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デヴィッド・ボウイ、ライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』を東阪のZeppにて一夜限りのライヴ絶響上映決定!

September 21, 2017 15:00

David Bowie

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デヴィッド・ボウイ、ライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』を東阪のZeppにて一夜限りのライヴ絶響上映決定!

2016年1月10日、世界に衝撃が走った。デヴィッド・ボウイの逝去である。1月8日の69歳の誕生日に結果自身最後となった新作『★』を発表したばかりであった。そのデヴィッド・ボウイの名を世界的に広めた名盤『ジギー・スターダスト(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』(※)を引っ提げたツアーの最終公演の模様を収録した映画『ジギー・スターダスト』を11月28日(火)にZepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にてライヴ絶響上映することになった。※’73年4月にはオリジナル・アルバム『アラジン・セイン』発売。

いまからさかのぼること約45年前、25歳のボウイは、「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を引っ提げ、クィーン・エリザベスⅡ世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。そして1972年2月から始まったこのツアーは、73年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場で最終公演を迎える。時代の寵児だったボウイは、コンサートの最後で、突然自らジギー・スターダストを葬り去った。そのジギー・スターダストとしての最後の公演を収録した全17曲/90分のライヴ映像が今回の上映作品。

本作は1973年初上映され(1973年には商品化)、日本では1984年4月に初上映された。監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、ゴダールとも仕事をしていた、D.A.ペネベイカー(2012年アカデミー名誉賞受賞)。その時のライヴの衣装は、71年に日本人として初めてロンドンでコレクションを行った27歳の山本寛斎が手掛けた。

1960年代から、その多彩な音楽性をもって制作された名盤の数々は、その時代のアート(芸術)とも言え、移り変わり行くロック・シーンの中で変化と進化をし続けてきた、英国を代表するロック界最重要アーティスト、デヴィッド・ボウイ。ジギー・スターダストというペルソナは、グラム時代のアイコンであり、グラム人気を爆発させたきっかけではあったが、音楽だけではなく俳優、絵画やパントマイム、また日本の歌舞伎といった大衆芸能を網羅した妖艶さと狂気を兼ね備えたことで、単なるグラム・ロックという枠には納まらないオリジネーターとしての地位を確立した。そんなジギー・スターダストの全盛期を捉えた貴重な映像であり、グラム・ロックのスターという地位を自ら脱ぎ捨てた瞬間、まさしく、ジギー・スターダストの最期を捉えた音楽史的に最も重要な作品となっている。

そのデヴィッド・ボウイのライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』を世界のミュージシャンが認めた日本屈指のライヴハウスZepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にて一夜限りの特別上映(ライヴ絶響上映)を行う。最後のライヴから30年後の2003年にフレイザー・ぺネベイガー監修で、サウンドプロデューサーにトニー・ヴィスコンティを迎えて高画質・高音質にリミックス&リマスター(2003年リストア)されたver.にて上映される。

また、本ライヴ絶響上映への「上映してほしい音楽映画」リクエスト、堂々の2位にランキングされた作品でもある。本作のツアーで1973年に来日し、4月8日から全国5か所9公演(4月8・10・11日:東京厚生年金会館、12日:名古屋市公会堂、14日:広島郵便貯金ホール、16日:神戸国際会館、17日:大阪厚生年金会館、18日・20日:渋谷公会堂)のツアーを行っていただけに、11月28日(火)は、Zepp DiverCityとZepp Nambaの『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』にて、約45年ぶりのジギー・スターダストのライヴを疑似体験いただきたい。73年のあの時にタイムスリップ!

『あの音量と音圧を一度体験すると病みつきになる』で、徐々に認知されてきたライヴ絶響上映も今回で10回目。絶響上映した作品は、次いつZeppで上映できるかわからないということで、今回の上映がまさしく、『最初が最後』の特別上映!このまたとない貴重な機会を絶対お見逃しなく!本日9月21日(木)15:00より、e+にて先行販売開始!


『今日のステージは、一生忘れない。なぜなら、ツアーの最終日というだけでなく、バンドも今日で最後だから』 -デヴィッド・ボウイ


■ デヴィッド・ボウイ ライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』収録曲

HANG ON TO YOURSELF/ 君の意志のままに
Ziggy Stardust / ジギー・スターダスト
Watch That Man / あの男を注意しろ
Wild Eyed Boy From Freecloud / フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年
All The Young Dudes / すべての若き野郎ども ★
Oh!You Pretty Things / ユー・プリティ・シングス
Moonage Daydream / 月世界の白昼夢
Changes / チェンジス
Space Oddity / スペイス・オディティ
My Death / マイ・デス ★
CRACKED ACTOR/ 気のふれた男優
Time / 時間
The Width Of A Circle / 円軌道の幅
Let’s Spend The Night Together / 夜をぶっとばせ ★
Suffragette City / サフラジェット・シティ
White Light/White Heat / ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート ★
Rock 'N' Roll Suicide / ロックン・ロールの自殺者
★はカヴァー曲

Intro-Ninth Symphony-Wendy Carlos-オープニング/イントロ  ベートーベン 第九
Outro-Incorporating Pomp And Circumstance- エンド・ロール/アウトロ エルガー 威風堂々

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