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浜端ヨウヘイ、メジャーデビューシングル『カーテンコール』インタビュー

浜端ヨウヘイ、メジャーデビューシングル『カーテンコール』インタビュー

February 9, 2019 19:00

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ー この歌詞については何か説明を受けたんですか?

説明はなかったですが、平成が終わることが発表された頃だったので、時代が移りゆく感じやスケールの大きさを、浜端ヨウヘイという大きな声のパワーを持つボーカルに歌わせたい、ということはおっしゃってくれました。…でもなんでなんでしょうかね。後にこの曲が僕にとっての新しいステージへの一歩目、場面転換の一曲になることになったので、不思議だなぁと思いました。


ー まさにヨウヘイくんの為の歌でもありますよね。その歌詞を受けて特に曲作りで重きをおいた点は?

サビは勿論ですが、Aメロ冒頭「(歌いながら)カーテンコールの歓声が〜」のメロディは最初は違ったんです。それで「もう一案ない?」と言われて、僕もボイスメモに録ってはすぐ送る、ボイスメモを録ってはすぐ送るって何度かLINEのやりとりをして「あともう一息!」と言われたすぐ後に、このメロディを送ったら呼人さんも「それだよ!」って言ってくださって。


ー じゃあそこから全てのメロディが整っていったという感じですか?

そうでしたね。とは言え、ほぼほぼ一番最初にお渡ししたメロディラインが残っています。変わったのは、サビ「今幕が降りる」の音階かな。1、2番の「(降)りる」の部分が今とは音階がちょっと違っていて、3番だけが盛り上がり的に少し変わる今のメロディだったんです。でも呼人さんはこの3番のメロディラインを気に入ってくださって、最終的にすべてこのメロディラインにしました。呼人さんもお忙しいので多分移動中とか使ってくれていたんでしょうね。さっきまでぽんぽんやり取りしていたのに、急に返信が来なくなって、どうしたんだろうと思っていたら「ごめん、今飛行機から降りた。」っていうことがあったり。


ー かなり二人三脚のような感じで作られたんですね。

本当に一緒にスタジオにいるかのような感じでつきっきりになってくださったので、素早く制作が進みました。


ー それこそお辞めになったマネージャーさんの言葉ではないけれど、本当に小細工なしでストレートに歌を届けるパワーがメロディからも歌声からも感じられました。

ありがとうございます!


ー この曲は呼人さんが作詞。第三者が書いた歌詞に曲をつける経験は初めてですよね?

まったくの初めてです。その第一作目がメジャーデビュー曲になるとは(笑)。


ー 難しくはなかったですか?

テクニカルな難しさは感じませんでした。呼人さんもご自身で作詞作曲をなさるので、細かな点に気を配ってくださったんです。例えば送られてくる歌詞の最後に「ここは9文字だよ。ここは3文字だよ」って文字数を記してくれて、きちんと歌になることを前提に書いてくださるんです。むしろ僕は自分では選ばないであろう表現とか、使ったことのない言葉を呼人さんから送ってもらった時に、この言葉を僕の歌唱で表現するわけだから、自分の言葉になるメロディラインじゃないと駄目だなとは意識しました。ただ、その作業がすごく楽しくて。


ー 苦労ではなく楽しかったんだ!

なんでしょうね、今すごくハマっています(笑)。


ー じゃあもしかして、これからも合作や音楽を通して別の人とのコミュニケーションをやってみたいと?

どんどん挑戦したいです!何曲か呼人さんと曲作りを進めていった後に、実はお芝居にも挑戦させてもらったんですが。


ー あやめ十八番『ゲイシャパラソル』ですね。

そうです。別の誰かを演じる体験は初めてだし、呼人さんとの制作とお芝居、2018年はそれに尽きるなと思って。自分以外を演じたり表現したり…でもその真ん中は自分であり続けなければいけなくて。なんかね、2018年って面白い年だったなぁって改めて思うんですよね。


ー 初のお芝居、ライヴとは違うと思いますがいかがでしたか?

すごく似ているところもありつつ、全然違うところもありますね。例えば2時間のワンマンライヴだと5分くらいの曲が十何曲かあるので、何分かに一回は終わりが来るじゃないですか。で、MCがあってまた歌が始まる。でもお芝居って2時間の1曲をずっとやっている印象なんです。自分の出番ではないところでもお芝居はずっと続いていて、誰かが間違えたらテンポが狂って出られなくなる。だからすごい緊迫感が2時間続いているんですよ。


ー 台詞は大丈夫でしたか?

必死こいて覚えました(笑)。多分台詞間違えはなかったと思いますが。


ー さすが!

いやぁ、本当に必死でした(笑)。


ー ポップシーンで同じ事務所の松室政哉くん密着取材をしていた関係で、一昨年のオーガスタキャンプのステージ裏におじゃました時、ヨウヘイくんとも少しお話をさせてもらって「手応えを感じている」と言ってたのが印象的だったんです。多分ヨウヘイくんは覚えてはいないかもしれないけど…。

2017年のオーガスタキャンプで僕は何に手応えを感じていたんでしょうね(笑)。何があったっけな…。


ー カレーかな?

ああ、カレーへの手応えかぁ!

<一同爆笑>

あ、思い出した!あの時って、これから自分のアーティストとしてのあり方がどうなっていくかが分からなかったんです。ただ、分からないながらに会場限定販売のCDを作ってライブを回っていたり、表立って出ないことでも自分なりに結果を感じたり、納得のいく歌唱が出来たりと、その時の自分ができる範囲のことで何をすれば良いのかちょっと分かってきた時期でもあったんです。


ー それが先程語ってくれた、自分にできること、やるべきことを考えるようになった時期でもあったと。

そうですね。 ちょうど福耳の稼働もあって忙しくさせて頂いていましたし、やるべきことを考えて続けていたら、周りにどんどん人が増えていったんです。僕のことをすごく可愛がってくれる先輩含め、とにかく出会いが多くて。少し後にはなりますがその出会いの最たる例が呼人さんですね。

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