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上原ひろみ、関係者向けコンベンションで新作『SPARK』に対する想いを披露

December 18, 2015 12:00

上原ひろみ

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上原ひろみ、関係者向けコンベンションで新作『SPARK』に対する想いを披露

世界規模での活躍を続けるジャズ・ピアニスト上原ひろみ。アンソニー・ジャクソン(contrabass guitar)とサイモン・フィリップス(drums)とのザ・トリオ・プロジェクトによる最新アルバム『SPARK』が2016年2月3日に発売されるのに先がけ、昨日(12/17)東京・南青山のブルーノート東京にて関係者向けコンベンションを開催、アルバムから新曲を披露し、更にアルバムに対する想いなどを語った。

14時30分からスタートしたコンベンションで、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトは新作『SPARK』の中から、タイトル曲「SPARK」と「オールズ・ウェル」の2曲を演奏。上原のエネルギッシュでスケール感あふれるピアノに、アンソニー・ジャクソンの6弦ベースから紡ぎだされる重厚で存在感のあるグルーヴ、さらに、サイモン・フィリップスのどんな複雑なリズムも緻密で正確、かつパワフルに表現するドラミングが加わり、ジャズというカテゴリーを軽々と超えた圧巻のパフォーマンスで新曲を披露した。

そして、演奏後のトークコーナーでは、上原が『SPARK』に込めた思いを披露。上原は今作に関し「小説や映画や舞台のように、作品を通してひとつの物語を紡ぎたかった。人が何かに「SPARK」して(心を突き動かされて)、そこから生まれる物語をアルバムで表現した」と語り、さらに「ザ・トリオ・プロジェクトのアンソニーとサイモンは、自分を“SPARK”させてくれる存在。3人とも同じくらい音楽に強い情熱を持っていて、年齢に関係なく今でも一緒に成長を続けている。今回、自信を持っておすすめできる最高の作品が出来たので、ぜひ多くの人に聴いてほしいです」と語り、今作に対する自信をみせていた。

トークのあと、上原は同じく新作からピアノの独奏で「ウェイク・アップ・アンド・ドリーム」を披露。コンベンションの最後を感動的に締めくくった。

今作『SPARK』は上原ひろみにとって通算10枚目のリーダー作にして、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト名義では4枚目となるアルバム。ワールドツアーの合間の今年10月にコネチカットで録音された本作は、前2作同様、全て収録曲は上原のオリジナル曲。世界最高のプレイヤー3人が生み出すエネルギーがぎっしりと詰まったドラマティックな内容で、紛れもない彼らの最高傑作となっている。

アルバム『SPARK』は通常盤、高音質のプラチナSHM盤、さらにDVD付き初回限定盤の3形態で発売。初回限定盤のDVDには、タイトル曲「SPARK」のスタジオ・ライヴ映像に加え、2014年12月の東京国際フォーラム ホールAでのライヴ映像2曲が収録される。

撮影:佐藤拓央


■ 上原ひろみ公式サイト
http://www.hiromiuehara.com

■ ユニバーサルミュージック上原ひろみサイト
http://www.universal-music.co.jp/hiromi-uehara

Release

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
「SPARK」

2016年2月3日発売

-収録曲-

1. SPARK
2. イン・ア・トランス
3. テイク・ミー・アウェイ
4. ワンダーランド
5. インダルジェンス
6. ジレンマ
7. ホワット・ウィル・ビー、ウィル・ビー
8. ウェイク・アップ・アンド・ドリーム
9. オールズ・ウェル

□ パーソネル
上原ひろみ:piano, keyboard
アンソニー・ジャクソン:contrabass guitar
サイモン・フィリップス:drums
プロデュース:上原ひろみ&マイケル・ビショップ

SPARK

初回限定盤(SHM-CD+DVD)

UCCO-9998 / ¥3,300+税

SPARK

通常盤(SHM-CD)

UCCO-1167 / ¥2,600+税

SPARK

プラチナSHM盤

UCCO-40008 / ¥3,300+税