【レビュー】緑黄色社会『馬鹿の一つ覚え』
November 19, 2024 17:00
緑黄色社会
11月22日(金)公開の映画『六人の噓つきな大学生』の主題歌として書き下ろされた、緑黄色社会の新曲「馬鹿の一つ覚え」。
“馬鹿の一つ覚え”とは、作詞・作曲を担当した長屋晴子のスマホのメモ帳に書かれたままになっていたワード。それをどうにか使えないか試行錯誤し、映画のテーマでもある“嘘”をモチーフに制作された。穴見真吾の跳ねるベースにpeppeの鍵盤と小林壱誓のギターがヒリヒリと絡み合う。煽るような長屋の巻き舌からは、怒りや嘆きが見え隠れし、アグレッシブさと繊細さ、スリリングさが絶妙なバランスで展開されている。まさにこの映画の主題歌にピッタリといえよう。
『六人の噓つきな大学生』(角川文庫刊)は、浅倉秋成氏原作のミステリ小説で、オーディオブック化、舞台(リーディングアクト)化、漫画化、ラジオドラマ化されるなど、かなり注目度が高い。今回は、浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠を主演に迎え映画化。次々と暴かれていく6人の嘘と罪を、緑黄色社会「馬鹿の一つ覚え」が更に彩る!