POPSCENE - ポップシーン
POPSCENE - ポップシーン

BRADIO、満員の会場を"ファンキー"に染め上げたツアーファイナルが終幕

July 26, 2023 21:00

BRADIO

0
シェア LINE
BRADIO、満員の会場を"ファンキー"に染め上げたツアーファイナルが終幕

BRADIOが7月25日に全国6カ所で開催したツアー「DANCEHALL MAGIC Release Tour 2023」のツアーファイナルを東京・LIQUIDROOMにて行い、満員のFPPとともに極上のファンキー空間を創り上げ、大団円を迎えた。

「DANCEHALL MAGIC Release Tour 2023」は、約2年ぶりとなるオリジナルアルバム「DANCEHALL MAGIC」をリリースして行われた全国ツアーで、コロナ禍以後、観客による声出しが可能になって初のツアーということもあり、全国各地でSOLD OUTが続出し、ついにツアーファイナル公演を迎えた。

開演前にもかかわらず、LIQUIDROOMを埋め尽くしたFPP(BRADIOファン総称 ※Funky Party Peopleの略)の熱気は高く、これから始まる“ファンキーパーティー”に胸を躍らせていた。

会場が暗転し、BRADIOメンバーとサポートメンバーの結城泰範(Dr)、奥野大樹(Key)がステージに登場すると大歓声が上がる。

ツアーファイナルの幕開けは、アルバムのタイトルナンバーになっている「DANCEHALL MAGIC」。会場のミラーボールが早速映える楽曲にFPPのボルテージは早くも最高潮に達する。

「会いたかったぜ、みんな!」と真行寺貴秋(Vo)が声を上げスタートした「スパイシーマドンナ」では早くもBRADIOとFPPが創り上げる“ファンキー空間”が醸成され、会場の熱気をは止まらず上昇していく。

「ついにやって来ましたツアーファイナル。サンキューSOLD OUT!ただ、今日は終わりではなく始まりだと思ってます。とにかく皆様の心も体も踊らせて、その素敵なハートをぐわっと鷲掴みにして一生離さない覚悟でパーティーの向こうへ連れて行きます。」と真行寺がMCをすると、ここから最新アルバムに収録されている楽曲「Diamond Dust Popping Life」「YATARA Dance」を連続投下。その後、人気楽曲「-Freedom-」をプレイ。

その後のMCではアフロ頭の真行寺が「みんなのファンクネスが凄すぎて(髪型を)ビシッと決めてきたのにもうボサボサだよ。まあ、もともとボサボサなんですけど!」とFPPの盛り上がりに感謝をユーモラスに伝えた。

「オワラナイ」の演奏がスタートすると、ステージ上でトラブルが起こったらしく、真行寺が“なんかステージでトラブルが起きたみたい♪”と本来の歌詞ではなく、即興で楽曲を歌うというハプニングが起こった。実際には、機材などのトラブルではなく、真行寺の歌い出しのタイミングをミスしたことが発覚し、笑顔に包まれながらその後もライブは続行された。

ここで、大山聡一(Gt)が「今日のエゴサをしていたら“BRADIOを聴いている全人類は友達だ”というツイートを見まして、このツアーを通して、おれ、めっちゃ友達がいっぱいいるじゃんって。本当にありがとうございます!だから、今日もこんなにたくさんの“親友”が来てくれて、本当に感謝を伝えたいです。」と話し、テンション高めに次曲に突入した。

「Funky Party People 最高 」のコールアンドレスポンスが印象的だった「69 Party」会場全体が同じ振付でシンクロした「BAN BAN TONIGHT」と続き、このツアーを通して、新曲が既に体に馴染んでいることを証明するようなFPPの盛り上がりに、ライブ終盤に向かっていく中でも、BRADIOメンバーのテンションは高まり続ける。

その後も、新旧楽曲を交互にプレイし、BRADIOが生み出す“ファンキー”にFPPの感性は刺激され、それぞれが思い思いに体を揺らし、会場全体で鳴らしたハンドクラップが心地よい空間に華を添えた。

酒井亮輔(Ba)が「ツアーを回ってきて、無事にツアーファイナルを迎えられて感謝してます。こうやって声を出して踊ってというみんなも待ち望んでたと思いますが、僕らもスタッフも楽しみにしてました。こんなツアーも久しぶりだったので、久しぶりの曲を演ります。」とMCをする。

アルバム「Yes」収録の「きっと遠く キミともっと遠く」を披露する。ここから軽快なダンスナンバーが続き、ライブ終盤に差し掛かったところで真行寺が「今回のアルバムは、ファンキーなアルバムを作ろうと思って踊れるロックを作りました。曲は作ったけど、ライブで初めて完成するものだと思ってます。一緒に曲を作ってくれてありがとう!“DANCEHALL MAGIC”とはなんだろうと考えていたんですが、日々楽しい人も、へこたれている人も、みんなをキラキラさせるのがBRADIOの役目なんじゃないかと今回のツアーでみんなの笑顔を見てて思いました。本当に出会ってくれてありがとう!まだまだ踊らせる楽曲を演ってもいいかい。」とMCをして「Buster!」をプレイ。

本編ラストとなった「ソウル・ギャラクシー」では、真行寺が客席に飛び込み、FPPは半狂乱のお祭り騒ぎになり、そのままFPPに囲まれながら楽曲を歌いきった。

鳴り止まないアンコールコールに応え、BRADIOが再登場すると真行寺がケーキを手にしており、7月27日に誕生日を迎える大山をFPPとともに祝福した。

TVアニメ「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」のオープニングテーマに起用されているシングル「ファンファーレ」を披露した。

爽やかさとBRADIOらしいファンクネスが共存する新曲にFPPは笑顔で踊り続けた。「ひとりひとりがキラキラできる場所、それがライブハウス、そして、ダンスホールだと思ってます。そういった場所をもっともっと盛り上げて行きたいと思います。ただBRADIOだけでできないのでBRADIOと最高のファンクネスを一緒に作り上げて行きましょう。」と話し、外気の猛暑にも負けない、熱いライブは、「Back To The Funk」で締めくくり、FPPと踊り狂った“ファンキーパーティー”は大団円を迎えた。

BRADIOとFPPで創り上げる“ダンスホール”は一見の価値がある。ぜひ生で体感してもらいたい。

なお、7月26日にシングル「ファンファーレ」がついにリリースされたが5月3日にリリースしたばかりのアルバム「DANCEHALL MAGIC」を別途購入すると豪華商品をはじめとしたオリジナルグッズが当たるW購入者特典も発表された。

フォトクレジット:ヤマダマサヒロ


■ 「DANCEHALL MAGIC Release Tour 2023」@LIQUIDROOM セットリスト
プレイリスト各配信サイト
https://lnk.to/dancehallmagictour
1. DANCEHALL MAGIC
2. スパイシーマドンナ
3. Diamond Dust Popping Life
4. YATARA Dance
5. -Freedom-
6.Time Flies
7. オワラナイ
8. 69 Party
9. BAN BAN TONIGHT
10. きっと遠く キミともっと遠く
11. Catch A Vibe
12. 運命へ
13. Buster!
14. ソウル・ギャラクシー
EN1. ファンファーレ
EN2. Back To The Funk


■ BRADIO Official HP
https://bradio.jp

Related Images