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Nozomi Nobody『We Are Always a Bit Lonely』インタビュー

Nozomi Nobody『We Are Always a Bit Lonely』インタビュー

June 13, 2016 20:00

Nozomi Nobody

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「Nozomi Nobody」私が彼女のライヴを見たのは今年の春。東京・原宿ストロボカフェで開催された彼女の自主企画【THE CIRCLE vol. 3】。フロアの中心に円を描く形で対バンのOLDE WORLDEやgomesと向かい合い、一人ずつ交代でプレイするスタイル。普段から親交があるせいか三人のトークもリラックスしたムードで、彼らの周りを囲うお客さんもゆったりと音楽を楽しんでいた。柔らかなメロディはどこか懐かしく、彼女の美しい高音は繊細に響いた。そんなNozomi Nobodyが6月15日に初の全国流通盤となるミニアルバム『We Are Always a Bit Lonely』をリリース。自身初のセルフプロデュースとなる今作についてや、彼女自身のルーツミュージックなどについてうかがってみた。


ー 4月に原宿ストロボカフェで開催されたNozomiさんの自主企画【THE CIRCLE vol. 3】で初めてライヴを観させていただきましたが、すごく良い雰囲気で本当に心地よかったです。

ありがとうございます。私も楽しかったです


ー みんなで一曲ずつ歌う構成というのは面白い発想ですね。

この企画はVol.1から同じスタイルなんですが、自分の中でああいうライヴをやりたいというアイデアを3年前くらいから暖めていたんです。場所やタイミング、それから誰に出て頂くかをずっと考えていて…ああいうスタイルだと対バンが誰でも良いというわけではないというか、相性がより大切になってくるので。


ー トータルの世界観も大切になりますからね。

そうなんです。


ー そこから更にさかのぼりますが、4月3日に台湾 墾丁国家公園 “Spring Scream 2016”でライヴをされましたよね。

はい。フェスなので6〜7ステージくらいあって、お昼から夜中まですごく盛り上がりましたよ。海外でのライヴは初めてだったんですが、折角台湾に行くなら他でもライヴをしたいと思い、台北の「月見ル君想フ」でもライヴをやらせて頂きました。


ー 台湾はいかがでしたか?

すごく良かったです!ライヴは勿論ですが、台湾自体初めてだから楽しくて(笑)。一人でギターだけ持って行くような感じだったんですが、日本人だからというのもあるかもしれないけれど、本当にみんなが優しくて、友達がすごくいっぱい出来ました。


ー 原宿ストロボカフェのライヴでも、お土産のヌガーチョコがお客さんにプレゼントされましたよね。

そうそう(笑)。色々とお土産も教えてもらって買いました。その他、ご飯を食べに連れていってもらったり、出演していたバンドの人たちと仲良くなったり、現地でカメラマンをやっている子が写真を撮ってくれたり。


ー 海外初ライヴにしてその充実感は最高でしたね。

はい!


ー ポップシーンでは初インタビューですので、かなり遡ったお話からきかせてください。Nozomiさんが音楽を始めたきっかけは?

ライヴ活動を始めたのは21歳の時です。アメリカの大学に進学して、2年間向こうで勉強していたんですが、帰国したタイミングからライヴ活動を始めました。元々歌うことは大好きだったんですが、大学在学中は音楽の道に進もうとは決めていなかったんです。ただ進路を決める段階になっても、やりたいことが見つからなくて。で、どうしようか悩んだ結果、音楽の道に進むことを決めました。だから本当はアメリカにも4年居るつもりだったんですけど、2年で戻ってきて。


ー それまで曲作りは?

殆どしてなかったです。ギターはアメリカにいる間にちょこっとだけ触ったりはしていたんですが、コードがいくつか分かる程度で。


ー そうだったんですか。ちなみにNozomiさんはどういう音楽に影響されてきたんですか?

アメリカに居る間はあんまり音楽を聴いていなかったんですが、中学、高校の頃はパンクやロックを聴いていました。周りの友達がバンドを始めた影響もあって、THE BLUE HEARTSやゴイステ(GOING STEADY)、SHAKALABBITSやGO!GO!7188。洋楽ではレッチリ(Red Hot Chili Peppers)やSum41も聴いていました。


ー Nozomiさんからパンクが出てくるとは思わなかった(笑)。

アハハ!そうですよね。小学校の頃は流行りのJ-POPばかり聴いていましたし。でも私、フォークっぽいってよく言われるんです。自分ではフォークを聴いていたという意識が全然なくて、“何でフォークって言われるのかな?”ってずっと思っていたんですけど、そういえば子供の頃、家族で出かける時に父親が車でフォークミュージックを流していたんです。特に加藤登紀子さんと布施明さんはよく聴いていたので、今でも歌えます(笑)。だからルーツとしてはこの辺りかもしれません。

Information

Release

Nozomi Nobody
「We Are Always a Bit Lonely」

2016年6月15日発売

-収録曲-

01 Someday
02 White Days
03 October
04 The Silent World
05 Because It's Raining
06 Tonight
07 Tokyo Lullaby