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【レビュー】川崎鷹也『Stardust Memory』

April 9, 2024 17:30

川崎鷹也

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【レビュー】川崎鷹也『Stardust Memory』

ドラマ化やアニメ化もされ、今も数多くのファンを持つコミック「バーテンダー」(集英社)が『バーテンダー 神のグラス』のタイトルで再びアニメ作品として戻ってきた。そのオープニングテーマとして川崎鷹也が書き下ろした「Stardust Memory」。原作コミックの大ファンという川崎は、公式コメントで「ドアを開けた先の物語は誰にも分からなくて、それは自分でさえも。希望と恐怖が入り乱れる中、ただその中で心安らぐ時間であったり懐かしいと思える居場所を探し求めている。そんな情景を描きました。」と語っている。

歌詞に散りばめられたいくつかの情景や感情は、オープニングテーマらしい躍動感溢れるサウンドと相まり、未知数の未来へと飛び出す。だが躍動感だけではない。川崎の繊細なハイトーンと力強いロングトーン、氷が溶ける音、優しいピアノの音色、緩急あるメロディと抜け感あるシンセサウンドなど細かい演出が、まるで群像劇のように楽曲のストーリーを彩る。

アレンジを担当した宮田’レフティ'リョウは自身のXに「帰宅中に聴きたくなる曲ベスト3にランクインしてます(俺調べ)」と綴っていた。人生は様々な色で出来ている。だからこそ帰宅時、「Stardust Memory」を聴きながら、佐々倉溜のカクテルと傍らに置くのも良いだろう。

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