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【レビュー】Superfly『Presence』

August 30, 2022 21:00

Superfly

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【レビュー】Superfly『Presence』

2007年4月4日にシングル「ハロー・ハロー」でメジャーデビューし、「愛をこめて花束を」「Beautiful」「タマシイレボリューション」「フレア」など次々にヒット曲を生み出すSuperfly。今年デビュー15周年を迎え「Voice」、「ダイナマイト」と立て続けに新曲をリリース。そんな勢い真っ只中のSuperflyが8月29日(月)に今年3作目となる新曲「Presence」を配信リリースした。

この曲はTVアニメーション『アオアシ』第2クールオープニングテーマとしてオンエア中。挫折と志のはざまで揺れる同アニメの主人公・青井葦人の心情に自分を重ね、越智志帆が木崎賢治氏、宮田リョウ氏とコライトで書き下ろした一曲だ。夢を信じようとする胸の高鳴りや、葛藤から希望を見出した時の光。それらをバスドラやストリングスが見事に表現。疾走感に溢れながらも爽快であり、明るいメロディでありながらも涙が出るような……そう、ひたむきな姿を前にした時に感じる感動が集約されており、まさに『アオアシ』の世界観そのものだ。更に言えば最近の越智の歌声の変化もポジティブに出ている。

Superflyといえば気持ち良いくらい伸びやかでパワフルな歌声が特徴のひとつだと思う。勿論作品によって歌い方の違いはあれど、今作は歌詞の言葉ひとつひとつを意識し、時に優しく時に力強くといった表情が見て取れる。特にパワフルなミドルレンジではなくファルセットでの澄み切った美しい高音はとても印象的だ。『アオアシ』ファンならずとも、もしあなたが挫折と志のはざまで揺れているならば、きっとこの曲が背中を押してくれるだろう。

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