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KIRINJI、2年ぶりの全国ツアーを開催!ツアーファイナルでのRHYMESTERの出演も発表!

October 3, 2016 14:20

KIRINJI

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KIRINJI、2年ぶりの全国ツアーを開催!ツアーファイナルでのRHYMESTERの出演も発表!

新体制での2枚目のオリジナル・アルバム『ネオ』を8月3日(水)にリリースしたKIRINJI。同作には、昨夏にリリースされたシングル「真夏のサーガ」や、RHYMESTERとのコラボレーションが大きな話題を集めた「The Great Journey feat. RHYMESTER」が収録されており今夏の猛暑にも劣らぬ爽やかな熱気を持った一枚となった。

そして、同作を携えた2年ぶりの全国ツアーKIRINJI TOUR 2016の東京公演が、9月28日(水)にお台場・Zepp Tokyoにて開催された。

来場者には、最新作『ネオ』のPOPなイメージにぴったりのイエロー、グリーン、ピンクのオリジナル・サイリウム・バンドが配布され、開演前から観客席は“ネオ・カラー”に。そして開演時間を迎え、いざライヴがスタートすると会場は一気にKIRINJIの世界観に包まれた。

「新体制になって4年目を迎えてよりバンド感が増した。前作『11』がそれまでのキリンジの延長線上にある作品だったのに対して、『ネオ』は今のKIRINJIらしい音になった」と新作インタビューで堀込高樹が語っていたように、田村玄一、楠均、千ヶ崎学、コトリンゴ、弓木英梨乃にサポートの矢野博康を加えた7人が一人何役もこなしながらも、随所で個性がきらりと光るライヴ・パフォーマンスは、今のKIRINJIでしか出せない音楽と言える。

中でも、メンバー全員が複雑なコーラスワークを披露するコトリンゴ作曲の「日々是観光」、弓木がギターを置いてハンドマイクで歌う「Mr. BOOGIEMAN」、そして堀込高樹の伸びやかな声と他のメンバーが奏でる音色が重層的で心地よいシンフォニーを生み出す「真夏のサーガ」は、特に最新の“KIRINJIらしさ”が感じられる楽曲であり、観客席からも一層大きな歓声が沸いた。この日のライヴが、今のKIRINJIの音楽に対して、もはや“新生”という枕詞が既に必要がないということを証明するようなステージであったことは言うまでもない。

東京・品川ステラボール2デイズの追加公演を含め、残すところ9公演となったKIRINJI TOUR 2016であるが、堀込曰く「KIRINJIになってからベストを更新し続けている」という彼らのライヴは必見であろう。
尚、ツアー・ファイナルとなる10月31日(月)の品川ステラボール公演には、RHYMESTERの出演も公式にアナウンスされており、KIRINJIとRHYMESTERのライヴ初共演に熱い注目が集まっている。

撮影:立脇卓


■ KIRINJI公式サイト
http://natural-llc.com/kirinji/