【レビュー】ゆず『図鑑』

ゆず、2年ぶりのNEW ALBUM『図鑑』がリリースされた。
アルバムジャケット写真のアートワークは、フラワーアーティスト・東信⽒が主宰するクリエイション集団・AMKK(東信、花樹研究所)が担当。植物図鑑を彷彿とさせる植物を巨⼤化した⽴体作品シリーズ「Botanical Sculpture Classic」を、本作のためにオリジナルのカラーリングを施して再構築。⾳楽作品とアート表現が⾼次元で融合した、知的好奇⼼と期待感が膨らむビジュアルとなっている。


全11曲収録の本作は、なかなかの聴き応えだ。アルバムリリースに先駆けて先行配信されたタイトルナンバーは、作詞・北川悠仁、作曲・北川＆TeddyLoidが担当。未知なる好奇心や未来に希望を感じさせる歌詞と、壮大なスケールで繰り広げられるサウンドが見事に融合。更に、日本生命の新CMソングにも起用されている。

その他、昨年デジタルリリースされた「SUBWAY」や「Frontier」や、現在放送中のテレビ朝日系火曜ドラマ『南くんが恋人!?』主題歌として話題の「伏線回収」、松たか子とのCM共演した日産サクラCMソング「Chururi」、日本生命CMソング（2023年）の「ビューティフル」、高橋大輔主演で開催されたアイスショー『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』の主題歌「十字星」などなど、話題に事欠かない内容となっている。アルバムでありながら、聴き馴染みのある楽曲たちがこれだけ勢揃いするのは、さすがと言ったところだろう。


■ YUZU ARENA TOUR 2024-2025 図鑑 特設サイト
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