ピアニスト角野隼斗、クラシック殿堂カーネギーホールでの初リサイタルが大成功!
November 21, 2025 22:00
角野隼斗
全世界が注目するピアニスト・角野隼斗が、11月18日(火)、世界屈指の音楽の殿堂カーネギーホール〈スターン・オーディトリアム/ペレルマン・ステージ〉で、ニューヨーク・デビューとなるリサイタル “Keyboard Virtuosos II – Recital” を開催し、約2,800席の客席を埋め尽くした。前半が終わると既に客席から「ブラヴォー!」が飛び交い、最後は長いスタンディングオベーションでアンコール3曲を披露、大盛況のうちに幕を閉じた。
本リサイタルはカーネギーホールが主催する”Keyboard Virtuosos II ”(ヴィルトゥオーゾとは「卓越した技量を持つ名手」のこと)というシリーズの一環で、このシリーズには巨匠エフゲニー・キーシンや2021年のショパン国際コンクール優勝者ブルース・リウも名を連ねており、同ホールが角野のことを重要視していることがうかがえる。
プログラムは、J.Sバッハの構築的世界から始まり、ショパンの抒情性、フリードリヒ・グルダやカプースチンといった20世紀の技巧派作品、そして角野オリジナルのノクターンによる現代的語法と続き、最後にラヴェルのオーケストラ作品「ボレロ」をピアノで描ききるという構成。古典から現代、自作曲まで、「鍵盤音楽の歴史を辿りながら、現代における独自の表現を提示する」という明確なコンセプトが貫かれた。
1曲目に演奏されたのはバッハの前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 870。明晰でありながらも柔らかな音色で、ホールの残響を活かしつつ、粒立ちの良いタッチで構築美を感じさせた。続くショパン:夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1では、内声や和声の移り変わりが鮮明に浮かびあがり、緊張感を生みつつもドラマ性のある表現で聴衆を魅了。休憩を挟み、舞台上にはアップライトピアノが登場。自作ノクターン群では、淡い光と深い影が交錯し、角野独自の音楽性が最も鮮明に表れた。そして、プログラムの最後を飾ったのは、角野自身によるピアノ編曲版「ボレロ」。スタインウェイのフルコンサートピアノと、アップライトピアノ2台を用い、多段階的に音の色彩変化を描きながら会場全体を巻き込む力強いクライマックスへ。客席からは驚きの声と共に大歓声とスタンディングオベーションに包まれ、角野は鳴り止まない喝采に何度もステージに呼び戻された。英語での軽快なトークを交えつつ、アンコールにはショパンのエチュードハ長調 Op.10-1、ガーシュウィンの「スワニー」、そしてモーツァルトの主題を角野が自在に変化させる「7つのレベルのきらきら星変奏曲」 を演奏。アンコールを1曲披露するごとにスタンディングオベーションが繰り返され、角野隼斗の圧倒的な才能とオリジナリティにニューヨークの聴衆は熱狂。世界的なキャリアにおける新たな伝説を刻んだ公演として、その意義は極めて大きいと言えるだろう。
公演の詳細なレポート はソニーミュージック洋楽公式[note]で公開されているのでご覧いただきたい。
https://note.com/smjintermusic/n/n159891e6a926
角野隼斗は11月29日に、Kアリーナ横浜で行われる、「ピアノ・リサイタル ”Klassik Arena” supported by ロート製薬」での演奏を予定しているほか、2026年1月21日(水)には、ソニー・クラシカルからの第2弾アルバム『CHPIN ORBIT』が発売。角野にとって最も重要な作曲家、フレデリック・ショパンを軸に据えたアルバムで、角野の作曲した新曲は、インスピレーションを与えたショパンの曲と1対を成しアルバムに収録され、ショパンの作品と角野の反応が交互に紹介されていく。また、角野の新曲以外にも、アデス、ゴドフスキー、ヤナーチェクといった、角野が尊敬する作曲家とショパンをペアにして収録し、ショパンの音楽への共振が時代を超えてどのような軌跡を描くかが示され、リスナーが新旧2つの世界を自由に渉猟し、進化し続ける音楽空間に浸ることを目指した作品となっている。
2026年1月30日(金)から、長野県 八ヶ岳高原音楽堂を皮切りに最新アルバム『CHPIN ORBIT』を引っ提げたツアー「角野隼斗全国ツアー 2026 ”Chopin Orbit” supported by ロート製薬」がスタート。角野隼斗の今後の活躍にますます注目が集まるだろう。
■ 角野隼斗 オフィシャル・サイト
https://hayatosum.com/