2018年8月3日(金)、日本の音楽業界に新たな歴史が刻まれた。TBSとSony Music Recordsがタッグを組み、これからの音楽シーンが求める新たな才能を見いだし、育むためのライブイベント「Voice JAM」を渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催。音楽の原点である、完全“生”バンドによるセッションにこだわり、あえて女性限定で新進気鋭のアーティストを集め、音楽業界内で大注目を浴びていたこのイベント。まさに今日行われた「Voice JAM」は日本の音楽シーンのレベルの高さ、可能性を見せつけたものとなった。
生バンド演奏をバックに、この後会場の度肝を抜くことになるアーティストの面々がステージに上がり迎えたオープニング。沖縄県伊江島出身のシンガーソングライターのAnly(アンリィ)は、「Voice JAMへようこそ!最高のミュージシャンと最高のアレンジャーと皆様で今日は最高の夜にしていきましょう!」と高らかに呼び掛けると観客もそれに応えるように拍手を送った。そして、まずはAnlyがギターを手に取りAdele「Hello」をカヴァー。最初の一音、一声でこのイベントのレベルの高さを物語るには十分だった。会場の空気が一瞬にして変わった。
その後、男女混声ボーカルグループ"City Chord"、本格派R&Bシンガー"當山みれい"、平均年齢17歳のボーカル&ダンスグループ"J☆Dee'Z"、健康優良不良少女"やえ"、力強い歌声が魅力の"れみふぁ"と渾身のステージを披露していく。それぞれの持ち味が存分に発揮された“歌唱力バトル”に会場の興奮が止まらない。各アーティストがジャンルの異なるパフォーマンスを披露し、会場は手拍子やコール&レスポンスで空気が一体となった。
バトルだけでなく“コラボレーション”も魅力の「Voice JAM」。まさかの組み合わせ、まさかの選曲で会場のボルテージを上げて行く。そんな中これでもかと盛り上げたduoにサプライズが訪れる。昨年「第68回NHK紅白歌合戦」にも出演した女性ボーカルグループLittle Glee Monsterの芹奈がステージに登場。誰も予想していなかったサプライズにオーディエンスは拍手喝采で興奮の渦に包まれた。スガシカオが書き下ろした楽曲「ヒカルカケラ」を歌い上げ、Little Glee Monsterでは見られない芹奈の表情と共に観客を魅了した。
また最後に出演発表があったソロヴォーカリストの鈴木愛理も次いでパフォーマンス。圧倒的な歌声にライブハウスの盛り上がりは最高潮に。
最後にはALLメンバーがステージに揃い、「Thank you for the mucic」「Don't you Worry 'Bout a Thing」のメドレーを披露。どのアーティスト、どのパフォーマンスをとっても贅沢な時間はあっという間に幕を閉じた。
終演後も会場からは満足感が漂い続けた。今日本でここまでレベルの高い音楽イベントはいくつあるだろうか?こんなにも美しい世界があることがどれほど知られているだろうか?間違いなくネクストブレイクする彼女たち。これから日本の音楽シーンを存分に荒らしてくれるだろう。まさに異常事態だ。
■ Voice JAM Official Twitter
https://twitter.com/Voice_JAM