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NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST RELEASE TOUR LIVE!』インタビュー

July 13, 2016 20:00

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ーいいですね。そういえばあの時、”雪模様”をライヴで初めて聴いたんだけど、すごく新鮮でした。

ありがとうございます。インディーズ盤の『NIPPONNO ONNAWO UTAU vol.3』をリリースした時にはよく歌っていたんですが、真冬のことを歌った曲だしイベントでの短い持ち時間だと、なかなかセットリストに入れることがなくて。だから私たちもすごい久しぶりに演奏したんです。しかもドラムがTOMOさんになって（Tomo Kanno）、ちょっと曲の雰囲気が変わったんです。だからライヴをしていてもすごく楽しくて！

ーあの曲は珍しく地元の厚木に大雪が降った時のことを歌にしたんですよね。

そうです。まだ日産に勤めていた頃、大雪で会社も早く終わったので歩いて帰ったんですが、雪で一面が真っ白。その風景を見た時、いつもココ（身体の中心あたりを手で包み込みながら）に落とし込んでいる感情がブワァーと沸き出てきたんです。しかも久しぶりにピアノで作曲した曲ということもあり、何だかいつもと色々なものが違った曲だったので、今回私自身「ワンマンで演りたい！」って言って、セットリストに組み入れました。

ー 7月7日に、このライヴを収録したiTunes限定EP『“NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST” RELEASE TOUR LIVE!』と、ライブ会場限定販売 7inchアナログ『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST RELEASE TOUR LIVE!』赤盤、青盤がリリース。アナログはまたレーベルさん（日本コロムビア）から提案してくれたことだとか？

はい。私、アナログ盤が大好きなんです。嬉しいことに、前回『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』のアナログ盤がとても好評で。それに往年のジャズミュージシャンの方々ってよくライヴ盤を出しているじゃないですか。

ーええ。

NakamuraEmiにはそういうイメージが合っているんじゃないかということと、“使命”という曲がもっと色々な人に聴いてもらえたらという気持ちもあって、今回もアナログ盤をリリースすることになりました。でもまさかこんなに早くレコードが出せるなんて！CDじゃなくてアナログを出せるだなんて、想像していなかったので、すごく嬉しかったです。レコード世代の方々も「久しぶりにレコードを買ったよ！」と言って頂きましたし、クラブで私のレコードを回してるDJの方もすごくいるみたいで、レコードを出すことで聴いてもらえる人の幅が増えたんじゃないかと思っています。

ー今年1月20日にメジャーデビューして約半年。ここまでは長かった？それともあっという間でしたか？

あっという間でした！本当にあっという間。新入社員で新しい仕事をいっぱいして、ドキドキして失敗して（笑）。そういう繰り返しの半年で、今でもドキドキすることや悩んだりすることばかりです。

ーとはいえ、喜怒哀楽で言えば「喜」が一番多いと思うんだけど。

確かに「喜」が一番多い半年だったかもしれないです。

ーこの半年のEmiさんのブログを改めて見直していたら、キャンペーンで色々な地方へ出向いて、ラジオに出演したりライヴを行ったりという印象が強かったです。

ライヴは絶対にストップしちゃいけないというのを感じているし、ライヴをすればする程、反省点が多く出来るからこそ良くなるところが増えてきたのも確かで。だからどんなに忙しくてもライヴの本数を減らすことだけはやめようって、マネージャーやカワムラさんとずっと話しているんです。それにラジオには本当に沢山出させて頂きましたし、もっと出演出来るように頑張りたいです。

ー耳に届ける感じがしますね。

あ、いいですね。耳に届けるって。耳で聴いて沢山想像してもらっているのが嬉しいので。

ーデビュー時は、感謝や感動でずっと泣きっぱなしのEmiさんの姿が印象的で。

土偶顔になっていました（笑）。秋山さんと一番最初にお会いした時は土偶率の一番高かった時でしたよね。

ー土偶顔っていうのも笑ってしまうけど（笑）、でも確かにその頃ですね。

あんなに感動泣きしたのもこの半年が一番多いですし、やっぱり半年を振り返った時に一番記憶に残っているのは今年1月20日のデビュー当日でした。皆がお祝いをしてくれて沢山の人が会いに来てくれたのも本当に嬉しかったし、私にとっては新しい、もうひとつの誕生日。「メジャーデビューというのはこんなにすごいことなんだ。」ということを実感した半年です。

ー “YAMABIKO”もオリコンが発行する『コンフィデンス』（1/25発行）が発表した2016年1月の邦楽FMパワープレイランキングで邦楽部門で1位でしたしね。

そうなんです。ありがたいですよね。

ー “YAMABIKO”は音源を新しく録り直したこともあり、2パターンのミュージックビデオ（以下：MV）を作ったじゃないですか？あんまりないパターンだなと。

私も最初すごく戸惑いました（笑）。でも今考えると、2つのMVを作れて良かったと思います。