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【コラム】オフィス オーガスタ特集 Vol.4 前編

【コラム】オフィス オーガスタ特集 Vol.4 前編

February 12, 2016 19:00

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ポップシーンでは昨年11月から、株式会社オフィス オーガスタの新人「松室政哉」に密着してきた。担当スタッフであり、制作ディレクターを務めたのは半田悠氏。スキマスイッチや、さかいゆうなどの制作を担当してきた半田氏のディレクション術とは?自身の遍歴から、アーティストとの関わりまでを二週に分けて連載!オフィスオーガスタで初めて担当したスキマスイッチとの間に生まれた険悪な空気とは?


ー 松室政哉君の密着では色々とお世話になりました!

いえいえ、こちらこそありがとうございました!    


ー 半田さんのSNSに記載されているお仕事の内容を拝見すると、原盤制作ディレクター 兼 作家マネジメント 兼 タイアップ&キャスティングプロモーション…。

長いですよね(笑)。主な肩書きで言うと、原盤制作ディレクターになります。 作家マネジメントやタイアップ&キャスティングプロモーションというのは、ここ一、二年くらいからですね。


ー その部分は後ほど詳しく伺わせていただきますが、まず半田さんが御社へ入社したきっかけを教えて下さい。

普通に求人サイトです。掘っていくと色々な経緯があるんですが…。


ー ではそこから教えて頂きましょう(笑)。元々バンドをやっていたんですよね。

はい。中学校の時に生徒会をやっていて、文化祭で出し物をやることになり、そこで初めてバンドを組みました。


ー その時はどういう曲を?

THE BEATLESです。まだ僕の世代はバンド=不良みたいな風潮が少しあったんです。先生たちも「生徒会なのにバンドかぁ…」と、そこが懸念材料だったようで。それで「じゃあTHE BEATLESはどうですか?」って聞いたら「それならOK。」的な感じで。


ー そこからプロを目指そうとは思っていたんですか?

表舞台に立ちたいという気持ちは全くなかったですね。中学高校とバンドはやっていましたが。


ー 半田さんは普段どういう音楽を聴くんですか?

僕は完全に邦楽育ちなんです。感覚ですけど、うちの会社の人たちは邦楽をルーツにする人ってあんまりいなくて、会話にはほとんど洋楽しか出てきません。それこそTHE BEATLESとか。まぁボス(森川社長)を筆頭に(笑)。


ー そうですよね。

勿論THE BEATLESは通ってきましたが、特にスピッツが大好きで、彼らのCDはずっと買い集めていました。30代中盤の僕ら世代では、当時スピッツとMr.Childrenの二大巨頭がいて、クラスには派閥もありました。友だちはミスチル派、僕はスピッツ派で、お互いの思うことを言い合っていましたね(笑)。あとはGLAY、LUNA SEA、L’Arc-en-Cielが全盛期で。


ー あの勢いは凄かったですね。

特に高校入学後にバンドを組んで「何のカヴァーをやろうか?」という話になると、必ずビジュアル系が出てきましたから。


ー 彼らはインディーズ時代のイメージとはかなり変わり、ポップになっていましたよね。

メジャーに行くことで賛否両論あるアーティストも多いと思いますが、僕の場合、だからすんなり聴けたんだと思うんです。同じ理由で、洋楽ではBon Joviなども聴いていて。彼らはロックバンドと言われていますが、かなりポップスとしての要素も高いので耳馴染が良いというか。だからそういった音楽は、僕にとっては入り易かったのかもしれません。ただ、当時はそれで満足してしまって、洋楽を深く掘り下げようという気にはならなかったんですよね。

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ー 洋楽と邦楽ってグルーヴが違いますからね。

そうなんですよ。「なんでこんな人が音楽業界にいるんだ。」と思われるかもしれないけど、実は昔も今も好きなアーティストを聞かれるとスピッツ以外、特に答えられなくて。じゃあ他に何を聴いていたの?と言われたなら、いわゆるヒットチャートに並ぶ人たちを誰とも知らず、レンタルショップに行って「今、こういう人たちが売れているんだ。とりあえず借りてみよう。」って借りてきて、MDに録音してそれをずっと聴いている、そういう人間でした。


ー でも音楽は好きだったんですよね。

ええ。バンド活動する中でも、当時はコンピューター上で音楽を作ることがそんなに普及していなかった…と言うか、中高生の僕らにはそんなお金もなかったので、友だちの家に集まって4chのカセットMTRで音を重ねて録ったりしていたんです。僕はどちらかというと、演奏よりもその機械にすごく興味があって。その頃は制作ディレクターという職業も知らなかったので、エンジニアをやりたいと思っていました。だから高校を卒業して専門学校に行くか行かないかもすごく悩んだんです。

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