近はバースデーサプライズなど、吉野家さんとすっかり両想いですし(笑)。

大橋:両想いね(笑)。でも本当にありがたいです。

常田:僕がちょっと嫉妬を覚えるくらい(笑)。でも僕もちょっと恩恵を受けているから卓弥には足を向けて寝られないんですよね。ありがとう、吉野家さん。ありがとう大橋さん。

<一同爆笑>


ー「Revival」がドラマに引き続き、映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』でも主題歌に決定しましたね。

大橋:嬉しいですよね。

常田:ありがたいの一言ですね。まずアルバムの曲を起用して頂いた経緯も本当に嬉しかったんですが、あのドラマが社会現象になったことで僕らの曲も引っ張ってもらえたと感じています。それこそテレビでアルバム曲を演奏することって、ほぼないじゃないですか。


ー アルバム曲がフィーチャーされるという意味では、The Beatlesみたいですよね。

常田:あぁ、取り上げ方としてね(笑)。でもそういう意味では本当にシングルレベルだし、それがまた映画となれば、あの曲が更にもう一段僕らを引っ張っていってくれるのかなと思います。


ー 今作『青春』タイトルナンバーは「未来花(ミライカ)」に続いて再びアキュビュー® 新CMソングですが、この起用について常田さんは公式コメントで「“今現在の等身大としての自分たち”ではない歌詞世界の方向」について触れていますね。

常田:等身大ではない歌詞をしばらく作っていなかったんですよね。デビューして1、2枚目くらいまでは青春時代のテイストもありましたが、ここまで描ききった作品は意外とないのかな。当時のスタイルが、“もしそこに自分たちがいたらどう感じているのか”というシチュエーションだったのに対して、今回歌詞を書くにあたっては「自分たちはどうだった?」って思い出話をしながら書いたので架空の場所ではない感じがあって、それは新しい感覚でしたね。


ー かなり色々な思い出も出し合ったとか。

大橋:そうそう(笑)。「学生時代どうだった?」「部活ばっかりだったよね。」とか。僕は中学校の頃、腕白だったというか生徒会をやったりしていて…。


ー 人気者だったんじゃないですか?中心人物というか。

大橋:人気者……でも確かに何かをやる時の中心にいることは多かったですね。そういうやつって、人気者でありながら嫌われ者でもあるので。「あいつ目立ってて調子乗ってる。」って煙たがるやつもいるんですよ。


ー でも女子からは人気があったのでは?

大橋: 中学校時代はモテましたね。人生で中学校時代だけですね、モテたのは(笑)。


ー そんなわけないでしょう(笑)。

大橋: 目立つというのはそういうところにも繋がっていたんでしょうが、中学って目立つやつとスポーツが得意なやつがモテるじゃないですか。


ー 確かに。

大橋: 人間の本質なんて考える年齢でもないですし、「あの人、よく話題にあがるから好きかも…。」っていう感じでバレンタインにチョコを貰ったりはよくありましたけど。ただ高校になってからは大人しく過ごしていたので、逆に高校でのそういう思い出ってないんですよね。だからやっぱり思い出としては中学時代が一番色濃く印象に残っています。


ー 常田さんはいかがですか?

常田:逆に中学時代は居場所もなくて。2学年上に姉がいたので姉が何か言われるのも嫌だし親に迷惑をかけるのも嫌だと思ったから、学校に行くことを辞めはしなかったですけどね。


ー 中学生時代、親へ迷惑をかけないようにとか考えていなかったかも…。

常田:アハハ!でも僕はそんなことを考えていましたね。それに怒られるのも嫌だから、とりあえず毎日通おうとは思っていました。友達だって親友と呼べるほどの人がいるわけでもなく部活もうまくいかずなので、当然恋愛でも何も奮わず…。でも卒業が見えてきた頃にラブレターを出してOKを貰ったことはありましたが。


ー 奮ってるじゃないですか。

常田:でも結局どこにも行かなかったし、一緒に登下校することもなく…。まぁ帰る方向が逆っていうのもあったんですが、今になってみてもっとどこかに行っておけば良かったと思いますけどね。


ー それこそ「青春」の歌詞世界そのもの!

常田:そうですね。その後、高校デビューはするんですが、根底にそういう思い出があるので、それは歌詞に活かされたと思います。


ー “フワリ 恋が積もっていく”という歌詞はロマンチックですね。

大橋:どこかで青春感を感じていたと思うんです。本当に大元のデモを作ったのは3年か…4年前くらいだっけな。当時から何となく「ふわり〜」って歌っていたんですよ。イントロはちょっと爽やかなイメージがあって。だから歌詞の世界観もなるべくしてなった感じです。