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【レビュー】槇原敬之 feat. 大貫妙子『都会』

January 16, 2026 17:00

大貫妙子 槇原敬之

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【レビュー】槇原敬之 feat. 大貫妙子『都会』

2025年9月から5ヵ月連続でリリースしている、日本クラウン内レーベル・PANAMの設立55周年を記念したカバー企画「PANAM 55/100 SUPER SONG COVERS」。その第5弾として、槇原敬之 feat. 大貫妙子による「都会」のリメイクカバーが1月14日(水)に配信リリースされた。

楽器それぞれの音色が粒立ち、煌めきのある軽快なサウンド。1音目からワクワクが止まらない!この曲は、シュガー・ベイブ解散後、大貫のソロ初期である1977年7月25日にリリースされた2ndアルバム『SUNSHOWER』に収録。その後2015年8月8日に同アルバムから7インチ・シングル「都会/くすりをたくさん」としてリカットされており、国内だけでなく世界中から今もなおシティポップの名曲として注目を集め続けている。

坂本龍一氏アレンジのオリジナルはもう少しスモーキーでメロウな雰囲気だったが、佐橋佳幸氏アレンジの今作は煌めきに満ちている。ソフトな槇原の歌声がたまに見せるフェイクもたまらない。そこからのエレキシタール、そして大貫の透明感ある歌声。思わず「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と叫びそうになる!ミニマルな都会的サウンドに似つかわしくない筆者の熱量に関してはご容赦いただきたいのだが、大貫をリスペクトしながら自身の洗練されたポップ・ハーモニーをそっと寄り添わせる槇原のセンスの妙と、透明感&浮遊感、まさに都会的な存在感を持つ大貫の歌声は何度リピートしても心地よい。

マイナーコードでも沈みきらないテンション感や、低音を抑えミドルからハイを中心とした音、存在感はあれどフィルなどの装飾はポイントで抑えているドラムやパーカッションなど、感情的になりすぎないことで生まれるスタイリッシュさで、この色褪せない名曲に新たな彩りを加えた。

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