NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST RELEASE TOUR LIVE!』インタビュー

July 13, 2016 20:00

シェア LINE

ーどういう方ですか？

あー…変わっている人です（笑）。

ーアハハ！

でも初めて「レコーディングで自分の歌ってこんなに変わるんだ！」と感じさせてくれた人です。勿論まだ私はレコーディングの経験が浅いですが、やはり兼重さんはすごい！私の歌詞を一番に理解してくれていて、どう表現すればそれがもっと伝わるか教えてくれるんです。例えば私が「花」と言った時、それをより鮮やかな「花」にするために具体的な口の動かし方を指導してくれたり。だから “YAMABIKO”も、そういうことを意識して練習する前と後では全然違いました。それに私とカワムラさんがそれぞれ違う「感性」で色々な物事を動かしていく中、「理論的」に固めてくれる人なんです。アレンジャーと言っても過言ではない。エンジニアとしてもプレイヤーに合わせるというよりは、「そうじゃない、そうじゃない！」ってガチで言ってくれるので、レコーディング中は本気で喧嘩のような言い合いにもなるんです。まるでメンバーみたい。普通のエンジニアさんとも違う…やっぱりちょっと特殊かも（笑）。勿論彼はどのアーティストにもそういうスタイルを取っているわけではなく、私のところで選んでやってくれていると思うんです。私だからこそリンクするって分かっているから、そうしてくれている。

ーそういう時、Emiさんはどうするんですか？

レコーディングでそういう空気になるのって、大体私の歌の時なんです（笑）。兼重さんとカワムラさんの頭の中にあるイメージを私が表現しきれていない時。それをどう表現させるか、それとも諦めてNakamuraに合わせて曲を変えるのかで戦う時だから、私は意見するというよりは二人の意見を聞いて、自分がどれだけの歌を出せるか葛藤しながら状況を知るという感じです。

ーでもだからこそ、どんどん良いものが仕上がるというわけですね。

そう思います。

ー今年も【Augusta Camp 2016】への出演が決定しましたね。

ありがとうございます。出演させて頂きます。

ーどうしましょう。暴れちゃいましょうか？

いやいやいや（笑）。大先輩に囲まれて、きっと異質だなと感じる人も沢山いると思います。でもそこでどの曲かの歌詞が耳に入ってもらえるライヴに出来たら良いと思っています。

ーありがとうございました！

取材・文／秋山昌未

■ Official HP
http://www.office-augusta.com/nakamuraemi/

■ 日本コロムビア特設HP
http://columbia.jp/nakamuraemi/