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Amuse Fes in MAKUHARI 2018 -雨男晴女-(オフィシャルレポート)

June 4, 2018 08:00

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Amuse Fes in MAKUHARI 2018 -雨男晴女-(オフィシャルレポート)

© 上山陽介

今年は【晴チーム】と【雨チーム】に分かれてのチーム対抗戦の要素もあり、勝敗は観客に委ねられるという熱い展開に。

晴チームのトップバッターで登場したFLOWは、代表曲『GO!!!』から『Steppin'out』で一気にオーディエンスの心をつかむと、「終わった後に晴れた夜空に浮かぶ星を見上げましょう!感謝の気持ちを込めて一曲(KEIGO)」と、晴チーム勝利への願いをこめた『流星』を歌い上げた。しっとりした雰囲気から一転、「元気をわけてくれー!」の言葉と共に大ヒットアニメの主題歌をカバーした『CHA-LA HEAD-CHA-LA』をはじめ『Around the world』『COLORS』で再び会場を熱くさせ、「Amuse Fes in MAKUHARI 2018 -雨男晴女-」のスタートを切った。

2018060301_FLOW1_taichi.jpg© 西槇太一

続く雨チームからはWEAVERが登場。「WEAVERの雨ソング『BLUE』!」と雨チームのトップバッターにふさわしいしっとりとした曲からスタート。「去年のフェスより盛り上がってない!?」と今年のフェスの盛り上がりに喜びをあらわすと「雨チームを応援しにきた人ー?晴チームと一緒くらいやな。こっからは僕たち次第ということですね!」と意気込み、新曲『Hello Future』を披露。実際の天気に負けじと雨チームの勝利へ貢献した。最後『Shine』で締めくくると、晴れチームのRihwaへとバトンタッチ。

2018060302_WEAVER1_yamakawa.jpg© 山川哲矢

代表曲『春風』をしっとりと歌い上げたRihwaは、「昔はズボンやキュロットしか着たことなかったんですけど、東京にはいろんな格好の人がいてすごい勇気をもらって、ここ何年間でスカートを普通にはけるようになりました。そんな人はこの中にもいっぱいいるかな…」と曲に込めた思いを語り『Swing Swing♪』を披露。軽快なバンド演奏と共に、タンバリン片手に広いステージを駆け巡り会場を盛り上げる。そして「ここで皆さんに会えたのも何か意味があったと思います。心を込めて歌います。」と今日の出会いに感謝の気持を込めた『ミチシルベ』を力強く包み込むような歌声で届けた。

2018060303_Rihwa1_yosuke.jpg© 上山陽介

次は雨チームの辻村有記がイントロで「幕張―!踊ろうぜ!」と叫ぶと、ダンスチューン『Into U』を披露。『na na na』では「楽しいフェスにしようぜ!」のかけ声と共にアップテンポな曲で会場を盛り上げた。続けて「HANDSOME FILM FESTIVAL 2017」のために書き下ろした『Actions Over Words』を披露すると、「雨男の辻村有記でした!」の言葉と共に『Ame Dance』で締めくくった。

2018060304_tsuji_taichi.jpg© 西槇太一

そして今年の目玉であるアミューズスペシャルバンドが登場。

アミューズスペシャルバンドには、BEGINから島袋優、上地等、flumpoolから阪井一生、小倉誠司、FLOWからGOT’S、WEAVERから杉本雄治が参加。バンドメンバーの呼び声で、サプライズゲストとなるサンプラザ中野くんがステージに現れると、会場からは割れんばかりの歓声が。「発売から30年!ありがとう!『Runner』!」のかけ声でFLOWのKOHSHI、KEIGOを引き連れて熱唱。KOHSHI、KEIGOは場内を走り回る熱いパフォーマンスを見せ会場のボルテージはMAXに。「次のゲストボーカルはこの方!」とflumpool・阪井一生が呼び込むと、ポルノグラフィティ・岡野昭仁が登場。「flumpoolの隆太が良くなって、またステージに戻ってきてくれることを願って歌います。」とflumpoolの『星に願いを』を歌いあげ、先輩後輩の絆に会場中が感動に包まれた。

2018060305_AMUSESPECIALBAND_yosuke.jpg© 上山陽介

MCで、阪井が「半年ぶりのライブなんで、手がふるえています。続いて(島袋)優さんの曲やりましょうよ。ゲストはこの方です!」と呼び込むと、「はいさーいどうも、比嘉栄昇です」「めんそーれー」と言いながら高橋優が登場すると、阪井が「(出身)秋田でしょ!」のツッコミを入れて会場を沸せた後、高橋をボーカルに据えてBEGINのヒット曲『海の声』を披露した。

2018060305_AMUSESPECIALBAND_yamakawa.jpg© 山川哲矢

阪井の「早いものでラスト一曲となります!」の声と共に、今回のフェスに参加しているPerfume、Rihwa、藤原さくら、エドガー・サリヴァンの佐々木萌といった女性ボーカルたちが集結。そしてここからはWEAVER・河邉も加わると、Perfumeのあ~ちゃんが「後ろにBEGINさんいるんだよ!やばくない?flumpoolもWEAVERもFLOWさんもいて。『Runner』めっちゃびっくりしたんだけど!最高だったね!」とサンプラザ中野くんが登場したことにもふれ、豪華メンバーが勢ぞろいしたことを興奮気味に語りました。曲紹介では「みんなにも声を出してほしいところがあるんですよ。聞けば分かると思う!アミューズの先輩の曲を歌います。」と語り、サザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』を披露すると「いま何時!?」「そうねだいたいね~!」の掛け合いで会場が一体となった。

フェスの後半戦は雨チームのエドガー・サリヴァンからスタート。『BABY-Gを諦められない!』『JAPONICA!!!』などアップテンポな曲で会場を盛り上げながら、「エドガー・サリヴァンです!」とグループ名を客席にアピール。ボーカルの佐々木萌が「去年は客席で観てました。こうやってアミューズフェスのステージに立たせていただいて、本当に光栄に思います。時間は限られていますが、どうしても皆さんと一つになりたいなと思って、一番有名な曲を。」と『ミラクルショッピング ~ドン・キホーテのテーマ~』を披露。最後に「私たち今日は誰よりも新人だけど、誰よりも夢があります!よろしくお願いします!」と語り、初出演ながらも堂々としたパフォーマンスでオーディエンスに鮮烈なインパクトを残した。

2018060307_es_taichi.jpg© 西槇太一

後輩からのバトンを受け取ったのは晴チームの藤原さくら。『500マイル』、最新アルバムにも収録される『Sunny Day』をスモーキーヴォイスで歌い上げると、MCでは「アミューズフェスに参加させてもらって2年目になるかな?ずっと続けばいいなと思いながら歌ってます。大先輩に囲まれて嬉しいです!」と去年に引き続きアミューズフェスに参加した喜びを語った。最後に「(アミューズスペシャルバンドで歌唱した「勝手にシンドバット」に引き続き、)もう一人、大先輩の曲をやらせていただきます」との言葉と共に、自身の出演したドラマの主題歌『Soup』で締めくくった。

2018060308_sakura_yamakawa.jpg© 山川哲矢

「フレデリックはじめます」の声でステージに現れたのは今年が初参加で雨チームのフレデリック。『オンリーワンダー』で存在感を魅せつけると、「MCなしノンストップで音楽の雨降らします!」と宣言し、『TOGENKYO』、最新曲『飄々とエモーション』、ライブの定番の曲『オドループ』まで息つく間もなく観客を躍らせた。

2018060309_fre1_yosuke.jpg© 上山陽介

続いて登場した高橋優は、『明日はきっといい日になる』を晴れやかに歌い、晴れチームらしく会場を笑顔で包んだ。MCでは「一番後ろのあなたにまで届くように精一杯うたいます!」と意気込むと、「みなさんの声を全部ステージに届けてください!次の曲は一人だけど絶対一人じゃない、くじけてしまう時もあるけど、一緒に前に進んでいこうという願いをこめて。」とライブで初披露となる『プライド』を熱く歌い上げた。

2018060310_yu_taichi.jpg© 西槇太一

雨チームのトリを務めるのはポルノグラフィティ。「雨男代表でございます。でも僕自身は“軽(かる)”晴れ男の岡野昭仁、そして彼が“大”雨男新藤晴一です!」とあいさつすると、『電光石火』『THE DAY』『空想科学少年』まで息つく間もないほど圧巻のステージを魅せた。さらに雨の情景を歌った『サボテン』や今回のテーマに合わせて選曲された『天気職人』を披露すると、ラストは「皆さんを嵐のなかに巻き込みたいと思います。」のかけ声と共に『アゲハ蝶』で会場を最高潮に盛り上げ、雨チームに勝利を呼び込んだ。

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2018060311_pg4_yamakawa.jpg© 山川哲矢

晴チームのラストを飾るのは、自他共に認める晴れ女のPerfume。あ~ちゃんが「ポルノさんが先に出て、なぜか私たちが最後を飾るのと。」と大トリを担うことに恐縮しつつも『ポリリズム』『TOKYO GIRL』で雨チームに傾いたオーディエンスの心を一気に晴れチームへ傾けた。Perfumeライブではお馴染みの「P.T.A.」のコーナーでは、コール&レスポンスで会場を盛り上げ、続く『Party Maker』、『チョコレイト・ディスコ』、最新曲『無限未来』を披露し、イベントのフィナーレを彩った。

2018060312_Perfume1_yosuke.jpg© 上山陽介

最後に晴チーム、雨チームがステージに勢ぞろいすると、どちらのチームのパフォーマンスが良かったかの勝敗をオーディエンスに委ね、今回は晴れチームが勝利となった。

負けた雨チームは、罰ゲームとして新日本プロレス・真壁刀義さん扮する雷様からのビリビリサンダーを受けると、あまりの衝撃にアーティスト全員がひっくり返り、雨チーム代表の岡野が「みんな手首大丈夫か?」と雨チームらしくじっとり落ち込むと、晴れチームからも客席からも大きな笑いに包まれた。そしてラストはチームの垣根を越えて「Amuse Fes」のテーマ曲「それを強さと呼びたい」の合唱で終幕した。

なお、この「それを強さと呼びたい~2018ver.~」のライブ収録音源が、来週にも配信リリースされる予定だ。


■『Amuse Fes in MAKUHARI 2018-雨男晴女—』セットリスト

【 FLOW 】
M1. GO!!!
M2. Steppin'out
M3. 流星
M4. CHA-LA HEAD-CHA-LA
M5. Around the world
M6. COLORS

【 WEAVER 】
M1. BLUE(dub step ver.)
M2. だから僕は僕を手放す
M3. Hello Future
M4. Shine

【 Rihwa 】
M1. 春風
M2. Swing Swing♪
M3. ミチシルベ

【 辻村有記 】
M1. Into U
M2. na na na
M3. Actions Over Words
M4. Ame Dance

【AMUSE SPECIAL BAND 】
M1. Runner
GUEST: サンプラザ中野くん/KOHSHI(FLOW)/KEIGO(FLOW)
M2. 星に願いを
GUEST: 岡野昭仁(ポルノグラフィティ)
M3. 海の声
GUEST: 高橋優
M4. 勝手にシンドバッド
GUEST: Perfume/Rihwa/藤原さくら/佐々木萌(エドガー・サリヴァン)/河邉徹(WEAVER)

【 エドガー・サリヴァン 】
M1. BABY-Gを諦められない!
M2. JAPONICA!!!
M3. ミラクルショッピング 〜ドン・キホーテのテーマ〜
M4. 叫べボイエンガル

【 藤原さくら 】
M1. 500マイル
M2. Sunny Day
M3. The Moon
M4. Soup

【 フレデリック 】
M1. オンリーワンダー
M2. TOGENKYO
M3. 飄々とエモーション
M4. オドループ

【 高橋優 】
M1. 明日はきっといい日になる
M2. 象
M3. プライド
M4. ルポルタージュ
M5. 虹

【 ポルノグラフィティ 】
M1. 電光石火
M2. THE DAY
M3. 空想科学少年
M4. カメレオン・レンズ
M5. サボテン
M6. 天気職人
M7. ハネウマライダー
M8. アゲハ蝶

【 Perfume 】
M1. ポリリズム
M2. TOKYO GIRL
M3. 宝石の雨
M4. Party Maker
M5. チョコレイト・ディスコ
M6. 無限未来

【エンディング】
M1. それを強さと呼びたい

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