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ユーミンと郷ひろみ、ともに50周年のレジェンド2人がラジオ生対談!

October 22, 2022 08:00

松任谷由実

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ユーミンと郷ひろみ、ともに50周年のレジェンド2人がラジオ生対談!

月に1回、金曜日の夜に放送している『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』。毎回、「いま、ユーミンが会いたい人」をゲストにお招きしているが、きょうのゲストはともにデビュー50周年、同じ時代を歩んできた歌手の郷ひろみを迎えて、レジェンド対談をお届けした。実は2人はほとんど会ったことがなく、約40年ぶりの再会。じっくり話すのも今日がほぼ初めてという。

この奇跡のようなラジオ生対談。ユーミンが「デビュー50周年!郷ひろみさんです」と紹介すると、郷は「50年ってピンとこないですよね。そんなに経ったんだなぁ」と感慨深げ。続けて、「いろんなことが思い出されますね。10代の頃はオトナになりたくて背伸びしたとか。ですから、周りの方にはずいぶん生意気なことも言ったのかなぁ」と語ると、ユーミンがすかさず、「そんなことがない気がする。すごく礼儀正しくて、いい人!」と返す。2人は笑顔になり、対談は一気に打ち解けた感じに。その後は、郷のデビューのきっかけが近所の人が勝手に送った1枚の写真だったエピソードや郷がデビュー前の15歳の時に日本武道館にレッド・ツェッペリンのライブを見に行ったこと等が語られた。ユーミンはその話を聞いて、「郷さんはリズムが良い」「だからカバーソングが合う」と、ユーミンが普段感じている郷の音楽性をべた褒めしたり、デビュー当時の郷のあまりの人気っぷりを振り返ったりと、当時を知っている間柄だからこそ語れる“同期トーク”に花を咲かせていた。

two2022102201.jpg番組では郷のデビュー曲「男の子女の子」をオンエア。2人でじっくりとこのデビュー曲を聴いた後、ユーミンは「やっぱり声のレンジが高いね~」としみじみ。また、歌詞についてユーミンが触れると、郷は「僕の曲って意味不明なものが多いんですよ(笑)」と冗談交じりに話し、あまり深く考えずに聞くことができる曲が多いことから、自身のことを「右脳歌手」だと紹介し、笑いを誘っていた。

続けて、50周年同士お互い質問タイム!ということで、郷はユーミンに「これからの僕はどうしたらいいと思いますか?」と質問。ユーミンは想定していなかった質問に笑顔を浮かべながら、「そのままでいて欲しいですよ!郷ひろみでいてもらわないと困りますよね!」と即答していた。続けて、郷は「僕の曲で一番お好きなものは?」と質問。ユーミンはリッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」のメロディに日本語の歌詞をのせた楽曲「GOLDFINGER'99」を挙げ「もとの楽曲より好き!」と回答。曲中にある「A CHI CHI A CHI」という印象的なフレーズが生まれたきっかけが語られ、郷自身も同曲を気に入っていると明かした。

そんな郷が好きなユーミンソングは「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」。「シンプルさの中に深さがある、聴いていて人を心地よくさせる」と絶賛し、郷が1フレーズ歌って見せると、ユーミンは「郷さんにカバーしてほしい!」とラブコールを送っていた。

その後も終始リラックスした感じで進行し、50周年のレジェンド2人がラジオでお届けした奇跡のラジオ生対談は終了した。この対談の模様はラジコのタイムフリーで放送終了後1週間に限り聴くことができるので、是非お聴き頂きたい。


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