Sissy 原 理史『Live goes on』インタビュー

今年5月から8ヶ月連続でシングルをリリースしている4ピースバンドSissy。今回はリーダーの原 理史に、8月20日にリリースした4作目の『Live goes on』とプロデューサーのスキマスイッチ 常田真太郎氏について、原の地元で開催されるツアーファイナルへの想い、メンバーのことやリアルな悩み、プライベートなことまで様々なことをインタビューした。


ー 8月20日（土）静岡県・三島市民文化会館ゆうゆうホールを皮切りに全国ツアーがスタートしましたが、順調ですか？

はい！台風の影響で天気も悪い中、ライヴでは雨も少なくて、恵まれているなと思いながらツアーを回らせて頂いています。


ー ツアーという意味ではファンの皆さんも、待ちに待ったという感じなのでは？

そうですね。本当は4月にリリースしたアルバムのツアーを組もうと思っていたんですが、例の機材車盗難で出来なくなって…。


ー そうでしたね。

だからツアーとしては約一年ぶり。メンバーも気合いが入っているし、楽しんでいます。


ー 今回のツアー【Sissy 8th anniversary tour！～みなさんのおかげです～】は、8周年のアニバーサリーライヴというだけでなく、クラウドファンディングで皆さんから頂いた大きな力も感謝という形でタイトルになっていますね。


本当に皆様には感謝しています。ツアーでは、クラウドファンディングでご協力頂いた方の中から限定でバックステージパスを出していて、終演後の挨拶を含めリハーサルからずっと観ていただいているんですよ。でもそういう経験は初めてで。


ー いかがでしたか？

やっぱり恥ずかしいですね、中まですべて観られているって（笑）。しかもワンマンワイヴなので流れを通して全曲演奏するから、そこですべて内容が分かってしまう！


ー そうだ！

当然SNSでのつぶやきもNG（笑）。でもとても喜んでもらえました。こういう風に普段見られない部分を見てもらうことも、たまには良いですね。


ー プレミアムですからね。

勿論オフィシャルサイトでCDは購入出来ますが、こういう活動やツアー以外のライヴを通じて、リアルタイムで届けられなかったCDも僕らから直接皆さんに届けていきたいと思っています。


ー Twitterで「#みなさんのおかげです」と記載された感想や応援メッセージに対し、原さんがライブ後、お礼のリプライをするという企画をされていますが、皆さんからの応援メッセージも続々来ているようですね。

以前はライヴ後に握手会をしたこともあったのですが、今はしていないのでなかなかリアルタイムで感想を聞くことがなくて。 だからネットを通してではありますが、直に皆さんの声を聞けるというのは嬉しいです。


ー 8月20日に『Live goes on』が発売されましたが、8ヶ月連続リリースもちょうど半分。5月からを振り返るといかがですか？

その時思ったことを音楽にしていきたいという想いがあるので、今回の企画ではストック曲を出していないんです。例えば5月リリースであれば、3月頃からレコーディングをしていたし。歌詞であれば松田が今、感じている想いやメンバーがそれぞれの楽器で今やってみたいことが詰まっているので、まさにリアルタイムで作り上げてきました。ライヴをして、「今こういうタイプの曲が少ないよね、作りたいよね。」となったら2ヶ月後くらいには実現出来るので、そのフットワークの軽さは大きいと思います。普通はCDを作るとなるとタイムラグがあるし、ストック曲をリアレンジして出すこともある。でも今回は最新の曲を届けていけているので、こちらとしても「聴けよ！」という力強い気持ちで演奏が出来ています。


ー「Live goes on」はまさにライヴで聴きたい曲です！

ありがとうございます。ちょうどメンバーとも「ライヴで乗れる曲が欲しいね」という話をしていたんです。初めてSissyのライヴを観てくださる人たちも一度で巻き込めるような曲になったと思います。


ー 疾走感があるのに爽やか。あのバランスが実に絶妙ですよね。

ロックまではいかないけれど、オシャレなテイストも入っている。多分自分たちだけで制作していたら、もっとロック寄りになったと思うんです。そこにプロデューサーの常田さんが入ってくださったことで、良い意味でスキマスイッチっぽい要素がプラスされている気がします。だから「このフレーズは常田さんからアドバイスを受けたのかな？」と思う人もいるかもしれませんね（笑）。