松坂桃李&芳根京子&小泉堯史監督、豪華絢爛なレッドカーペットに登場!
October 28, 2024 22:00
映画
巨匠・黒澤明監督<最後の弟子>であり、監督デビュー作『雨あがる』(00)以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史監督が、吉村昭の原作「雪の花」(新潮文庫刊)を映画化。日本映画を代表する豪華キャストとスタッフが集まり、多くの人命を奪う疫病と闘った無名の町医者の愛と感動の実話を描く日本発 本格時代劇『雪の花 ―ともに在りて―』が2025年1月24日(金)に全国公開となる。
江戸時代末期。死に至る病・疱瘡(天然痘)が大流行し、多くの人命が奪われていく中、福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、どうにかして人々を救う方法を見つけようとする。妻・千穂(芳根京子)に支えられながら、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請いに出向いた良策は、異国では疫病の予防法として「種痘」が行われている事を知る。予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を入手すべく、様々な困難にぶつかりながらも絶対に諦めない良策の志は、やがて藩を、そして幕府をも巻き込んでいく。知られざる無名の町医者は、どのようにして日本を救ったのか――?
笠原良策役には、映画俳優として数々の賞を受賞し、世代のトップランナーである松坂桃李。使命感に溢れる人物をひたむきに、力強く演じ切り、作品を牽引する。そして良策の妻・千穂役に芳根京子。周りを明るく照らす太陽のような、だが意外な一面も持つ人物をチャーミングに演じる。そして、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役に、名実ともに日本を代表する俳優・役所広司。
<レポート>
第37回東京国際映画祭(10月28日~11月6日)でガラ・セレクション部門での上映が決定している映画『雪の花 ―ともに在りて―』の主演を務める松坂桃李、共演の芳根京子、監督の小泉堯史が10月28日(月)に東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場/日比谷仲通りで行われたレッドカーペットイベントに登壇した。映画祭のオープニングとなるこの日、多くの報道陣が待ち構える中、主演の松坂はベロアのネイビーのジャケットに身を包み、小泉監督も黒のスーツ姿、そして芳根はクリーム色に艶やかな花柄模様が散りばめられた作品の雰囲気ともピッタリな振袖に身を包み登場。曇天も払拭するかの如く、華やかな面々が揃ったレッドカーペット。
イベントの中でもひと際注目を浴びていた3人だが、レッドカーペットを歩いてみての印象を聞かれると松坂は、「熱気がすごいですね。それだけ皆さんの熱量が感じられて、その熱量が日本の映画を支えていくんだなと思います」と感慨深げ。芳根も、「初めて登壇させていただいたんですけど、すごく元気をもらいました!明日からも頑張ろうという気持ちをもらって、とても嬉しいです」と周りの熱気に圧倒されながらも、喜びの表情を見せた。
本作は、この東京国際映画祭で初お披露目となる。その心境を聞かれた松坂は、「嬉しいですね」と話し、続けて、「こういった時代劇は年々少なくなってきているとはいえ、『SHOGUN 将軍』という作品が世界で注目されたからこそ、『雪の花 ―ともに在りて―』も一つのステップアップとして、これを機に日本の時代劇というものを知ってほしいですし時代劇が増え続けてほしいです」と日本の時代劇に対する思を語る。芳根も、「ちょうど一年前に撮影をしていたので、皆さんに観ていただけるのが嬉しいですし、映像も綺麗なのでぜひ大きいスクリーンで観ていただきたいです」と初お披露目の喜びを語った。
本作の注目ポイントを聞かれた松坂は、「芳根さんの太鼓姿をぜひ見てほしいです!」と一言。隣にいた芳根もそれに笑顔で返し、松坂は、「(芳根さんが)初めての挑戦にも関わらず素晴らしい太鼓のお芝居で、映画のフィナーレを飾るにふさわしいシーンになっています!」と芳根の太鼓シーンを褒めたたえる。芳根は、「人との繋がりや、夫婦の愛だったり、そういったものが詰まっているので、心が温かくなる作品だと思います。時代劇というと敷居が高いなと私も思ってしまっていたんですけど、それを覆すことのできる作品です」と、本作への自信を見せた。
最後に本作を楽しみにしている観客に向けて、松坂は、「今まで観たことのないような時代劇になっています。全て実話を元にした作品で、無名の町医者がいろんな人々の助けを借りて多くの人の命を疫病から救う物語です。コロナ禍を経験した今だからこそ、刺さる作品だと思います」と、芳根は、「どのように(松坂演じる)笠原良策が頑張っていったのか、そして彼を支える人々の姿をぜひ劇場で観てください。ぜひご家族で観てください!」と熱いメッセージを送った。
11月2日(土)に行われる東京国際映画祭での舞台挨拶は早くも完売。11月4日の上映回のチケットも残りわずかとなり、公開前にも関わらず注目を浴びる本作。美しい日本の四季・自然豊かな風景、そして魅力的な登場人物たちの存在感が、いまを生きる勇気と希望を与えてくれる全世界注目・珠玉のエンターテインメント作品。映画『雪の花 ―ともに在りて―』は2025年1月24日(金)全国公開。
Information
『雪の花 ―ともに在りて―』
2025年1月24日(金)全国公開
監督:小泉堯史
脚本:齋藤雄仁 小泉堯史
音楽:音楽:加古隆
原作:吉村昭「雪の花」(新潮文庫刊)
出演:松坂桃李 芳根京子
三浦貴大 宇野祥平 沖原一生 坂東龍汰 三木理紗子 新井美羽
串田和美 矢島健一 渡辺哲 / 益岡徹 山本學 吉岡秀隆 / 役所広司
©2025映画「雪の花」製作委員会
配給:松竹
■ 公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/yukinohana