【レビュー】藤巻亮太 『儚く脆いもの』

2022年リリースのアルバム『Sunshine』以来、約2年振り5枚目のオリジナルアルバム『儚く脆いもの』が3月26日にリリースされた、藤巻亮太。

2月26日に先行配信された「桜の花が咲く頃」をはじめ、「朝焼けの向こう」や「真っ白な街」など先行配信された楽曲、更に3月9日、藤巻の故郷・山梨で開催された【THANK YOU LIVE 2025】初披露された「儚く脆いもの」など、計10曲を収録。
まさにこの時期にふさわしい「桜の花が咲く頃」は、力強くも疾走感とポップさを兼ね備えた藤巻らしいキラキラサウンドに仕上がっている。ギターのダウンピッキングが効いたロックナンバー「朝焼けの向こう」はリズム隊の演奏含め、そのエモーショナルさにレコーディング中、藤巻が涙したという話があるほど。

オーセンティックなバラードを想像した人（筆者含む）も多いのではないかと思われる、タイトルナンバー「儚く脆いもの」は16ビートでバンドサウンドをフルに楽しめ、レディオヘッド味ある「メテオ」、三線と音色とピアノの旋律が印象的な「ハマユウ」など、各曲随所にこだわりを感じるサウンドメイクで、シンガーソングライターとしての藤巻亮太と、バンドのヴォーカリストとしての藤巻亮太の両面を十二分に楽しめる作品となっている。


■ 「Mt. FUJIMAKI 2025」詳細
http://www.mtfujimaki.com/

■ 藤巻亮太 Live Tour 2025〜儚く脆いもの〜 詳細
https://www.fujimakiryota.com/live/?id=189

■ 藤巻亮太 オフィシャルサイト
https://www.fujimakiryota.com/