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井上苑子、自身が主催する"いのうえ夏祭り2022"で熱いコラボ!

August 15, 2022 08:00

井上苑子

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井上苑子、自身が主催する"いのうえ夏祭り2022"で熱いコラボ!

シンガーソングライター井上苑子が2022年8月14日にいのうえ夏祭り2022を開催した。今年はいのうえ夏祭り恒例の屋外エリアが復活。グッズ販売エリアに加え、飲食ブースや縁日も出店し盛り上がりを見せた。わなげやスーパーボールすくいなど夏らしい催し物が縁日を彩る中、集まったファンが思い思いに楽しんでいると、井上本人が野外エリアに登場。炎天下の中、昨年ではできなかったファンとのコミュニケーションを仲睦まじく楽しむ様子が伺えた。

少し涼しい風が吹き始める夕暮れに、夏の勢いを盛り上げるライブパートがスタート。毎年恒例となっているいのうえ夏祭りは、井上苑子の親交のあるアーティストをお呼びしてライブを行う対バンイベントとなっている。

トップバッターは夏らしく元気なSEで登場した足立佳奈。「Me」をピアノとギターの編成で音を奏で、カラフルなライトがステージを照らすと、彼女のハツラツとした笑顔で、観客から自然と手拍子が生まれていく。続く新曲「DATE」では、青いライトとミラーボールの輝きが会場を包みこみ、しっとりと歌い上げ観客を惹きつけた。「井上苑子ちゃんは高校時代からの憧れのシンガーソングライターです。大好きで尊敬する先輩。」と語った後、「そんちゃーん!」と大きな声で呼ぶと、涙を浮かべながら井上が登場。大好きな友達に向けて心を込めて作ったという「Film」を大好きな友達、そんちゃんと歌い合いたいと思います。というと、オレンジのライトが2人を照らす。仲の良い2人の雰囲気で会場が包みこまれ、顔を見合わせて笑い合うという場面が印象的な瞬間となった。足立佳奈ラストはみんなの明日がもっともっといい日になりますようにと「Good day」を歌唱。力強い歌声が響き渡り、観客の背中も押してもらっているような感覚になった。最後に、「この後もたくさん笑顔になってください。」と次にバトンを渡した。

バトンを受け取り、さとうもかが登場。1曲目「Woolly」から力強い歌声と響く高音で観客から自然と手拍子が起こる。MCでは「苑子ちゃんが大好きです。YouTubeも大好き。」と井上愛を語り、「1年ほど前に恋におめかしを作曲させてもらって」と初めての出会いも振り返った。次に続いた「Lukewarm」では、さとう1人にスポットライトが当たり、静かで落ち着いた歌声を響かせると、徐々にライトが広がっていく…。それに加えバンドメンバーの音が加わっていくことで感動的な瞬間を見せた。そのまま赤いライトに全体が染まり、ゆったりとした雰囲気で始まった「愛ゆえに」。中盤になると、ギターとドラムのビートを刻み始め、少し力強くなる。いつの間にか観客は、さとうの世界に引き込まれているようだった。次に続いた「舟」は、青いライトとアコギの音色のみで始まりを見せ、会場全体に寄り添ってくれる優しさを感じた。バンドメンバーの音色が加わることで、深みが増し、会場をのどかでわくわくする船旅に連れて行ってくれているような気持ちになった。立ち上がる観客と鳴り響く手拍子で始まった「魔法」。ドラマの主題歌にもなっているこの楽曲は、さとうも体を動かし、ノリノリに音を響かせて、観客と一体感を生む。最後に、みんなと仲良くなれて嬉しいです。と語り、「melt bitter」が始まった。曲の途中から登場した井上は、言葉ひとつひとつに想いを込めて歌う。目線や呼吸を合わせる2人に観客は引き込まれた。最後のハモリは会場に響き渡り、会場全体を魅了し、余韻を残したまま舞台を去った。

そして、ラストに井上苑子が大きな手拍子と共に登場。夏を感じさせるイントロの「線香花火」が始まり、会場は一気にボルテージがあがった。新曲「アンビリバボー」が始まると手拍子が沸き、力強さがありつつも高音の響く歌声で会場を魅了した。MCでは、6回目の開催になる夏祭りを感慨深く振り返り今年無事に開催できたことを噛み締めていた。そして、今回出演したさとうもか作曲の「恋におめかし」が始まり、照明もペンライトもピンクで包まれた会場は、可愛らしさとドラムの低音ビートも合わさって恋のドキドキを表現しているようだった。和太鼓の音が聞こえると「よいしょ!」という井上の掛け声とともに「ファーストデート」盆踊りVer.がスタート。客席もまるで「よいしょ!」と言っているかのような空気に包まれライブを通じて井上と観客の心が1つになっているようだった。新曲の「Meet Sauce」では、ペンライトが揃えられオレンジ色に会場が包まれた。ヴァイオリンが加わったこの楽曲は、大人になった井上だからこそ奏でられるように感じた。続いた「Lovely days, Lousy days」では、井上も観客もタオルを振り回し、ラストの盛り上がりを見せる。舞台上を動き回る井上に応えるように音をかき鳴らすバンドメンバー、熱く燃え上がる観客、会場全体が夏の勢いを止めず迎えたラストの曲は、「青とオレンジ」。ギターの高音と井上の力強い歌声、会場の一体感、カラフルなライトで盛り上がりはピークとなった。

そして、お待ちかねのアンコールは、足立、さとう、井上、全員で夏祭り恒例となっている「わっしょしょいしょい」! 会場全体でタオルを振り回し、最高潮の夏の盛り上がりをみせた。「女子のアーティストで今日みたいなライブができて新鮮だった」と名残惜しそうに足立とさとうを見送る井上。そして、「また開催できるように!」と幕を閉じた。音楽・食・縁日を融合した「いのうえ夏祭り」ならではのイベントは、今年1番の夏の思い出になったのではないだろうか。


■ 井上苑子 HP
http://www.inoue-sonoko.com/

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