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Augusta Camp 2026、デビュー20周年の秦 基博・長澤知之を出演アーティストたちが祝福!

August 17, 2026 17:00

オフィスオーガスタ

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Augusta Camp 2026、デビュー20周年の秦 基博・長澤知之を出演アーティストたちが祝福!

オフィスオーガスタに所属する個性的なアーティストが一堂に会する年に一度の真夏の祭典「Augusta Camp」が今年も開催された。今年は、秦 基博と長澤知之のデビュー20周年のアニバーサリーということで、タイトルも「Augusta Camp 2026 〜HATA MOTOHIRO & NAGASAWA TOMOYUKI 20th Anniversary〜」と題して、昨年に続き横浜みなとみらいにあるぴあアリーナMMで行われた。

今年の主役、秦 基博と長澤知之を先頭に出演アーティストがずらりと勢揃いすると、秦 基博が書き下ろした福耳の「Swing Swing Sing」ノリのいいリズムが会場を沸かせる。

トップバッターはあらきゆうこ。セッションドラマーとして数多くのアーティストから絶大な信頼を受ける彼女は自身の楽曲「Fate」を杏子、長澤知之とともにパフォーマンス。ローファイでスペーシーなサウンドが会場を異空間へと誘う。あらきが着用しているのは、10年前にサポートドラムをつとめた横浜スタジアムでの秦 基博10周年ライブ時の“HATA 10”ベースボールシャツ。しっかりと2人への愛を示したステージだった。

サングラスに柄プリントの開襟シャツ、ブルーのセットアップという80’s的な出立で登場したのは松室政哉。秦 基博楽曲のなかでも異色なファンキーでアーバンなディスコポップ調のナンバー「Trick me」を大東まみとともに披露した。「10代の頃に親が運転してる車で流れてきた秦さんの歌声に衝撃を受け、10代の頃に大阪のライブハウスに観に行った長澤さんのライブに衝撃を受け、そういうお二人の20周年をお祝いできるというのは本当に光栄なことだと思っています」続いて7月15日にリリースしたEP「これっきりのLove you」の同名リード曲、そして最後にパフォーマンスした「愛だけは間違いないからね」では、曲間に「MOTOHIRO、We love you」「TOMOYUKI、We love you」というコール&レスポンスで大いに盛り上げた。

昨年の「Augusta Camp」ではオープニングアクトとして出演していた大東まみが今年はいよいよ本編へ参戦。思い返せば、秦 基博も長澤知之も彼女と同じようにオープニングアクトとして大舞台を踏んでいる。こうした連綿と続くアーティストの系譜が感じられるのも「Augusta Camp」の魅力だ。1曲目は、昨年のオープニングアクトで披露した「リフレイン」、そして2曲目では敬愛する長澤知之をステージに呼び込んで彼の「誰より愛を込めて」をコラボレーションした。抜群に相性の良い2人のハーモニーが会場を包むと、ラストは10月7日にリリースするメジャーデビュー曲「交差点」を弾き語りでパフォーマンスした。伸びやかな透明感とパンチがありつつ、その底の方に独特の翳りが感じられる彼女の歌声の説得力はオーディエンスに深い印象を与えるものだった。

「お昼寝にちょうどいいですよ」とゆるっと始まったのは岡本定義のステージ。ギターだけでも自己主張強めに、というフライングV1本での弾き語りは、秦のカバー「アイ」で幕を開け、「八月の夢」「日蝕」と続いていく。常に何かと何かのあわいをふらつくようなサウンドは、まるで白日夢のような心地よさに満ちていた。

エレキギターの音色の調整をしながら、「なんか段取りと違うな」と独り言をつぶやく山崎まさよし。突然「おい! 誰もおらんやないかい!」と突っ込むと「すみません!」と慌てながらバンドメンバーの面々がステージに現れた。まるでリハスタのような雰囲気から始まった「Let’s form a R&R band」は一言で言って最高。その前のコント風味のやり取りも含めて“バンド”というものの本質を体現しているかのようだった。「花火」のパフォーマンスのあとステージに呼び込んだのは長澤知之。山崎と長澤が初めて会ったときの思い出を語る。「あれから20年経ったってこと? 秦もそうなんですけど、おっちゃんは頼もしいです」2人で一緒に演奏したのは「Flowers」。先輩後輩、お互いのリスペクトが感じられるステージだった。

ここからはブレイクを挟んでコラボパートへ。まずは秦 基博とさかいゆうで「ピエロチック」を披露。その前に「一回やってみたかった」という、「Say Ho〜!」のラッパーチックなコール&レスポンスをドラムのビートに乗せて秦がやると、さかいのグルーヴィーなピアノが炸裂する。続いてのコラボレーションは、長澤知之とハラダ合唱団による「きざし」。ハラダ合唱団とは、MBSのバラエティ番組『あれみた?』で誕生した合唱ユニットで、団長のビスケットブラザーズ・原田泰雅、紅しょうが・熊元プロレス、OCTPATH・古瀬直輝、幸音の4人が参加。彼らのために長澤が書き下ろしたのが「きざし」だ。長澤から合唱団の面々が呼び込まれると会場は大きな拍手に包まれた。いい意味でお笑いなしで真剣に合唱する姿が感動を呼んだ。さらに福耳がステージに集結し、ハラダ合唱団とともに長澤楽曲「ムー」を披露。全員でUFOを呼ぶというカオスが発生して、コラボの締めは秦と長澤の2人で「CHERISH」。長澤が秦に声をかけて共作が実現した正真正銘の同期コラボ楽曲だ。巨大バルーンがオーディエンスの頭上で弾み、華やかにコラボパートは幕を閉じた。

今年リリース25周年を迎えたインディーズアルバムから「コトノハ」で第3部の幕を開けた元ちとせは「さっき呼んでもらったUFOから降りてきました」と言って会場を笑わせると、2人の20周年を祝して、「朝陽」(長澤楽曲)と「SEA」(秦楽曲)をちとせ流アレンジのメドレーにしてパフォーマンスした。音楽で示す2人へのリスペクトが今年の「Augusta Camp」を彩っていく。最後は、「時代は変る」。ボブ・ディランの「The Times They Are a-Changin'」に、フォークシンガーの高石ともやが日本語詞を乗せたもののカバーだ。「今日は8月15日、終戦の日です。こうして皆さんにお会いできることは平和であるからこそ」反戦の意思とともに歌い継がれていく歌があり、それを享受できる世の中であることが何よりのメッセージとして響いた。

オフィスオーガスタ最年少のルイは、秦 基博の「サイダー」をカバー。「僕は今、25歳なんですけど、20年という長い時間キャリアを積み重ねられたお二人とこうして同じステージに立って音楽を一緒にできることが特別だなって思います」カバーのあとは「サンダー止まらない」「ラブ・アメーバ」の2曲を披露。抜群のポップセンスを見せつけたエネルギッシュなステージだった。

疾走感のあるロックナンバー「Welcome to the Nightmare」で颯爽とステージに登場し、「The 満点!富士」で富士山が描かれたハッピをバンドメンバーも含めて全員で着込み会場を巻き込んだパフォーマンスで盛り上げたのは杏子。ハッピ姿からステージ上で早着替えを行って全身スミレ色に変身。アフロのウィッグで次にやる曲がピンときたオーディエンスも多かったようだ。もちろんカバーしたのは秦の「スミレ」。途中で同じウィッグをつけた元ちとせと松室政哉、そしてなんと秦本人がウサギの着ぐるみで登場して盛り上げた。ラストは「誰がために」。これは、アニメ『サイボーグ009 ネメシス』の主題歌として、オリジナルのアニメ『サイボーグ009』の主題歌だった「誰がために」を大胆にリアレンジしたものだ。また、アニメつながりということでオフィスオーガスタに所属していた、『ルパン三世』のテーマ曲などの作曲で知られる大野雄二に杏子が感謝を示した場面も印象深かった。

さかいゆうはルーパーを駆使しながら鍵盤の弾き語りで3曲をパフォーマンスした。「薔薇とローズ」では曲間にルーパーでコーラスを多重録音のように重ね、「ストーリー」の後半には「お二人に感謝の気持ちを込めて」と言って、「ストーリー」の伴奏のなかに秦 基博の「鱗(うろこ)」と長澤知之の「蜘蛛の糸」をマッシュアップしてみせた。彼にしかできない技巧と魂に満ちたプレイがオーディエンスを魅了した。

「20周年どんな気持ちっていうのは聞いてないんですけど、自分たちの経験からすると楽しいことだけじゃなかっただろうし、辛いこともあっただろうけど、作品を作り続け、歌い続けてたら20年に到達したんじゃないかなと勝手に想像しています」という愛ある言葉から始まったのはスキマスイッチ。その言葉に続いて、2人からリクエストを聞いて長澤楽曲「世界は変わる」と秦楽曲「水彩の月」をカバー。2曲ともスキマスイッチの世界にしてしまえるのが何よりの2人の楽曲へのリスペクトだ。最後は「Ah Yeah!!」「全力少年」できっちりと盛り上げた。

長澤知之のスペシャルステージは「蜘蛛の糸」から始まった。大東まみが自身のステージで長澤のことを評してこう言っていたのが印象に残っている。「いったい何を食べて、どんな生活をすればあんなすごい歌詞や曲が書けるんだろう」改めて、彼が20年で生み続けてきた曲の天才ぶりに感嘆させられた。8月5日に発売されたデビュー20周年記念アンソロジーアルバム『Archives #2』に収録された新曲「宿る」、そして「P.S.S.O.S.」でも圧巻の曲世界とパフォーマンスを披露した。「皆さんのアクトにずっと感動しっぱなしでした」最後はデビュー曲「僕らの輝き」。最高の恩返しとなる35分のステージだった。

本編最後は秦 基博のスペシャルステージ。「鱗(うろこ)」の圧倒的な歌唱が会場を駆け巡ると、次の「トレモロ降る夜」ではジャジーなテイストも織り交ぜながら独特の詩世界で物語を紡いでいく。秦 基博というアーティストの引き出しの多さを見せつけられつつ、それを可能にしているのはやはり彼の声そのものの魅力だ。「皆さんの解釈で自分の曲を歌ってくださって、すげえいい曲だなって(笑)。そういうことを教えていただける素晴らしいパフォーマンスでした。ありがとうございます」「キミ、メグル、ボク」の最後には会場に無数の羽が舞い、そこには11月4日にリリースされることが決まったトリビュートアルバム『秦 基博を歌う -Hata Motohiro Tribute-』のサプライズ告知が記されていた。最後の曲「ひまわりの約束」では、福耳を呼び込んで、全員でパフォーマンスして大団円を迎えた。

アンコールはもちろん福耳で、長澤知之が書き下ろした「ブライト」、ラストは「星のかけらを探しに行こうAgain」で今年の「Augusta Camp」はフィナーレを迎えた。秦 基博と長澤知之、オーガスタが誇る2人の天才が生み出した音楽を通じて、それぞれのアーティストの個性と音楽を楽しめることの素晴らしさを噛み締められた1日だった。

Text:谷岡正浩
Photo:福政良治


■ Augusta Camp 2026 SETLIST
M1「Swing Swing Sing」福耳
M2「Fate」あらきゆうこ with 杏子・長澤知之
M3「Trick me」(オリジナル:秦 基博)松室政哉 with 大東まみ
M4「これっきりのLove you」松室政哉
M5「愛なんて」松室政哉
M6「愛だけは間違いないからね」松室政哉
M7「リフレイン」 大東まみ
M8「誰より愛を込めて」(オリジナル:長澤知之)大東まみ with 長澤知之
M9「交差点」(新曲)大東まみ
M10「アイ」(オリジナル:秦 基博)岡本定義
M11「八月の夢」岡本定義
M12「日蝕」岡本定義
M13「Let's form a R&R band」山崎まさよし
M14「花火」山崎まさよし
M15「Flowers」山崎まさよし with 長澤知之
M16「ピエロチック」さかいゆう&秦 基博
M17「きざし」長澤知之 with ハラダ合唱団
M18「ムー」長澤知之 with ハラダ合唱団・福耳
M19「CHERISH」長澤知之&秦 基博
M20「コトノハ」元ちとせ
M21「朝陽」(オリジナル:長澤知之)〜「SEA」(オリジナル:秦 基博)メドレー 元ちとせ
M22「時代は変る」(オリジナル:ボブ・ディラン) 元ちとせ
M23「サイダー」(オリジナル:秦 基博)ルイ
M24「サンダー止まらない」ルイ
M25「ラブ・アメーバ」ルイ
M26「Welcome to the Nightmare」杏子
M27「The 満点!富士」杏子
M28「スミレ」(オリジナル:秦 基博)杏子 with 元ちとせ・秦 基博・松室政哉
M29「誰がために」(オリジナル:成田賢)杏子
M30「薔薇とローズ」さかいゆう
M31 「Present」(新曲)さかいゆう
M32「ストーリー」 さかいゆう
M33「世界は変わる」(オリジナル:長澤知之)スキマスイッチ
M34「水彩の月」(オリジナル:秦 基博)スキマスイッチ
M35「Ah Yeah!!」スキマスイッチ
M36 「全力少年」スキマスイッチ
M37「蜘蛛の糸」長澤知之
M38「恋だったのさ」長澤知之
M39「ライラ」長澤知之
M40「宿る」長澤知之
M41「P.S.S.O.S.」長澤知之
M42「僕らの輝き」長澤知之
M43「鱗(うろこ)」秦 基博
M44「トレモロ降る夜」秦 基博
M45 「泣き笑いのエピソード」秦 基博
M46「シンクロ」秦 基博
M47「キミ、メグル、ボク」秦 基博
M48「ひまわりの約束」秦 基博 with 福耳
Encore
M49 「ブライト」福耳
M50「星のかけらを探しに行こう Again」福耳


『Augusta Camp 2026 〜HATA MOTOHIRO & NAGASAWA TOMOYUKI 20th Anniversary〜』

日時:2026年8月15日(土) OPEN 12:00 / START 14:00
会場:ぴあアリーナMM
出演:秦 基博、長澤知之、杏子、山崎まさよし、岡本定義(COIL)、あらきゆうこ、元ちとせ、スキマスイッチ、さかいゆう、松室政哉、ルイ、大東まみ

サポートミュージシャン:
☆Augusta Camp 2026 Nice Band
Guitar:外園一馬、Bass:須藤俊明、Keyboards:山本健太、 Percussion:松本智也、Drums:吉田佳史
☆長澤知之 Band
Guitar:松江潤、Bass:須藤俊明、Keyboards:山本健太、 Drums:吉田佳史
☆秦 基博 Band
Guitar:設楽博臣、Bass:須藤 優、Keyboards:トオミ ヨウ、Drums:伊吹文裕