ー 確かにそうですね。
常田:それは僕が担当している別のプロジェクトに関してもそうですが、 先ほども話に出た「責任」は僕自身にも絶対にあって、(プロデュース)を受けた段階から常に意識はしています。ただそれだけではなく、実際楽しいからプロデュースをしている部分も大きいかな。もしやっててお互いにつまらなければおそらくマネージャーさんに「来月からプロデューサーは違う人で良い?」って言っていますから(笑)。
松田:これで12月がシンタさんプロデュースじゃなくなったらどうしよう!さっきも12月シングルの話をしたばかりなのに!
示村:コワイ・・・。
佐藤:マジ、コワイ!
原:あとひとつなのにー!
<一同爆笑>
ー この8ヶ月について『あいのま』のインタビューで松田さんに伺った時は、あっという間だとおっしゃっていましたが、常田さんはいかがでしたか?
常田:思い返すと色々なことがありましたね。プロデュース作品とは関係ないけど、4月の機材車盗難の件もそうだし。
松田:そうですよね。
常田:出会いがセンセーショナルだったから(笑)。すごいバンドがうちのスタジオに来たなと思いましたよ。
メンバー:(笑)
常田:そういうことも前向きに捉えられたら良いと、当時は思っていました。勿論盗難があったことを明るい話題とはとても思えないけど、そのお陰で何かが出来たということも絶対あると思うので、そこでメンバーの誰かが後悔してもバンドの未来としてはあまり意味がないことだし、それを笑い飛ばしてネタにするくらいになれば良いと、当時は何回も言ったんです。そういうことが色々あったり…個人的にはメールの返事が遅くて申し訳ないなと(笑)。
松田:全然大丈夫っす!(笑)
常田:きっと待っているんだろうなと思いつつ。
松田:連絡出来ているだけで嬉しいです!
常田:嘘をつけぃ!(笑)でも意図して返事をしなかったこともありましたけどね。
ー それは何故?
常田:もう少し出して欲しいなと思って。
ー アイデアや方向性を?
常田:そうそう。だって僕がいるから大丈夫だと思ってもらっちゃうと、その時はそれでいいですけど、それ以降はそれではいけないと思いますし。
ー 確かに。
常田:それこそ今回の曲で言うと、「僕がもう少しブラッシュアップするよ」と原ちゃんに伝えた後で、原ちゃんがもう一案持って来たのにはびっくりしました。よっしゃー!って思いましたもん。
原:(照笑)
常田:よしよし、これは良いぞって。僕もそういう質なんですよ。言われた後にもう一度考えて作ってみる。10本持ってこいと言われたら11本持ってくるみたいな性格なので、そういうことを分かってもらえているのは嬉しかったです。まあ、1本書いてこいっていって、本当に1本しか書いてこない栄作みたいなのもいますが(笑)。
松田:いや…あの…。
<一同爆笑>
常田:でも最初にまず10曲書いてこれる?って言ったら、本当にきちんと10曲書いてきたのはすごい。スキマスイッチもやった「炎の10曲」(笑)。
松田:やばかったです、あれは(笑)。
ー 炎の10曲ですか?
常田:最初に会った時、Sissyにはまだそんなにデモがなかったので、プロデュースするにも最新のデモがないと出来ないと思い、10曲書いてきてもらったんです。その中で2曲だっけ、採用になったのは。
松田:そうです。『僕らの確率論』と『Re:Times』。昔作った曲を何年後かにここだ!と思うタイミングでリリースしたというお話もシンタさんからよく聞いていたので、あの時に作った残り8曲も、いつか世に出せる時が来るように頑張りたいです。きっとその時には、「この部分をもっとこう変えたらきっと良くなる」となるだろうし。
常田:(CDを手に取りながら)それこそシメちゃんが作ったこの『青星の夜に』(10月リリース作品)も、僕が絶対に形にしたいと思ったんだけど、すぐには出したくなかったんです。
佐藤:当時はタイトルも違ったよね。
示村:全然違ったね。
常田:あれは4月か5月か…。
示村:4月だったと思います。
常田:でもメロディが完全に秋だったんです。だからこれは今、出すタイミングではないと思って。少し時間を置いたことで、当時とサウンド面も少し変わったりしたし。そういうことは多分4人では出なかったアイデアの部分だと思うんです。
ー 先ほどレコーディングの様子を見させて頂いていても、やはり常田さんは匂いや景色、ストーリーをとても大切にすると感じました。
常田:もちろんそうですね。やはり曲を聴いていて、違うところに気持ちが行って欲しくないじゃないですか。
ー そうですよね。
常田:それは本も映画もしかりだと思うんですが、自分で作ったものだと案外分からないもので。スキマスイッチでも僕が書いた歌詞のたたき台を卓弥が読むとやっぱり矛盾を指摘されるんです。そこで初めて気がつくことは沢山ありますから。勿論最初から完璧を目指して書くんですが、書いている本人は分かっているからストーリーを追えるけど、初めて見る人には分からないことは多々あるので。
Sissy
8ヶ月連続シングル第7弾!
『ラブソング・フロム・リビング・エンド』
11月27日(日)リリース
□ ライブ会場&レーベルサイト限定販売
https://prsnt.thebase.in
Sissy 8th anniversary tour!~みなさんのおかげです~ Tour Final(ワンマンライブ)
2017年1月14日(土)
会場:西新井文化ホール(東京)
チケットはこちら
■ Sissyオフィシャルウェブサイト
https://sissy-web.amebaownd.com
■ Sissyレーベルオフィシャルサイト
http://ssy.tokyo
■ Sissy 8th Anniversary特設サイト
http://ssy.tokyo/anniversary_8
■ オフィシャルファンクラブclub44
http://fan.pia.jp/club44/
スキマスイッチ
「全力少年produced by 奥田民生」
2016年11月30日発売
「ALL OUT!!」描き下ろしジャケット&デジパック仕様
アニメ盤・期間生産限定盤[CD]
AUCL-217 / ¥1,300+税
Live Blu-ray&DVD
「スキマスイッチTOUR2016“POPMAN’S CARNIVAL”THE MOVIE」
2016年11月30日(水)発売
Blu-ray:AUXL-31 ¥6,800+税
DVD [2 DISCS]:AUBL-53~54 ¥6,000+税
■ スキマスイッチ オフィシャルサイト
http://www.office-augusta.com/sukimaswitch/
■ スキマスイッチ オフィシャルモバイル
http://augusta-mobile.com/sukimaswitch/