浜端ヨウヘイ、すべてを自分の部屋の中で完成させたセルフプロデュース作を公開！

シンガーソングライター・浜端ヨウヘイが『ROUGH SKETCH -HOMEMADE EDITION-』をYouTubeで公開した。「ROUGH SKETCH」とは浜端のセルフプロデュースプロジェクトで、2016年に同時リリースした「ROUGH SKETCH Ⅰ」（アコースティックギター・ピアノ弾き語り）、「ROUGH SKETCH Ⅱ」（バンドセッション）、一年に渡るツアーの中で追求した表現、パフォーマンスを形にした2017年リリースの「ROUGH SKETCH Ⅲ」までの3作をこれまでライブ会場と通信販売限定商品としてリリースしてきた。「その時に自身が表現したいもの」をどう形にするか、自らの手で試行錯誤を重ね、荒削りながらも制作時の熱量を保ったままのプロトタイプの形で発表してしまうというチャレンジングな企画だが、そこからライブでの演奏を重ねて進化し、今やセットリストに欠かせない曲も生まれている。

浜端は2019年1月、寺岡呼人［JUN SKY WARKER(S)］をプロデューサーに迎え、シングル『カーテンコール』で4年越しのメジャーデビューを飾った。以降、シングル2作、ミニアルバム1作を寺岡のプロデュースのもと制作しており、まもなく8月19日（水）には新曲『世界にひとつの僕のカレー』の配信リリースも控えている。そんな寺岡との共同作業を通じて、またメジャーシーンというひとつ上のステージに立って得た経験、知識、技術、新たな視野などを自身にフィードバックして“今の浜端ヨウヘイ”を表現すべく制作したのが今作だ。

昨年10月にリリースしたミニアルバム「今宵、月の瀬で逢いましょう」を携えて、昨秋から全国でライブやイベントを重ねていた浜端だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月以降のスケジュールはすべて白紙となった。多くの人がそうであったように、長い外出自粛期間を自宅で過ごすこととなった浜端は、この時間を制作にじっくり取り組める機会ととらえ、コロナ禍で感じたこと、部屋の窓から見えた風景、日常生活での気づきを次々に楽曲へと昇華させた。作詞・作曲・アレンジはもちろん、ヴォーカル、コーラス、ほぼすべての楽器の演奏、レコーディングからトラックダウン、さらにこれらすべての作業の場となった自身のデスクを描いたジャケット画も描き下ろし、YouTube用の映像編集までをも自らの手で行った。曲の構想から仕上げまで、その全行程を自身の部屋の中で完結させた正真正銘「ホームメイド」な作品なのである。

奇しくも “寺岡呼人がプロデュースする浜端ヨウヘイ”と“浜端ヨウヘイがプロデュースする浜端ヨウヘイ”という二つの顔が並ぶこととなったこの夏。スタイルは異なるが、どちらのプロジェクトにも今の、今だからこその浜端ヨウヘイが収められているので、ぜひその表情の違いにも注目しながらどちらの作品も味わってほしい。

なお、浜端は来たる8月16日に東京・渋谷 eplus LIVING ROOM CAFE ＆ DININGで弾き語り配信ワンマンライブ『Extra Large 2020 ONLINE 〜もうすぐカレーのできあがり〜』を開催する。7月21日に行った渋谷 La.mamaでのライブに続いて自身2度目の配信ワンマンライブとなるが、前回のライブハウスとはまた雰囲気の違うシックな装いの会場で、ひと味違うパフォーマンスを見せてくれることだろう。寺岡呼人プロデュースの新曲『世界にひとつの僕のカレー』はもちろん、この『ROUGH SKETCH -HOMEMADE EDITION-』に収められた曲たちがステージではどんな風に披露されるのかも楽しみだ。