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映画「みをつくし料理帖」薬師丸ひろ子、渡辺典子が特別出演!

April 3, 2020 11:00

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映画「みをつくし料理帖」薬師丸ひろ子、渡辺典子が特別出演!

この度、 時代を創った男“角川春樹”が、生涯最後のメガホンをとり制作された「みをつくし料理帖」。続々と豪華キャスト陣が発表されるなか、最後の大物女優二人の出演情報が解禁された。

角川映画の歴史において“角川三人娘”として話題となった薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子の中から、薬師丸ひろ子と渡辺典子が本作への出演を果たした。

薬師丸ひろ子は、『野性の証明』(1978・日本ヘラルド映画、東映)の長井頼子役のオーディションで選ばれ、スクリーン・デビューを果たし、その後、1981年に角川春樹が製作した『セーラー服と機関銃』(東映)で主演を演じ、大ヒットを飛ばした。映画のタイトルと同名の主題歌も大ヒットとなり、一躍時の人となる。その後も、『探偵物語』(1983・東映)や『メイン・テーマ』(1984・東映)などの話題作に次々と出演し、1984年の『Wの悲劇』(東映)で、第27回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。

一方、渡辺典子は1982年4月、齋藤光正監督の映画『伊賀忍法帖』のヒロインオーディションでポスト薬師丸ひろ子を決める「角川映画大型新人女優募集」でグランプリを受賞し、芸能界デビューを果たした。その後は、薬師丸ひろ子、原田知世とともに1980年代の角川映画を担う存在となった。

そんな二人が、角川春樹最後のメガホン作『みをつくし料理帖』に特別出演となった。劇中で薬師丸ひろ子が演じるのは、藤井隆演じる戯作者・清右衛門の妻・お百。清右衛門がしげく足を運ぶ「つる家」に一緒に訪れ、食を楽しむシーンに登場する。そして渡辺典子は「つる家」の客・お満を演じ、つる家の常連客とともに主人公・澪の料理を楽しむ和やかなシーンに登場している。

「みをつくし料理帖」の原作は髙田郁による同名の時代小説。これまでにシリーズ全10巻が刊行されており、累計400万部を超える大ベストセラー小説。ハルキ文庫(角川春樹事務所)より2009年5月に第1作『八朔の雪 みをつくし料理帖』が刊行され、2014年8月刊行の第10作『天(そら)の梯(かけはし)みをつくし料理帖』で完結した。登場人物のその後を描いた特別巻『花だより みをつくし料理帖 特別巻』が2018年9月に刊行されたほか、2012年と2014年にはテレビ朝日にて北川景子主演でスペシャルドラマ化。2017年5月13日〜7月8日にはNHKにて黒木華主演で連続ドラマ化されている。

この不朽の名作が、「みをつくし料理帖」刊行10周年を記念し、角川春樹の手によって劇場版映画となり、10月16日(金)に300館以上の規模での全国公開となる。

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