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スキマスイッチ・インタビュー Part 1「スキマスイッチTOUR 2017"re:Action"& S.S vs S.S」編

スキマスイッチ・インタビュー Part 1「スキマスイッチTOUR 2017"re:Action"& S.S vs S.S」編

September 6, 2017 19:00

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ー フラワーカンパニーズさんは、5月17日@高知県立県民文化ホール オレンジホールと、5月30日@東京・中野サンプラザで対バン。中野サンプラザ公演は観させていただきました。フラワーカンパニーズさんは先輩ですが同郷ということもあり、楽屋での休憩時間やリハ含めてこの二公演はお二人のテンションもちょっと違ったのでは?

大橋:やはりそういう部分はありましたね。フラカンさんは本当に優しくて、気軽に声を掛けてくれたり接してくれたりするのでありがたかったです。学園祭でバンドをやっている先輩みたいなイメージもあったりして。でも近くで話したりステージを観たりすると本当に良いバンドだなということが分かります。


ー あそこまで出音やアプローチがシンプルなのにも関わらず、気持ちが引っ張られるってすごい力ですよね。

常田:フラワーカンパニーズって、いつも覚悟を感じますね。「俺たちこれしかないから」という究極の状態を。MCではすごい自虐ネタ(笑)を言ったり謙遜してみたりするけど、ひとたび音を出すと、とんでもないパワーですからね。僕ら、追いつくのかな?って愕然とすることもあるし、心のどこかで追いつけないかもしれないと思うこともちょっとあるくらい凄い。彼らは意識していないかもしれないけれど、同じステージに立たせてもらうとオンとオフの切り替えや覚悟を余計にひしひしと感じます。でも会うたびに「最近お前らどうしとるの?」って思いっきり名古屋弁で話しかけてくれますけど(笑)。

大橋:リハ中もバリバリ名古屋弁が飛び交ってるしね(笑)。    

常田:特に(グレート)マエカワさんはそうだね(笑)。

大橋:ネイティブだから(笑)。


ー ネイティブって!(笑)

常田:マエカワさんが「俺も東京に染まっとるけどぉ〜」って言うから「全然染まってませんよ!」って突っ込んじゃう(笑)。まあ変える気はないみたいだし、中日の勝敗をいつも気にしているし。


ー 名古屋愛が溢れていますね。

常田:そういうのってやはり嬉しくなりますよね。卓弥が言った「学園祭の先輩」ではないですが、地元の先輩に会えた感じがするのが嬉しくて「マエカワさん、聞いてくださいよー!」って、ついつい話をしたくなっちゃう。ステージではこっちも気合入れて臨まないと気持ちが持っていかれるという緊張感はありますけど、プライベートな空間では本当に和やかな雰囲気を作ってくれます。あと個人的には(鈴木)圭介さんと卓弥のハモリがすごく好きなんです。驚くほど声が合うんですよね。だから今回同じステージで聴くことが出来たのは嬉しかったです。


ー 確かに!お二人の声を別々に聴いた時は、正直そこまで合うか意識しなかったですが。

常田:そうなんです。声質こそ違いますが、倍音の感じというかゆらぎが同じなのかな。

大橋:それは嬉しいね。


ー 5月23日@大阪府 オリックス劇場と 6月29日@北海道ニトリ文化ホールでのKANさんとの共演も気になりました。“ムーンライトで行こう”の演出がすごくて、どれだけ時間とお金をかけているのだとファンの間でも密かに呟かれているようで(笑)。

大橋:(笑)。

常田:当初は時間だけだったんだけど、結果お金もかかりましたね。

大橋:かかったね。びっくりした!(笑)


ー そういうアイデアはKANさんが?

常田:いえ、みんなで決めました。そのための打ち合わせ日も設けて頂きましたし。まあ打ち合わせの提案はKANさんからでしたが(笑)。「ちゃんとこれは話し合わなきゃいけない!」って。


ー KANさんらしい!

常田:でも“ムーンライトで行こう”は特に必死でしたね(笑)。鍵盤を6台、ギターを4本、一列に並べて各々移動していくんです。曲自体が電車をイメージしているので、電車さながらに移動していき、背後に駅名が書いてあるボードを出して。多分それがちゃんと印刷しているからお金かかってると思うんですけどね(笑)。 それを7つ置いて駅通りに動いて行く。


ー それこそ、スキマスイッチさん単独のライヴでそういう演出は、なかなかないですよね。

常田:やはりKANさんがそういうこと好きなんでしょうね。というか、KANさんと演るとそうなっちゃう(笑)。


ー 6月8日(木) @ビルボードライブ大阪と6月14(水)@ビルボードライブ東京にてBENNY SINGSさんと対バンされましたが、唯一の外国人アーティスト。尚且つビルボードというステージはツアー内でも違う雰囲気があったのでは?

大橋:そうですね。スキマスイッチ名義のライヴでビルボードは演ったことがなかったので、 やっぱりいつもと違いましたね。ライヴハウスやアリーナ、ホールなど色々な会場でライヴすることはあるけど、それぞれ違うスタイルのスキマスイッチを観せられたら面白いだろうなと思っていて、そういう中でもビルボードはまた新しいステージになったんじゃないかな。今回のツアー、BENNY SINGSに関しては、単純に距離が遠いのでスケジュールだけではなく色々な部分で対バンは難しいと思っていました。とはいえ自分たちの中でも、全員と対バンをして完成という気持ちがあったので諦めてはいなかったんです。彼もよく来日公演をしていたのでタイミングを合わせて実現出来ました。それとお客さんも、ビルボードでのスキマスイッチがどんな感じになるかわからなかったでしょうし、僕らもビルボードらしさを出せたらと思ってライヴに挑んだので、もう一度やってみたいですね。


ー 次は是非観てみたいです!ビルボードなので、確か二部構成でしたよね。

大橋:そうです。だから誘惑もありました(笑)。


ー 誘惑?

常田:一部と二部の間が一時間半あるので、そこが勝負なんですよ(笑)。(ご飯を食べたりお酒を呑むゼスチャーをしながら)「行く?いかないの?」って。

大橋:「ちょっといく」って(笑)。


ー ああ(笑)。

大橋:お酒も食べ物もいっぱいありますし(笑)。

常田:一時間半っていうのがまたちょうど良いんだよね。

大橋:そうそう。


ー 普段、ライヴ前って食事は?

大橋:(常田を見ながら)僕はそんなに食べないですけど(笑)。

常田:いや、僕もそんなには。でもライヴ中にお腹減っちゃうの嫌なので、腹三分くらいは入れておきます。ただ減っていると思えば、スタート15分前くらいに食べる時もありますけど。

大橋:スタート5分前に味噌汁飲んでた時、あったでしょ(笑)。

常田:あったね(笑)。

大橋:ステージで味噌汁のにおいしてたら嫌じゃない?まあ僕はヴォーカリストだから尚更かもしれないけど。

常田:幸せな気分でしたよ(笑)。

  リリース情報

スキマスイッチ
「ミスターカイト / リチェルカ」

2017年9月13日発売

ミスターカイト / リチェルカ

初回限定盤(スリーブケース仕様):CD+DVD

UMCA-59054 / 1,800円(税別)

ミスターカイト / リチェルカ

通常盤

UMCA-50054 / 1,200円(税別)

  インフォメーション

Augusta Camp 2017

2017年9月23日(土)
開場12:00 / 開演14:00 終演19:30(予定)
会場:富士急ハイランドコニファーフォレスト

チケット:全席指定\7,560(税込)

出演:杏子  山崎まさよし  岡本定義(COIL) あらきゆうこ 元ちとせ スキマスイッチ 長澤知之 秦 基博 さかいゆう 浜端ヨウヘイ 竹原ピストル 松室政哉 村上紗由里

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