NakamuraEmi『Don't』（5月24日リリース）インタビュー

May 24, 2017 12:00

ー Emiさん自身は、そういうことってありますか？”もうやめなきゃ”と思いつつ、つい…みたいな。

映画鑑賞ですね。今、携帯で映画が観れたりするじゃないですか。定額で。


ー ええ。

それを観出すと止まらくて（笑）。


ー 最近観た中で面白かったのは？

大泉洋さん主演の『駆込み女と駆出し男』。二年くらい前の作品なんですが面白かったです。だからこういうのを観出しちゃうと、次々と止まらなくなっちゃうので気をつけなくっちゃって。「これを観たら今日は終わり！」って自分に言い聞かせながら（笑）。


ー サウンド面で言うと、フロウとサウンドの緩急が絶妙ですよね。

そう言ってもらえると嬉しいです！今回エンディングテーマが 前田憲男さん作曲、高田純次さん歌の”ドーン！やられちゃった節”なんですが、前田さんはジャズ界で大御所の方なので、同じアニメで曲を作れることがカワムラさんにとってはやはり本当に嬉しかったようです。それと、ただ暗いのは嫌だと思ったんです。暗くはない。でもダークな部分は残しつつ、ジャズや何かしらの懐かしい音を用いようという考えがありました。私自身、メロディより歌詞ばかり考えてしまいがちなんですが、今回はアニメということもあり、メロディ的にどこかフックになる部分は絶対に作りたかったんです。それが「Don’t Judge me!」の部分です。


ー なるほど。

出来た曲をカワムラさんに渡したら、あのイントロのギターリフをつけてきてくれて。


ー あれはかっこいい！

そうですよね！カワムラさんも6パターンくらい考えてきてくれたんですが、すぐにあのギターリフが良いと思いました。そこからは懐かしさと格好良さを追求していきました。若くて懐かしさを格好良く表現している方って沢山いるけれど、同じアプローチでは駄目だと思ったんです。懐かしいんだけどNakamuraEmiらしさ。今回はその部分のアレンジをカワムラさんもすごく試行錯誤してくれました。


ー すでに動画サイトでギターリフや曲をカヴァーしている人の動画がいくつか掲載されていて、注目度の高さを感じました。

そうなんです。だからバンドメンバーと共に、格好良い作品に仕上がったと感じています。


ー 曲調が似ているわけではないけれど、前へ前へ進みたくなる感じや掛け声の勢いがNaughty By Natureの”Hip Hop Hooray”を彷彿とさせるというか、耳残りの強さを感じました。

ああ確かに！近いかもしれない。


ー あとミュージックビデオ（以下：MV）の撮影はいかがでしたか？

今回も子どもたちに出演していただきました。それもやはり“大人の言うことを聞け”に通じるからこそMVも通じる部分がありつつ、本当に面白い作品が出来ました。やはり「おいおい子どもがお前を見ているぞ」という部分がキーワードになっていて、身振り手振りをしている私を子どもたちがずっと見ているんです。子どもと言っても、子役としてプロとしてお仕事をしている方々と一緒にMVを作っている凄さを改めて感じました。


ー 具体的にはどういうところで？

今回下は幼稚園児、上は中学生まで10人いたんですが、撮る前はみんな自由奔放なんです（笑）。それなのにカメラが回ると表情も変わって、ピシッとする。私が歌っている間、本当にずっと私のことを見ていなきゃいけないんですよ。しかもそのシーンを10パターンくらい撮ったので、本当に大変だっただろうなと思います。でも集中力を切らすことなく頑張ってくれて。あのプロ意識には驚かされました。それと余談ですが、子どもたちの衣装を作っている人がたまたま私の友達だったんです！


ー え、本当に偶然に？

そう。衣装担当が決定した時に連絡をもらって驚いたんですが、ツギハギをした衣装は世界観を感じます。監督さんも私と同い年だったんですが、とてもユーモアがある方で「笑ゥせぇるすまんNEW」のダークさを沢山出してくれました。


ー でも子どもたちにずっと見られて歌うというのも、ある意味緊張したのでは？（笑）

最初はもう緊張しました（笑）。色々なパターンがあるんですが、私には子どもたちが見えていないという設定なので、本当に至近距離にいる子どもたちにぶつからないようにするのが大変でした。肘がバーンっ当たったらどうしようとか思いながら（笑）。


ー 確かに（笑）。

それに今まで身振り手振りを付けて歌っているところを自分の真正面から撮られるMVが初めてだったので、それもドキドキしました（笑）。いつもはライヴで曲を披露してからMVを撮ることが多かったけど、今回に関してはまだパフォーマンスがあまり決まっていなかったし。


ー なるほど。じゃあまだ手探りな部分が多かった？

はい。それにMVでスタイリストさんが入ったのも初めてで…。


ー え、そうなの？

ええ。あまり着飾るのも私らしくないので、今までずっと私服だったんです。ただ今回は「大人の女性」を表現する部分もテーマのひとつとしてあったから、お世話になっているスタイリストさんに入ってもらいました。とはいえ、大人で私のサイズってあまりないから（笑）色々リメイクを施してもらい、本当にお世話になりました。

NakamuraEmi NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4～Release Tour 2017～
※終了公演は記載しておりません。

福岡FUKUOKA
2017.5.26 Fri@Be-1

名古屋NAGOYA
2017.5.29 Mon@名古屋 CLUB QUATTRO

大阪OSAKA
2017.5.30 Tue@BIGCAT

東京TOKYO
2017.6.1 Thu@LIQUIDROOM

●Vo:NakamuraEmi / Gt:カワムラヒロシ / Ba:豊福勝幸 / Dr:TOMO KANNO / Per:大塚雄士
Adv \4,500（tax in+1Drink）
席種：全自由