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Sissy ✕ 常田真太郎(スキマスイッチ)インタビュー at サンシーロ・スタジオ

Sissy ✕ 常田真太郎(スキマスイッチ)インタビュー at サンシーロ・スタジオ

November 23, 2016 00:00

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ー そうなんですか?(笑)

松田:ええ。僕はあまり冒険をしないタイプなんです。ただただクソ真面目に物事をこなしていく方なので、そういう面も含め、シンタさんにはずっと尻を叩かれていました。「それで良いのか?」って。シンタさんから頂いたメールにその言葉がめっちゃあるんです!

常田:もうちょっと優しい言い方だったよね(笑)。


ー アハハ。

松田:でもそれで自分の限界値をすごく上げてもらえて、自分自身、回を重ねたりやり直しをするたびに良い作品が出来上がっていると感じています。だからシンタさんには成長させて頂きました。…本人の目の前で言うのは恥ずかしいですが(笑)。


ー 特に最近のSissy楽曲は、アウトロ表現の細かさや音の展開やフレーズが変化しているように感じます。やはり常田さんの影響なのかなと。

常田:5人で作り上げていれば当然そういう面は出てくると思います。というか、そうならなくてはいけないですよね。この期間が終わった今後はまた4人で作っていかなければいけないと思うので、その部分はとても意識しながらやっています。4人に戻った時に、またそこで面白いものが出来ていて欲しい。 この話は最近ずっとしていますが。あとソングライトに関しては4人で盛り上げていって欲しいという気持ちがあって。だから栄作だけでなく、示ちゃんや原ちゃんにも曲や歌詞を作ってもらったんです。そこで今後、公ちゃんがどう絡んでいくかも楽しみですね。最近公ちゃんはすごく楽しそうにドラムを叩いているので僕も楽しいし、半年でこんなに変わるんだ!って逆に身につまされています。自分もピアノ頑張らなきゃやばいって(笑)。出てくる楽曲の面白さも変わっているでしょうし、そういう部分は5人で作り上げていることを実感します。でも一聴して栄作の歌がすごく変わったと感じています。

松田:ありがとうございます!でも最近、ファンの方々からもよく「歌が変わった」とか「すごく良いです!」と言われることが増えてきて。

常田:曲作りに関して、メンバーそれぞれの違いをファンの方も楽しんで頂きたいですね。僕らスキマスイッチも、どちらが作ったのか分からないというせめぎ合いの部分を楽しんでもらっているので、Sissyでも今後どんどん共作を増やしていって欲しいです。聴く人が「この曲は誰が作っているのかな?」とか「ひょっとしてこの部分だけ違う人が作っているのかな?」って楽しめるでしょ。それこそユニコーンみたいに。バンドというものに対して、メジャーデビューしていた頃は感じていなかったような可能性を感じていて欲しいとも思います。


ー 常田さんからすると5月から今までの中でどの曲が一番大変でしたか?

常田:うーん…今作っている曲かな(『ラブソング・フロム・リビング・エンド』)(笑)。

:それは本当に…(苦笑)。沢山迷惑をかけています。この11月リリースの曲に関してはツアー先のホテルでもずっと細かい部分の作り込みをしていたんです。だからライヴが終わって、次の日チェックアウトが10時なのに8時くらいまで制作をしていたりという状態で。僕がすごく色々と悩んでいるので、それが多分シンタさんにも伝わっていると思うんです(笑)。

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ー 11月リリースの作品は原さんが作曲を担当なんですよね。

:そうです。前作の歌録りの時、シンタさんが「次は原ちゃんだな。」と言ってくれたようで、僕はその場にはいなかったんだけど後から聞いて嬉しかったです。でも「原ちゃんはきっとみんなの知らない闇がある人間だからおそらく暗い曲が書けるはず。」という話もしていたようで(笑)。

常田:言ったねぇ(笑)。でもそういう部分だけでなく、音を聴きたい、構築したい、アレンジしたいと言っている人がやはりきちんと作詞作曲…特に曲を書けないと、自分に責任を持てなくなっちゃうから。1曲しっかり書き上げた上で、あれを経験したからこれが出来るみたいなことを、僕も卓弥も今まで散々叩かれながらやってきたし、やっぱり今もそうやって作っているので。勿論そういうことを経験しなくても感覚で出来ちゃう人たちもおそらくいるんですよ。例えばミリオンを連発するような人たちはそんな気がする。でもSissyもスキマスイッチも今のところそれが出来てないという意味では同じ。僕らが味わった思いをSissyにも味わってもらうと何か違うものが見える気がして。実際作ってみると、ライヴで弾いた時に全然違うんですよ、説得力が。メンバーにはよく言っている話ですが、やはり「責任」なんです。自分はこの楽器を担当している、このフレーズを弾いている、叩いているという責任。これは絶対に持っていて損はないと思うんです。



ー 曲によっても異なると思うんですが、Sissyプロデュースで特に大切にしている点を教えてください。

常田:曲の流れです。前回の曲がこういうテイストだったから今回は違うテイストにするとか。 特に1ヶ月に1曲なので、ファンの皆様を飽きさせないような流れは大切に考えています。その中で違うテイストの曲が出来た、じゃあ何をしようか?というアイデア出しは先にさせてもらうんですが、そこで何が返ってくるかのディスカッションも大切にしたい。テーマも適当に選ぶのではなく、5月からの作品を振り返りつつバリエーションに富むような8作品に仕上げていきたいです。例えばその8パターンそれぞれが後々枝分かれすれば16パターンになるので、そうやってバリエーションをどんどん増やしていければ良いと思います。似たようなテイストの曲があっても良いんですが、それは多分何年後かの話だと思うので。バリエーションという意味ではメンバーみんな結構欲しがるんですよ、「次、どんな感じにしましょうか!?」とか(笑)。

メンバー:笑。


ー 特に欲しがるのは?

常田:シメちゃん(笑)。「僕、大丈夫ですか?何かやることありますか?」って。

示村:シンタさん、何も言ってくれないんですよ(笑)。

常田:別にシメちゃんには、言うことないからね(笑)。

松田・佐藤:お!

:さすが!

示村:ほら、怖いぞー。シンタさん、スタジオから帰ったら僕、こうやってメンバーにイジられるんですから(笑)。

常田:アハハ!

:天才だな(笑)。

佐藤:非の打ち所がないもん(笑)。

松田:言うことだらけだよ!

示村:確かに。

<一同爆笑>

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ー 勿論プロデューサーという役割はありますが、一緒に音楽を作る上でSissyのメンバーそれぞれ弟的な存在でもあるのかなと思っているのですが。

常田:弟的というか、仲間的な意識はありますよね。とは言えバンドというものを僕は経験してこなかったので、そういう意味ではある意味先輩。だから刺激もあります。例えばSissyの楽曲をスキマスイッチの常田真太郎がプロデュースしているという現実を考えた時に、スキマスイッチ自体が変な曲を書いていたら、「Sissy、あんな人にプロデュースを頼んだんだ」となるじゃないですか。

  インフォメーション

Sissy
8ヶ月連続シングル第7弾!

『ラブソング・フロム・リビング・エンド』

11月27日(日)リリース


□ ライブ会場&レーベルサイト限定販売
https://prsnt.thebase.in


Sissy 8th anniversary tour!~みなさんのおかげです~ Tour Final(ワンマンライブ)
2017年1月14日(土)
会場:西新井文化ホール(東京)
チケットはこちら


■ Sissyオフィシャルウェブサイト
https://sissy-web.amebaownd.com

■ Sissyレーベルオフィシャルサイト
http://ssy.tokyo

■ Sissy 8th Anniversary特設サイト
http://ssy.tokyo/anniversary_8

■ オフィシャルファンクラブclub44
http://fan.pia.jp/club44/



スキマスイッチ
「全力少年produced by 奥田民生」
2016年11月30日発売


「ALL OUT!!」描き下ろしジャケット&デジパック仕様
アニメ盤・期間生産限定盤[CD]
AUCL-217 / ¥1,300+税


Live Blu-ray&DVD
「スキマスイッチTOUR2016“POPMAN’S CARNIVAL”THE MOVIE」
2016年11月30日(水)発売

Blu-ray:AUXL-31 ¥6,800+税
DVD [2 DISCS]:AUBL-53~54 ¥6,000+税


■ スキマスイッチ オフィシャルサイト
http://www.office-augusta.com/sukimaswitch/

■ スキマスイッチ オフィシャルモバイル
http://augusta-mobile.com/sukimaswitch/

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