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川嶋あい、20回目の卒業サプライズ!! ~卒業生、そして変革を遂げる学校の門出に歌を贈る~

March 1, 2025 17:00

川嶋あい

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川嶋あい、20回目の卒業サプライズ!! ~卒業生、そして変革を遂げる学校の門出に歌を贈る~

シンガー・ソングライターの川嶋あいが3月1日(土)、20回目の「卒業サプライズライブ」を、東京女子学院中学校・高等学校にて実施した。同企画は、公募によって寄せられた川嶋あいへのメッセージを参考に、選ばれた1校へサプライズでライブを行うというもの。2007年から19年間継続し、今年で20回目の開催となる。

選ばれたのは、東京女子学院中学校・高等学校。創立90年目となる2025年4月から「英明フロンティア中学校高等学校」に校名を変え、それに併せて、25年度から高校で男女共学化を実施する。高校2年生の生徒会長が、学校の節目に何か特別なことをしたいと考えていたところで公募を見つけた。

「三送会」と呼ばれる三年生を送る会でのサプライズ。卒業式は収容人数が限られるため、在校生が高校3年生に会える最後の機会となる。応募した生徒会長は、「生徒全員がワクワクできる企画があればいいと思っていたところ、この企画にたどり着きました。様々な変化があるので、東京女子学院として最後の三送会は、節目になるはずです。卒業生に楽しんでもらうのはもちろん、企画している生徒会メンバー含め、全校生徒が心から楽しめる三送会にしたいと思っています。」と意気込みを語っていた。

生徒会を担当する先生は、学校が変わることに悲しさもあったと語り、「マイナスの気持ちからスタートしましたが、生徒たちがポジティブに捉えて受け入れようとする姿を見て安心しました。」と、生徒の成長を見守っていた。

卒業式当日。生徒会主導の三送会。工夫を凝らしたクイズ企画に、会場が笑いに包まれた。その雰囲気から一変、卒業生の思い出ムービーが流れ終わると、川嶋の代表曲『旅立ちの日に・・・』が流れ、しんみりとした空気が漂う。映像が終わり、生徒たちが解散の指示を待つ中、生徒会長がマイクを手に取った。「学校にとっても節目となる今年の三送会、実はサプライズがあります!」その言葉と同時にステージの幕が開き、学校の挨拶である「ごきげんよう」と川嶋が登場。大きな歓声と拍手が起こり、この日一番の盛り上がりをみせた。川嶋は生徒会メンバーの熱い思いを胸に、中学生の時に作詞作曲した『旅立ちの日に・・・』を歌唱。彼らの前向きな未来に、エールを送った。

卒業生、そして新たな校名のもとで新しい一歩を踏み出す全生徒に向けて、川嶋はあたたかいメッセージを送った。「春からの新しい環境に、不安や勇気が必要な場面もあるかもしれません。でも、一人で悩みすぎず、周りの人を頼りながら前に進んでいってほしい」と、優しく語りかけた。

サプライズを企画した生徒会長は「今まで企画者としてこういった経験をすることはなかったので、今回こうして初めてみんなを楽しませようと動くことがすごく嬉しかったし、新鮮でした。高校生のうちにこんな素敵な経験ができたことは、これからの人生の糧になると思います。」と、笑顔で語った。また、新体制で次の学年を迎えるという学生は「新たな体制になることで、楽しいだけじゃなくて、周りのことも考えながら生活できる学校を作っていきたい。」と語り、学校が変わることに期待を膨らませていた。

20回目の卒業サプライズを終えた川嶋は、「もう20回目ということに驚いています。本当にあっという間でした。全国の卒業生の皆さんと、この大切で特別な瞬間を共有できることに心から感謝しています。これからも自分のライブとは別に、春の旅立ちの瞬間に立ち会い、皆さんの思い出の1ページを作るお手伝いができたら。」と語った。変化に不安や戸惑いはつきものだが、生徒たちの表情は明るい。卒業生だけでなく、学校全体の門出を祝したサプライズとなった。


■ 川嶋あい オフィシャルサイト
https://kawashimaai.com/