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長澤知之 特集 第四弾!長澤知之『Archives #1』インタビュー!

長澤知之 特集 第四弾!長澤知之『Archives #1』インタビュー!

April 11, 2017 20:00

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ー デビューから11年目に突入しましたが、振り返って自分の分岐点になったことや、一生忘れないだろうと思うことは?

デビュー前、2005年9月に【YAMAZAKI MASAYOSHI in Augusta Camp 2005】でオープニングアクトとして出演したことは忘れないですね。


ー 結構、鮮明に覚えているもの?

全部ではないですが、多くの観客がこっちを観てたことは結構覚えていますね。それにサイドステージから山さん(山崎まさよし)をはじめ色々な人が歌っているのをリハーサルから観ていたことも覚えています。オープニングアクトなので最初に出るじゃないですか。


ー ええ。

当時プロデュースやレコーディングをサポートして下さった中村キタローさんに「緊張してるんだけど、どうしたら良いかな?」って相談したら「みんなカボチャだと思え!」って言われて。でもいかんせん目が良かったから、観てくれているみんなの表情がもの凄く分かって(笑)。


ー それは最初にしてはキツいね(笑)。

あとオーガスタのスタッフと顔合わせの時、会議室で歌ったこと。確かその時は一番最初に作った曲のひとつを歌ったんだけど、あまりにもシュールな光景で。トラウマチックなので忘れられない(笑)。でも時が経つと案外忘れちゃうから、今はもう何とも思わないでいられるけど、当時はかなりキツかったなぁ。


ー そんな経験も経て(笑)、デビュー10周年を総括するアンソロジー・アルバム『Archives #1』をリリース。2枚組で34曲。かなり密度が濃いですよね。

ギッチリ詰め込みました。僕とスタッフで色々話しながら、これでもどうにかこの曲数に収めたくらいで。最初は新曲をもう少し入れてみようかという案もあったけど、どう考えてもパンパンだったから(笑)。


ー なるほど。いや、本当に贅沢な一枚になったと思います。

ありがとうございます!


ー 長澤くんは普段自分の曲をよく聴いたりする方?

結構しますね。さすがに34曲いっぺんに聴いたりはしないけど、気分ごとに、色々なアルバムから曲をセレクトして10曲くらいのプレイリストを作るんです。それを聴きながら散歩もするし。例えばビートルズや井上陽水、マニック・ストリート・プリーチャーズやオアシスを聴く中に「長澤知之」もいる。そういう感覚ですね。客観的に聴いているというか。


ー そうやって考えるとこの『Archives #1』自体が、聴く人の気分で色々とチョイス出来る作品になっている気が。

そうなると良いですね。


ー 個人的にはやはり“R.I.P.”が入っているのが本当に嬉しくて!

あぁ、良かった!あの曲ってドラムが(後藤)大樹でベースが(藤原)寛で…。そうなると必然的に「(小山田)壮平、遊びに来る?」となり、 壮平がコーラスやタンバリンを担当してくれたんです。


ー もうALだね(笑)。

そう、結果AL(笑)。


ー この曲で個人的に不思議に感じたのは、疾走感もあるのに長澤くんのヴォーカルがどこかゆっくり聴こえるというか。そのバランスが心地よかったし何度も聴きたくなって。でもリリックボリュームもたっぷりだから、確実にブレスのタイミングも大変そうだし…。

ブレスタイミングは大変。ちょっとタイミングを間違えると「ふあぁぁ…」って歌詞の速度に負けちゃうから(笑)。その、ゆっくり聴こえることに関して自分では意識していなかったから明確なことは分からないけど、僕の場合はエレキで細かいフレーズを弾かずに、大きい河の流れのようにダーッとストロークでアプローチすることが多いんです。このメンバーだから、明確に慣れている分リズム面がきっちり合ったのかもしれない。


ー 歌詞も長澤くんらしいというか。どういうところからああいう発想が生まれるのかなと思って。

…色々なことがあって、生まれるんだと思います(笑)。


ー なにその含みのある言い方(笑)。

僕の場合は全くのゼロから詞を書くことは、どうしても出来なくて。何かきっかけがあったり、何かを思い出しちゃって、一人で「イー!!」ってなったり(笑)。


ー アハハ。その「イー!!」ってちょっと分かる気が。

そういう時の感情を外に出すツールが、人によってはTwitterなのかもしれないしブログなのかもしれない。それが僕の場合は曲なんです。

nagasawa4_textin.jpgー でもこの曲は今後の定番曲にもなりそうだし、ライヴで盛り上がる画が想像出来て、今から勝手にワクワクしているんだけど(笑)。

うん、みんな歌ってくれて構わない。みんなでハァハァ言いながら歌ったら面白いかも(笑)。


ー “享楽列車”は2014年11月、【IN MY ROOMツアー】@東京キネマ倶楽部の音源ですね。

はい。


ー この時はツアーだったけど、同年4月からスタートした【長澤知之 LIVE ~IN MY ROOM~】(以下:IN MY ROOM)は、観ていてもコンセプチャルで面白かったです。

あ、本当に?嬉しい。ありがとうございます。

  リリース情報

長澤知之 アンソロジー・アルバム
「Archives #1」

2017年4月12日発売

-収録曲-

DISC 1
1. あんまり素敵じゃない世界
2. フラッシュバック瞬き
3. 夢先案内人
4. バベル
5. センチメンタルフリーク
6. スーパーマーケット・ブルース
7. STOP THE MUSIC
8. バニラ(2014 Acoustic)
9. MEDAMAYAKI
10. 誰より愛を込めて
11. 消防車
12. R.I.P.(新曲)
13. マンドラゴラの花
14. 犬の瞳
15. 享楽列車(2014 Live)
16. 三年間
17. 蜘蛛の糸(新曲)

DISC 2
1. P.S.S.O.S.
2. THE ROLE
3. JUNKLIFE
4. 狼青年
5. 片思い
6. 零
7. RED
8. ねぇ、アリス
9. 風を待つカーテン(2007 Demo)
10. EXISTAR
11. スリーフィンガー
12. 茜ヶ空
13. 明日のラストナイト
14. はぐれ雲けもの道ひとり旅
15. 回送
16. ベテルギウス
17. 僕らの輝き

Archives #1

CD

POCS-1552/3 / ¥3,056+税

  インフォメーション

-10th Anniversary Anthology-
「Nagasawa Tomoyuki Band Tour 'Kumo No Ito' 2017」

http://www.office-augusta.com/nagasawa/live_nagasawa.html#kumonoito

2017年4月18日(火)大阪府 BIGCAT
2017年4月20日(木)福岡県 DRUM Be-1
2017年4月24日(月)東京都 LIQUIDROOM

○イープラス:https://eplus.jp/ath/word/6403
○ローチケHMV:http://l-tike.com/keyword/%E9%95%B7%E6%BE%A4%E7%9F%A5%E4%B9%8B/
○チケットぴあ:http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=53170084

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