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秦 基博、あいみょん、井上陽水ら出演のトーキョーギタージャンボリー千秋楽で大団円!

March 11, 2019 23:30

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秦 基博、あいみょん、井上陽水ら出演のトーキョーギタージャンボリー千秋楽で大団円!

2013年から両国国技館で開催されてきたJ-WAVE主催の弾き語りライブ【TOKYO GUITAR JAMBOREE】も今回で4度目。今年はJ-WAVE開局30周年ということで【30th J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by azabu tailor】(以下:TGJ)と題し、恒例の両国国技館で3月9日(土)・10日(日)の2日間開催。総勢21,000人がギターと歌の熱い祭典に酔いしれた。

3月9日(土)初日(http://popscene.jp/foundit/042377.html)は、奥田民生(ユニコーン)、真心ブラザーズ、竹原ピストル、 田中和将(GRAPEVINE)、平井 大、石崎ひゅーい、Anlyに加え、オープニングアクトにDedachiKenta、ゲストアクトにTHE CHARM PARKの全9組が出演。千秋楽となる 3月10日(日)は 、秦 基博、トータス松本(ウルフルズ)、井上陽水、斉藤和義、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、あいみょん、渡辺大知に加え、オープニングアクトに熊川みゆ、 ゲストアクトに高田漣の全9組が出演した。

満員御礼の千秋楽、オープニングアクトを務めたのは熊本在住の現役女子高生シンガーソングライター 熊川みゆ。2月にリリースされたばかりの配信シングル「Ancient story」ではスラム奏法でリズムを作り、心地よいサウンドとエアリーでありながら伸びのある歌声でオーディエンスに印象づけた。

kumakawa2019031002.jpg昨日に続き、兼三氏による寄せ太鼓でMCのグローバーが登場。J-WAVEでJAM THE WORLDやMITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGYのナビゲーターも務めるグローバーは楽しい雰囲気で会場を盛り上げると、千秋楽の幹事、秦 基博を呼び込んだ。大歓声を受け登場した秦は「どうもー、幹事でーす!」と挨拶。秦の掛け声に合わせて鏡開きが行われ、TGJが開幕!

opening2019031003.jpgトップバッターは俳優としても人気の渡辺大知。「すげえなぁ…。」呼出による紹介や懸賞幕に続いて登場するTGJならではの演出も噛みしめながら「チャリが欲しい」のサビを「(J-WAVEで)レギュラーが欲しい」に変えて歌い会場を盛り上げた。更にドラマ『火花』に出演した際に歌った斉藤和義の「空に星が綺麗」も披露。

watanabe2019031002.jpg続いて登場したのは、その斉藤和義。「この時間に歌うことがあんまりないので、ちょっと声出ししていいですか? 皆さん、あれ観ましたか?ボヘミアン・ラプソディ。」 いつものユルい口調でそう言うと、突然「エーーオ!」と両国国技館の天井まで振動させそうな声で、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の見どころでもあるライブエイドでフレディー・マーキュリーが見せたパフォーマンスを再現。オーディエンスのレスポンスも響き渡る中、いつしか「エオ」が「エロ」に。冒頭からせっちゃん節全開(笑)で会場の心を掴むと、「やさしくなりたい」の 特徴的なイントロで会場のテンションを上げ、その後も「ずっと好きだった」や、ドラマ『家売るオンナの逆襲』主題歌の「アレ」などを披露。「 I Love Me」のエンディングでは長いギターカッティングで会場を沸かせた。
「演ろうと思ってリストに入れてた曲を渡辺くんに演られてしまったので。ね、ばっちりですよね。あの曲はもう彼にあげます。」チューニング中、きちんと渡辺の話で笑いを取りながらも、いつまでも色褪せない名曲「歌うたいのバラッド」でステージを後にした。

saito2019031002.jpg30分間の休憩中、MCのグローバーが再び登場すると、熱いパフォーマンスでバンドマンの血が騒いだのか、オリジナル曲を披露した。

この日一番の嵐と言っても過言ではないORIGINAL LOVE 田島貴男。鮮やかな赤いジャケットで登場すると「ごっつぁんです。田島貴乃花です。ひとりひとりの両国の皆さんのソウルパワー!イエーイ!ひとりソウルショウへようこそー!」と歌いながら挨拶。さしずめこの日は【ひとりソウルツアー】(ギターの弾き語りを軸に、ループマシンやコンピュータを駆使した田島恒例のライヴ)の春場所と言えよう。リゾネーターギターNational Style1でパーカッシブなプレイをみせる「BODY FRESHER」、ギター・ソロを効かせたアレンジの「接吻」と終始会場は盛り上がった。これが相撲なら間違いなく座布団が舞っているだろう。オリジナル・ラブは2月にニューアルバム『bless You!』をリリースし全編8ミリフィルムを使って自ら撮影・編集・製作して完成させた処女作「アクロバットたちよ」のミュージックビデオも話題になっている。

tajima2019031001.jpg続いて登場したのは、飛ぶ鳥を落とす勢いのあいみょん。 昨年NHK紅白歌合戦へ初出場を果たした彼女の名前が呼び出されると、会場中から歓声と共に「あいみょん、誕生日おめでとう!」の声。(3月6日に誕生日を迎えたばかり)紅白でも歌った「マリーゴールド」を一曲目に選ぶと、「満月の夜なら」でも歓声をさらう。前日同様360度回転する土俵ステージを回してもらいながら「回る予定なかったんですけど、さっき和義さんのステージを観た時、回っててめっちゃカッコいいなと思って回ることを決めました。」と話す。昨年もTGJに出演したあいみょんは、昨年に引き続き特別協賛の麻布テーラーで仕立てたスーツを着ている。どうやら今年は自ら作れるのか聞いたらしく「厚かましいシンガーソングライターやなと思われたと思います、多分(笑)。」と笑う。彼女のルーツ・ミュージックを感じるような「憧れてきたんだ」 では大きな音でギターを掻き鳴らし、人気の高い「君はロックを聴かない」では声を轟かせる。媚びないスタイルのステージングはカッコいい。だがMCでは「皆さんがフレディのマネしてて、やらないかん雰囲気になってたけど…ちゃうんかな。エーオ!ってみんな上手やね。(映画)観にいったん?」と気さくな雰囲気で、歌、MCともに魅力あるステージを繰り広げた。
あいみょんは、4月17日(水) リリースのシングル『ハルノヒ』が映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌に決定し、5月より全国対バンツアー【AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”】、秋には全国ホール&アリーナツアー【AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-】が開催される。

aim2019031004.jpgざっくり髪を結び、着流しのギター侍スタイルで登場したのはトータス松本。足を負傷中のため杖をついての登場だが、すべてが絵になっている。アコギとブルースハープで歌うキャンディーズの「春一番」にはオーディエンスも意表を突かれたようだが、新曲「リズムをとめるな」ではテンションを上げる。トータスは「大丈夫?ギター侍みたいになってない?みんなが言う前に先言ってやろうと。後でエゴサーチして書いてたら腹立つから。」としっかり笑いも忘れない。(スミマセン、書きました)最後は「バンザイ~好きでよかった~」の大合唱で盛り上がり終了。

matsumoto2019031003.jpgゲストアクトの高田蓮は高木大丈夫氏をサポートギタリストに迎え、3月6日にリリースしたばかりのアルバム『FRESH』から「GAMES」、テレビ東京系ドラマ24『フルーツ宅配便』のエンディング・テーマとして超特急に書き下ろした「ソレイユ」のセルフ・カヴァーなど全3曲を披露した。

takada2019031003.jpg続いて呼出が名前を呼んだのは井上陽水。だが現れたのは何とリリーフランキー。突然のことに会場からも驚きの声が上がる。「井上陽水さんは大変ナーバスな方で、緊張されていて楽屋から出てこない。そして楽屋の中で緊張のあまり泣いているそうです。」などと同郷福岡の先輩で笑いを取りながら前説が如く、「最低限、田島貴男より盛り上がってください。」と掛け声の練習まで行った。改めてオーディエンスの掛け声で井上陽水が登場すると、あまりの盛り上がりに黙ってしまい、リリー氏も「そこで黙っちゃうと俺の話が本当みたいになっちゃうから(笑)。」と苦笑いしつつ退場。勿論レジェンドのステージは<さくら>無しでオーディエンスを興奮させた。今年デビュー50周年の陽水。その50年間、ステージを支えてきた安田裕美氏をサポートに迎え「東へ西へ」でスタートすると「まあ頑張れ頑張れと始まりましたが、皆さんご機嫌いかがでしょうか?」と挨拶。故・忌野清志郎氏と作った「帰れない二人」や、「氷の世界」など世代を超え愛されてきた楽曲を披露。歌声、ギター、楽曲、すべての存在感にオーディエンスは時に静まり返り、時に声を上げた。陽水は初めての会場で若い人たちと一緒に出演出来たことが光栄だと語り、「傘がない」で大きな存在感の余韻を残していった。4月からは、【井上陽水 50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~】が開催される。

yosui2019031002.jpgとうとう結びの一番。秦 基博が登場。「鱗(うろこ)」を歌い終わると「どうも、改めまして。幹事です!」と挨拶。会場のあちこちから飛ぶ「幹事!」の声に「正直、本当にどうして幹事なのか今日のライヴを観ている間もずーっと思っていたんですけど、今のみんなの声を聞いて、俺、幹事になれると思いました。」とコメント。しかし幹事という大役、実はどうにか辞退出来ないか考えてたらしいが、すでに初日の幹事、真心ブラザーズのYO-KING氏と相撲をとっているイラストが中心に置かれたメインビジュアルがいつの間にか出来上がっており、諦めざるを得なかったと言う。続く「花」はパナソニックの企業CM「一人ひとりの物語」イメージソングとして書き下ろしたミディアムバラード。優しく響き渡る歌声に会場も魅了されている。
「せっかく2日間のギタージャンボリーが終わろうとしているので、みんなで一緒に踊りませんか?」そう言うと、<菫>を意味する手話を取り入れた振り付けをレクチャー。ポップなサウンドと振り付けで11,000人が一体となった。更にアニメ映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として大きな話題を呼んだ「ひまわりの約束」。土俵ステージ上の吊り屋根に掲げられたTGJのフラッグが黄色いひまわり色に照らされる中、オーディエンスの歌声も響き渡った。そして最後は「♬SoftBank music project テレビCM「卒業」篇 CMソング」としてすでにオンエアされている新曲「仰げば青空」(3月13日配信限定リリース)をいち早く披露。どこまでも伸びるしなやかな歌声と、心地よいギターの音色が会場を包み込んだ。

hata2019031008.jpg秦 基博、トータス松本、井上陽水、斉藤和義、田島貴男、あいみょん、渡辺大知がグランドフィナーレで集結。秦が「このすごいメンバーで何を演るか。もうレジェンド、陽水さんの曲しかないだろう!」と言うと、最後はオーディエンスも交え「夢の中へ」を全員で熱唱。2日間に渡る【30th J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by azabu tailor】は幕を閉じた。

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■ 30th J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by azabu tailor
DAY2 セットリスト

01. 熊川みゆ(オープニングアクト)
M-1. Now World
M-2. あの日夢を
M-3. 青空なんて飛びたくなかった(short ver.)
M-4. Ancient story

02. 渡辺大知
M-1. チャリが欲しい
M-2. ベイビーユー
M-3. 空に星が綺麗
M-4. タニグチ

03. 斉藤和義
M-1. やさしくなりたい
M-2. ずっと好きだった
M-3. アレ
M-4. I Love Me
M-5. 歌うたいのバラッド

04. 田島貴男(ORIGINAL LOVE)
M-1. BODY FRESHER
M-2. ローラー・ブレイド・レース
M-3. 四季と歌
M-4. 接吻
M-5. 朝日のあたる道
M-6. フリーライド

05. あいみょん
M-1. マリーゴールド
M-2. 満月の夜なら
M-3. 恋をしたから
M-4. 憧れてきたんだ
M-5. 君はロックを聴かない
M-6. GOOD NIGHT BABY

06. トータス松本(ウルフルズ)
M-1. 変わる 変わる時 変われば 変われ
M-2. 笑えれば
M-3. 春一番
M-4. リズムをとめるな
M-5. 相愛
M-6. チークタイム
M-7. サムライソウル
M-8. バンザイ~好きでよかった~

07. 高田蓮(ゲストアクト)
M-1. フィッシング・オン・サンデー
M-2. GAMES
M-3. ソレイユ

08. 井上陽水
M-1. 東へ西へ
M-2. 帰れない二人
M-3. 最後のニュース
M-4. 氷の世界
M-5. 傘がない

09. 秦 基博
M-1. 鱗(うろこ)
M-2. 花
M-3. スミレ
M-4. ひまわりの約束
M-5. 仰げば青空

10. グランドフィナーレ
M-1. 夢の中へ

11. グローバー(MC)
M-1. Be Free

Photo by HAJIME KAMIIISAKA
Text by 秋山雅美(@ps_masayan



■ オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/special/guitarjamboree2019/


また、このイベントの模様は後日J-WAVE、BS 朝日、CS テレ朝チャンネルにて放送されるので、そちらも是非チェックして欲しい。

■ J-WAVE(81.3FM)
J-WAVE SPECIAL azabu tailor TOKYO GUITAR JAMBOREE 2019
2019年3月29日(金)20:00~

J-WAVE SPECIAL TOKYO GUITAR JAMBOREE ~ Fill it up, Please
2019 年3月31日(日)25:00~5:00


■ BS朝日 / CSテレ朝チャンネル
30th J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE
・CS テレ朝チャンネル DAY1 2019年3月23日(土)22:00~25:00
・CS テレ朝チャンネル DAY2 2019年3月24日(日)22:00~25:00
・BS 朝日 前編 2019年3月25日(月)21:00~23:00

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