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斉藤和義、無観客となったライブを5月1日から5月7日まで配信!

April 30, 2021 19:00

斉藤和義

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斉藤和義、無観客となったライブを5月1日から5月7日まで配信!

斉藤和義の20枚目のオリジナルアルバム「202020」をもって、2020年2月から全国をめぐるワンマンライブツアーが全国50箇所以上で開催される予定が、新型コロナの影響で全公演の延期が続いており、2021年4月27日(火)と28日(水)に東京・中野サンプラザホールでこれまで幻となりかけていたセットリストで2日間限りのライブが予定されていた。ところが、4月25日の東京都に対する緊急事態宣言の適用に基づき、国、及び東京都と協議を重ねながら、27日(火)の公演は予定通り開催、28日(水)は開催中止にはしたが無観客での収録を実施し、その無観客ライブが5月1日より7日まで配信される。

ライブはSEと共にメンバーがゆっくりとステージに登場。アルバムの1曲目を飾るカバー曲で1974年に日本テレビ系で放送された萩原健一、水谷豊出演のテレビドラマ「傷だらけの天使」のテーマ曲からスタート。斉藤は、無観客の状況で、画面の向こう側を想定したように「ようこそ」と軽く挨拶をした。気負わず自然体でアルバム「202020」を制作した時と同じく、このライブも落ち着いた様子でじっくりと演奏をはじめた。アルバムを象徴する1曲とも言える、軽快なリズムのファンクロックチューン「万事休す」。メンバーとの息も合っており、バンドとしてのライブがおよそ2年半ぶりというブランクは感じさせない。アルバムはこのライブツアーのバンドメンバー(Vo,Gt.斉藤和義 / Gt.真壁陽平 / Ba.山口寛雄 / Dr.平里修一)と即興でアレンジを考え、一発録りのセッションに近いやり方でレコーディングされた作品。アメリカンロック、ポップ、ジャズファンク、カバー、インストゥルメンタルとバラエティに富んだ作品で、ライブも同じく多様なアプローチで次々に展開されていく。

途中、MCで斉藤は「無観客って、こういう感じなんですね。画面の前の皆さんは楽しんで頂けてるんでしょうか?今日ここに来てくれるはずだった人たちがいると思って頑張ります」と意気込みを語りつつ、アルバム曲だけでなく、「ずっと好きだった」「歌うたいのバラッド」など代表曲も含め熱くパフォーマンス。

本来はアルバム「202020」のセットリストで全国50公演以上開催される予定だったが、コロナ禍においてツアーの延期を繰り返し、最終的にはこの無観客ライブも含め2本のみということになった。それでもこのアルバムも浮かばれたのではないかと語った斉藤。実に幻となりかけたライブが見事に蘇る瞬間と言えるだろう。そして、5月2日からはまた新たなライブツアーがはじまる。無事にスタートが切れるよう願いを込めるように、最新アルバム「55 STONES」に収録、漫画家・浦沢直樹による全作画アニメーションのMusic Videoも話題となった曲で、シンプルでストレートなメッセージが胸を熱くさせる、痛快なロックチューンの「Boy」を力強くパフォーマンスした。このライブ配信は“ローチケ LIVE STREAMING”“イープラス Streaming+”“PIA LIVE STREAM”にて5月1日より7日まで配信される。

カメラマンクレジット:岡田貴之


□ KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 “202020 & 55 STONES”特設サイト
https://tour.kazuyoshi-saito.com/2020/

□ 斉藤和義 オフィシャルサイト
http://www.kazuyoshi-saito.com

□ “55 STONES” Special Website
http://www.jvcmusic.co.jp/ks/

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