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コブクロ、思い出の地で24年ぶりに1夜限りの"超プレミアムLIVE"を開催!

April 28, 2024 17:00

コブクロ

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コブクロ、思い出の地で24年ぶりに1夜限りの"超プレミアムLIVE"を開催!

4月27日、コブクロが1夜限りの“超プレミアムLIVE”を自身のホームタウン・大阪で開催した。同公演は昨年9月に結成25周年を迎えた彼らが、この大切な節目をファンと祝うべく3月にリリースしたベスト盤「ALL SEASONS BEST」の特別企画で、その舞台となったのは今年10月に閉店となる大阪市内のライブハウス・umeda TRAD。

実は2000年3月4日に2人が初ワンマンライブを行ったのがこの会場で、当時はバナナホールという名称だった。そんな思い入れの深い場所に500人を抽選で招待し、約2時間のステージを披露した。

注目のセットリストは2000年3月4日発表のインディーズアルバム「Root of my mind」に収録された曲をはじめ、大部分が懐かしく、序盤は2人のみでアップテンポな3曲を続けていっきに会場を温めた。若さを感じる青いリリックやスピード感で、途切れることのないクラップに加え、シンガロングやコール&レスポンスを引き出し、なかでも路上ライブ時代を思い出させる「ストリートのテーマ」では、2000年ごろを歌った小渕のアドリブが炸裂。2人も観客もリラックスしてフロアには笑顔があふれた。

またこのあとはバンドを迎え、コブクロ結成のきっかけとなった「桜」で会場を感動で包み込めば、時を経ても変わらぬ美しいハーモニーと旋律に人々は心酔。加えて路上ライブ時代の心象風景を浮かばせる「Flag」では黒田の染み入る歌声に、思わず動きを止めて2人の歴史に思いを馳せた。名曲の持つパワーにだれもが圧倒されたはずだ。

そしてゴールに向けては、華やかなスカバージョンの「Moon Light Party!!」などで上昇気流を。おなじみの”Hey!“のコール、さらにウェーブも起こして一体感抜群。一方小渕がボーカルで圧をかけるロックでは、2本のギターが絡んでうなる見せ場も。そんななか最終にチョイスされたのは未収録の新曲「RAISE THE ANCHOR」で、アンセミックかつ壮大なナンバーにたくさんの拳がアップ&ダウン。エネルギーに満ちてついにライブは終了……となる予定だったが、“超プレミアムLIVE”はひと味違い、“さっき機材トラブルがあったんで、悔いのないように”(黒田)と、もう一度「Flag」という急きょの展開に。再びのエモーショナルな響きにまたも心を奪われて今度こそ終幕となった。

ちなみに最後の「Flag」以外にも、今回は“プレミアム”な場面が多数。まず登場は後方の出入口からされたほか、立ち去る前にはコブクロをずっと支え続ける所属事務所の坂田美之助会長を呼び、全員で古希のお祝いをするシーンも。また軽快なMCはいつも以上で、黒田が若き日にしでかした絶体絶命の大遅刻や、前日のツーリングで危うく遭難しそうになったエピソードで笑い声と悲鳴を上げさせれば、小渕は胸を打つ「Flag」の誕生秘話を明かしたり、ショップ店員と繰り広げた身バレに関する攻防戦をコント風に語ったり。

至近距離で聞く絶品トークは計約40分にもおよび、ファンのコブクロ愛を一層深くしたに違いない。そして今回の見ごたえと聴きごたえに、8月から始まる「KOBUKURO 25TH ANNIVERSARY TOUR 2024 "QUARTER CENTURY"」への期待もおのずと高まったことだろう。

(セットリスト)
M1.Bye Bye Oh! Dear My Lover
M2.轍-わだち
M3.ストリートのテーマ
M4.LOVE
M5.桜
M6.Flag
M7.Moon Light Party!!
M8.神風
M9.RAISE THE ANCHOR


■ コブクロ オフィシャルサイト
http://kobukuro.com/

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