D.W.ニコルズ、笑顔に包まれメンバー寿脱退！来年のニューイヤーコンサートも決定！

9月4日、横浜・大さん橋ホールで「D.W.ニコルズのスマイルフェスティバル」が開催された。

ウッドデッキ調の巨大な客船ターミナル内にある「大さん橋ホール」が今回の会場。体育館のような広大な空間にはずらりとイスが並べられ、その奥にはC.W.ニコルの「アファンの森」をはじめ、ニコルズと縁の深い12の団体がグッズ販売や展示などのブースを出展。さらには子どもが遊べる人工芝のスペースもあり、まるで縁日か運動会のよう。実際、バンドのライブとは思えないほどのたくさんの子ども達の姿も見られ、このファン層の広さはニコルズならでは。バンド史上最大規模のこのライブはソールドアウトとなった。

結婚を機に脱退するドラムの岡田梨沙のラストライブだったが、「しんみりするような脱退ライブには絶対したくなかった」というわたなべ（vo）の言葉通り、ライブは終始ハッピーなムード。メンバーは、苦楽を共にしてきたこの4人での最後の演奏を心から楽しむような笑顔で、躍動感あふれる演奏で満員の会場を沸かせた。そしていつも通りわたなべの自在なMCも炸裂。会場を爆笑の渦に巻き込んだかと思うと、ときには真っ直ぐな言葉で会場を一つにし、オーディエンスの心を引きつけ離さない。そして圧巻はオーディエンスの大合唱。煽られることもなく湧き上がる大合唱は「思い出を閉じ込めよう！」の言葉でさらにボリュームを増し、会場が割れんばかりに鳴り響いた。

しんみりしがちなメンバー送別ライブだが、そうはならないのがD.W.ニコルズ。明るく前向きな雰囲気でメンバーの「寿脱退」を盛大に祝い、これまでの活動の集大成と言える「スマイルフェスティバル」は文字通りの笑顔の祭典となった。

岡田脱退後も活動は止まるどころかさらに勢いを増し、9/24からは3人で史上最多本数となるツアーがスタート。そして年明けには毎年恒例となったホールコンサート「ニューイヤーコンサート」の開催も発表された。他に類を見ないこの"ポジティブバンド"の今後の動きも目が離せない。

photo by 西槇太一


■ D.W.ニコルズ オフィシャルサイト
http://www.dwnicols.com/