松室政哉、2ndシングル『僕は僕で僕じゃない』インタビュー

ー そもそも"LABORATORY"と銘打ったライヴを始めようと思ったきっかけは？

City Lightツアーが終わって、昨年に引き続き今年も【cafe de MURO】というアコースティックツアーも開催中ですが、City Lightツアーが終わった時にライヴに関して、もっとこうしたいという考え方が今まで以上に色々と出てきたので、続けられるライヴ…自分の活動の軸になるシリーズみたいなものがあれば良いなと思ったんです。やっぱり対バンライヴってお客さんも含めてすごく刺激的だから。出演者は特にね。勿論演るからにはその日一番良いステージを見せたいという気持ちで臨むから、それがお互い相乗効果を生んで良いライヴになっていくと思うんです。 「実験室」「研究室」という意味のこの"LABORATORY"に関しても、今後色々な人とご一緒していきたいです。でもまずはwacciさんとの一回目！その日しか観られない化学反応をライヴで出していければ良いですね。


ー 面白い！アルバムツアーと違う、でも自分の活動の軸になるライヴって、ひとつの挑戦でもあり楽しい試み…それこそ実験みたいな。

そうです、そうです。


ー そこでふと思い浮かんだのはスキマスイッチさんだったんですよね。彼らも定番曲から普段あまり演奏しない曲までセレクトした【POPMAN’S CARNIVAL】というコンセプトライヴを実施しているじゃないですか。

昨年スキマスイッチのツアーにオープニングアクトとしてずっと帯同させてもらって、まずツアーに対してのお二人の考え方…例えばリハのやり方や本番での取り組み方、スタッフとの関わり方などすごく勉強になったし、僕はそこでツアーとしてのひとつの正解を見せてもらった気がしたんです。その経験を経てCity Lightツアーに向かえたのは貴重でした。だって30公演以上観られるのも恵まれているし、だからこそその経験を活かした自分の初めてのツアーにもしたかったので、やはり大きかったですね。スタッフの方もスキマスイッチの現場に着いていた方にお願いして、そこから繋がっている人たちもいますし。


ー そういう繋がり方って良いですよね。そういえば今テーブルに出している松室くんのスマホケースもスキマスイッチさんの【Special at YOKOHAMA ARENA ～Reversible～】の…。

そうそう（笑）。


ー【cafe de MURO】もそうだけど、通常のアルバムツアーとは違う "LABORATORY" はやっぱりは楽しみですね。

ええ。「研究室」なので、当日まで何が起こるか僕ら自身も分からないし。ただ、単に対バンして終わりじゃ面白くないと思うので、その日のステージをひとつの作品として楽しんでもらえたら良いですね。…とは言え、まだどうしていくか本当にこれから詰めていくところなんですけどね（笑）。


ー 最後にポップシーンの読者のみなさんに一言お願いします。

もうポップシーンはね、デビュー前から…というかデビューするかも分からない状態から（笑）ずっと取材してもらっているんで。あのデビュー前の密着ってサイトで観られるんですよね？


ー ええ。松室くんの密着記事は「オフィスオーガスタ特集」から全部観られますよ。

それってポップシーンでしか観られないですからね。それを読んだら「俺が松室を育てたんだ！」「私が育てたんだ！」って言えると思うので（笑）。


ー アハハ！

それこそ昔から順を追って観てもらいながら今回のニューシングル『僕は僕で僕じゃない』を聴いてもらうと、僕自身のこともそうですが、音楽のこともより深く楽しんで頂けるんじゃないかなと思います。


ー ありがとうございました！


インタビュー：秋山雅美（@ps_masayan）


■ 松室政哉Office Augusta
http://matsumuroseiya.com/
 
■ 松室政哉AUGUSTA RECORDS
https://www.universal-music.co.jp/matsumuro-seiya/