POPSCENE - ポップシーン
POPSCENE - ポップシーン

吉澤嘉代子、ピアノとストリングス編成による「みつあみクインテットツアー」が終幕!

December 17, 2018 16:15

吉澤嘉代子

0
シェア LINE
吉澤嘉代子、ピアノとストリングス編成による「みつあみクインテットツアー」が終幕!

シンガーソングライターの吉澤嘉代子が、ピアノとストリングス編成によるスペシャルツアー「みつあみクインテットツアー」を、名古屋、大阪、東京の3都市(5公演、全公演SOLD OUT)で開催し、12月15日、銀座ヤマハホールにて終幕を迎えた。

千秋楽となった、12月15日第二部公演では、ピアノ、Violin2名、Viola、Celloによるクインテットをバックに、オリジナルの三つ編みにブルーのドレス姿で吉澤嘉代子が登場。最新アルバム「女優姉妹」1曲目にも収録された「鏡」から重厚なストリングスアレンジでライブがスタートした。

序盤、吉澤嘉代子は、「今回のツアーは、これまで書いた大切な曲を、新しいアレンジでお届けするツアーです。今日、この回が最終回です。1曲1曲噛み締めてお届けします。」とMC。

吉澤嘉代子のツアーでは、小芝居を織り交ぜながら進行するスタイルがお馴染みとなっているが、今回のツアーでは、小芝居に代わって、自身が考えたお話の朗読が盛り込まれた。

自分の痛みに気を取られてしまい、大切な人の痛みに気づくことが出来なかった女性を主人公にした「みつあみちゃんのお話」の朗読に続いて、「胃」が披露される。

途中、「地獄タクシー」では、バンドマスターの横山裕章が、地獄行きのタクシー運転手に扮する演出も。続いて、静かな会場には波音のSEが聞こえ、人魚伝説の解説が朗読されると、「人魚」をしっとりと歌い上げた。

ライブの後半では、アルバム「女優姉妹」のリード曲「女優」、ロングセールスを続ける、朝帰りの女の子を主人公にした「残ってる」、「がらんどう」と人気曲を次々と演奏。

終盤では、「水族館のジュゴンのお話」の朗読に続いて「泣き虫ジュゴン」。そして、本編最後では「綺麗」を、会場と一緒にサビの掛け合いを合唱して、集まったファンを楽しませた。

鳴り止まない拍手と“嘉代子コール”に応えて、3曲のアンコールが披露された。自身が一番好きな12月の歌として、松本隆作詞、大瀧詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」のカバーをサプライズ披露。続く、日常の中の絶景をテーマに書かれた「東京絶景」の熱唱に、この日一番の拍手が沸いた。

ラストのアンコールでは、このツアー公演毎に、日替わりでアコースティックギターでの弾き語りを披露しており、「未成年の主張」を演奏。「またこの形でライブしたいです。皆さん、よいお年を!」とのMCで、アンコール含めて、全15曲。ピアノとストリングス編成による貴重なツアーを締めくくった。


■ 吉澤嘉代子「みつあみクインテットツアー」
2018年12月15日(土)第二部 @銀座 ヤマハホール
セットリスト

1. 鏡
2. ユキカ
3. 月曜日戦争
(みつあみちゃんのお話)
4. 胃
5. えらばれし子供たちの密話
6. 地獄タクシー
(人魚伝説の解説)
7. 人魚
8. 女優
9. 残ってる
10. がらんどう
(水族館のジュゴンのお話)
11. 泣き虫ジュゴン
12. 綺麗

13. さらばシベリア鉄道
14. 東京絶景
15. 未成年の主張

カメラマンクレジット:鳥居洋介


■ 吉澤嘉代子 オフィシャルHP
http://yoshizawakayoko.com

Information

Music Streaming