けいちゃん、「僕がただ何も考えずに戯れに日常の延長で作った作品たちを聴いてほしい」『聴十戯画』インタビュー
December 13, 2022 18:30
けいちゃん
ー MVも観させていただきましたが、けいちゃんがクールで格好良いですよね!
ありがとうございます(笑)。
ー 静と動ではないですが、音にリンクした世界観が丁寧に醸し出されていて。映像に対してけいちゃんからもアイデアを出したりするんですか?
僕からアイデアやイメージを出させてもらうこともありますが、ほぼほぼ監督さんのセンスです。あのMVも本当に素晴らしいと思いました。「Zero Rhapsody」 の時と同じ岸田朝香さんが監督です。
ー あ、やっぱりそうでしたか。モーショングラフィックスの見せ方が共通していたので。
ええ。あのセンスの良さを僕が気に入ってしまったので今回もお願いさせていただきました。撮影現場も入り込みやすい環境だったので、好きなように動かせてもらい、すごくやりやすかったです。あと今作は自由に戯れに描くことがテーマでもあったので、アルバムジャケットのデザイン案も、僕自身から出させてもらいました。
ー そういう意味では音以外の発想も豊かですよね。絵とかも描かれるんですか?
絵は……得意と言えば得意ですね(笑)。
スタッフ:嘘はだめでしょ(笑)。
ー え?あやうく騙されるところだった!
<一同爆笑>
詳しくはファンの皆さんに聞いていただけると分かると思います(笑)。まぁ芸術的ステイタスは音楽で全取りしたということで。
ー なるほど(笑)。あと芸術的ユーモアが詰まっているのが「Freestyle Piano Etude 」ですね。
考えたら今までフリースタイルピアノというのを紹介する曲がなかったなと思って、自己紹介的な曲を作ったんです。僕を語る上では一番わかり易いクラシック、ジャズ、ポップス、即興、このトップ4のフリースタイルのピアノたちが先陣を切って曲になっていきました。
ー この曲をライヴで聴いたらテンション上がりますね!
そうですね。多分ライヴならではの面白さを感じられると思います。例えばクラシックの枠はモーツァルトのピアノソナタですが、各ライヴごとに違う曲を演るかもしれないので、そういう部分も楽しみにしていただきたいですね。
ー それは楽しみですね!あと「is Life」は他の曲よりも構成がJ-POPっぽいですね。歌詞を感じるというか。
そうですね。この曲は人生という道を歩いているようなイメージで作ったんですが、珍しくAメロから出てきました。普段はテーマやサビから出来ることが多いんですが、そのAメロ部分が歩いている感じをイメージしているというか。
ー この曲のようにインストでありながら歌詞を感じる曲が生まれたのは、作詞やヴォーカルも務めた『殻落箱』での経験も関係していますか?
いや、多分全く別物ですね。「is Life」に関しては、大学の時の僕の作曲基本に近いというか、大学生の僕が作った感じです。ザ・キャッチーみたいな(笑)。それに人生を語った曲なのであんまりごちゃごちゃさせたくないと思い、分かり易いキャッチーなメロディーにして、楽器もそんなに多く入れず、馴染みやすい曲にしました。
ー 改めて今作を振り返ると、けいちゃんの奏でる音って色や空気、ニオイなど、音以外の感覚も揺さぶられますね。
五感で楽しめるアルバムということですか?
ー そうです、そうです!
それは嬉しいですね。
ー けいちゃん自身が目指すのはどういうところでしょうか。
作品をより沢山の方に聴いてもらいたいという気持ちは勿論ありますし、僕の音楽が誰かの助けになれば嬉しいです。当然、世界中の方に聴いてもらいたいという野望もありますが、最近は野望も持ちつつ小さな幸せを一つ一つ叶えていきたい気持ちが強くなってるというか。コロナによる様々な規制も少しずつ緩和されていき、僕を応援してくださっている方とお会いする機会も増えてきました。一人一人顔を見てお話したり触れ合ったりする中で、そんなに僕の音楽が助けになってるんだと実感している時期なので、そういう方々の助けになれることはすごく幸せですし、やりがいがあると感じているので今はそこを広げていきたいです。
ー では最後にポップシーン読者のみなさんに一言お願いします。
まだ僕のことを知らない方にも、もう知っている方にも、一度でよいので『聴十戯画』というアルバムを聴いてもらいたいです。僕の26年で培った芸術をふんだんに詰め込みました。もし1曲でも良い曲があったら口コミで広めてもらえたら嬉しいです。そして一人でも多くの人を幸せに出来るようこれからも頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
ー ありがとうございました!
インタビュアー:秋山雅美(@ps_masayan)
■ けいちゃん Official HP
https://keichanpiano.com/s/n146/?ima=0933
Information
NEW ALBUM『聴十戯画』
2022年12月14日(水) Release
初回限定盤(CD+DVD+MINI PHOTO BOOKLET+三方背ケース)
TKCA-75098 / ¥5,000(税込)
□ DISC-1 CD
1. Edo
2. Lv.OFF
3. 人間失格
4. Freestyle Piano Etude
5. Zero Rhapsody
6. Dear U
7. R-101
8. がぶ
9. is Life
10. かげおくり
□ DISC-2 DVD ※初回限定盤のみ
1. Zero Rhapsody (Music Video)
2. Zero Rhapsody (Music Video) & Photo Session Making Movie
3. かげおくり (Music Video)
4. Edo (Music Video)
5. Edo (Music Video) Making Movie
6. Improvisation (Live Movie) on 2022.8.12
7. Zero Rhapsody (Live Movie) on 2022.8.12
8. Photo Session Making & Special Interview Movie
通常盤(CD)
TKCA-75099 / ¥3,000(税込)
□ CD
1. Edo
2. Lv.OFF
3. 人間失格
4. Freestyle Piano Etude
5. Zero Rhapsody
6. Dear U
7. R-101
8. がぶ
9. is Life
10. かげおくり
■ リリースイベント情報
□ タワーレコード渋谷B1F CUTUP STUDIO[東京都]
日程:12月15日(木)19:00~
※ミニライブ&特典会
□ イオンモールむさし村山 1Fセンターコート[東京都]
日程:12月24日(土)17:00~
※ミニライブ&特典会