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長澤知之『GIFT』(12月7日発売)インタビュー

長澤知之『GIFT』(12月7日発売)インタビュー

December 2, 2016 18:00

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今年8月、ソロデビュー10周年を迎えたシンガーソングライターの長澤知之。とてつもない美しい曲やヒリヒリとしたロック、皮肉めいた歌詞を独特のハイトーンボイスで歌い、ギターを掻き鳴らす姿は「孤高の天才」とも言われてきた。昨年からALのメンバーとしての活動も目立ったが、今年は7月に東京、8月に福岡でソロ名義のアコースティックライヴ【Nagasawa Tomoyuki Acoustic Live 2016】を開催。約2年ぶりのソロアコースティックライヴは待ちこがれたファンでいっぱいになった。その後11月にも同ライヴを東京で開催し、12月7日(水)にはミニアルバム『GIFT』をリリース!共同サウンドプロデューサーに益子樹(ROVO)を迎えた今作について語ってもらう中、彫刻「神の手」から受けた感銘から、自身の死生観へ話はおよんだ。「孤高の天才」と言われる男の、弱さも優しさも隠すことない生の姿がそこにはあった。


ー 11月、渋谷duo MUSIC EXCHANGEでの【Nagasawa Tomoyuki Acoustic Live 2016】お疲れさまでした!良いライヴでした。

ありがとうございました!


ー 今回のアルバムには入らないけど、“レストインピース”が好きで。

あ、ほんと?嬉しいな。



ー MCでも話していたけど、長澤くんがPokémon GOをやっているのが意外だった(笑)。

そうだよね(笑)。勿論世の中で流行っているのは知っていたけど、ポケモン自体あまり知らなくて。僕、夜中によく散歩をしているんだけど、歌詞が思いつくと携帯に打ち込みながら歩いているんだ。で、ふと見るとみんな携帯を見ながら歩いているから(笑)。その日がちょうどPokémon GOの配信日だったんだよね。だから僕もPokémon GOやってると思われたら嫌だなと思って意識し始めたら、何故かダウンロードしてた(笑)。


ー そうなんだ(笑)。今ライヴは7月に東京、8月に福岡、11月に再び東京へ戻ってきたけど、長澤知之名義としてのアコースティックライヴは約2年ぶりだったとか。

自分でもびっくりした。


ー 久々感みたいなものはあった?

あった。ライヴではどうやってセットリストを組み立てたり歌詞を覚えていたっけ?って、ライヴ感がどういうものか考えていた。でも歌い出したらすぐに思い出して楽しめたけどね。ALだと全曲歌詞を覚える必要がない分、ギターに集中していれば良いところもあるので適度なモチベーションってあるんだよね。多分4人が4人揃ってウワー!ってフルパワーを出すとエモーショナルになり過ぎてしまう。音そのものを伝えるよりは、単にやり過ぎ。だからその適度なモチベーションの配分が心地よくて、ソロライヴでの全力感は「うわぁ、こういう感じだった!」って最初はちょっと焦った(笑)。


ー そうだったんだ(笑)。いや、本当に良いライヴでした。そして12月7日に今作『GIFT』をリリース。

はい。


ー アルバムって当然それぞれに特徴や違いがあるけど、今作はまたそれらとも全く違う気がして。価値観が変わったというか、なにか新しい長澤くんの世界を聴いているような気がして、全曲聴き終わった後「あぁ、良いアルバムだった。」って一人でつぶやいたぐらい。

良かった。今までヘビーなパンチを持つようなものを作ってきたと言えばおこがましいけど、そういう作品を作り、ライヴをしてきたつもり。でも今回は生活の中に流れつつ、ふとした時に聴いて風景が見えるような音楽を作りたくて、こういう作品にしてみたんだ。今回はサウンドプロデュースの部分を自分以外の方にも任せてみようという試みもあって。自分が思うように作ったら、自分が思う範囲内のものしか作れないから、新しいことに挑戦してみたかった。だから「あ、こういうアプローチをするんだ」という発見もありつつ、自分は表現をすること、つまり歌うことやアコースティックギターを弾くことに特化すると決めたんだ。エレキギターもあまり持たないように決めていたし。多分それはALでの反動もあったと思うけど。


ー 任せるというお話があったけど、今回は共同プロデューサーはROVOの益子樹さん。益子さんとは『SEVEN』以来?

『黄金の在処』だね。


ー そうか。共同プロデュースって、どういう形で進めていったのかなと思って。

例えば僕がギターフレーズを思いついて弾いた後、益子さんに意見を求める。「その部分はもう少しこういうアプローチの方が良いんじゃない?」「なるほど。じゃあこういうのは?」ってやりとりしながらお互いの意見を出し合って、二人とも納得するところに行き着くまで続ける。で、どちらかが納得しなければ一度やめて、他のことを考えたり作業をしたり。そこはALと変わらないかもしれない。


ー じゃあALもそういう作り方なんだ。

そうそう。メンバーの誰かが全く納得していない場合は「こういう見え方のこういう解釈でみんなは納得しているけど、どういうところが分からない?」って。民主主義的だよね。でも僕ひとりが納得していない時にみんなが「いいよ!」って盛り上がっていたら、僕が間違ってるのかなって思っちゃうけど(笑)。


ー 気ぃ遣いだから(笑)。ところで長澤くんから見て益子さんはどういう人?

益子さんはあまり会ったことのないタイプ。誠実で率直な意見を言えて嘘を全くつかない人。だから本当に話しやすい、すごく良い人。…良い人って言うと安っぽいな。素晴らしい人。一緒に仕事をして苦じゃない。


ー それって大切だよね。良いイマジネーションが音に出てきそう。

出ると思うよ。だから表現をする時も、あまり自分にストッパーをかけることもなく出来たし。音楽をここまでやってきているけど、一番最初に歌い出す時にその環境がナーバスだったりすると心の底から歌えなくて。でも益子さんはその環境を作ってくださるし、とてもリラックス出来る空間だった。

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  リリース情報

長澤知之
「GIFT」

2016年12月7日発売

-収録曲-

01. 時雨
02. 舌
03. アーティスト
04. 君だけだ Acoustic Ver.
05. ボトラー
06. 風鈴の音色
07. 無題

  インフォメーション

Nagasawa Tomoyuki Live 'Gifted' 2017」

1月21日(土)東京キネマ倶楽部
16:00/17:00
問合せ:SOGO 03-3405-9999

1月24日(火)umeda AKASO
18:00/19:00
問合せ:GREENS 06-6882-1224

1月31日(火)福岡・照和
18:30/19:00
問合せ:キョードー西日本 092-714-0159

2月1日(水)福岡・照和
18:30/19:00
問合せ:キョードー西日本 092-714-0159

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