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田中圭からのサプライズに永野芽郁、胸キュン?!映画『そして、バトンは渡された』ジャパンプレミア開催!

October 6, 2021 13:30

映画

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田中圭からのサプライズに永野芽郁、胸キュン?!映画『そして、バトンは渡された』ジャパンプレミア開催!

2018年2月発売直後より感動傑作だと大きな話題を集め、累計発行部数100万部を突破した本屋大賞受賞の感動作「そして、バトンは渡された」 (文春文庫刊)が、永野芽郁×田中圭×石原さとみ出演で映画化。10月29 日(金)より全国公開される。監督は映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で、その確かな演出力に定評のある実力派、前田哲。
公開に先立ち、10月5日(火)東京国際フォーラム ホールCにてジャパンプレミアが行われ、イベントには、永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親そして監督の前田哲が登壇した。

中央の大階段より登場した永野芽郁は、田中圭からミニブーケのサプライズプレゼントを受け取り、驚いた顔で頬を緩ませた。続いて子役の稲垣来泉からも石原さとみへミニブーケのサプライズプレゼント。その後、市村正親、前田哲監督も登場。今回はYouTubeでの生配信もあり、登壇者は画面の向こうで観ている人たちにも手を振りながら挨拶をした。

「お花がまずビックリ!キューンってしましたよ。」先程のサプライズプレゼントに驚きの声をあげる永野は「とにかく優しい空気に包まれる、本当に素敵な映画が出来たと自信を持って言えます。観てくださった方が、何か救われるものがあるんじゃないかと思います。」とコメント。永野は母親が原作を読んでいたことをきっかけに、映画化になる前からすでに原作を読んでいたという。母親はその時から永野が主人公を演じることを願っていたらしく「ここに自分がいるのが何だか不思議な気持ちと、色んな気持ちでいっぱいです、今。」とコメント。
永野芽郁(優子)の義理の父、“森宮さん”を演じた田中は、親子というには永野と年齢差がないことから「お兄ちゃんにならないようには気をつけました。」と、演技する上で意識した点を語った。また、“森宮さん”との共通点を聞かれると、悩みつつ「料理しないですし、普段は眼鏡かけてないし……だから共通点は懐の深さくらいですかね。」そういうと、思わず会場からもいけないと思いつつ、つい笑い声が漏れてしまい、田中は即座に「今、笑った人は笑った人で失礼ですからね!」とツッコミをいれ、声を出すのを控えなければいけない会場に明るいムードを作った。

今回初めての母親役、しかもシングルマザー役に挑んだ石原。クランクイン前、監督の計らいで義理の娘、みぃたんを演じた稲垣と二人の時間を設けられたらしく、その時撮った2ショット写真をずっと待受画像にしていたと明かした。梨花(石原さとみ)が選んだ2番目の夫役、“泉ヶ原さん”を演じた市村は「うちは(子供が)男の子二人なので、来泉ちゃんみたいに可愛い子とお芝居出来たことが毎日ルンルンで、仕事しに来てるのか遊びに来てるのか分からないですけど(笑)。」とユーモアたっぷりに稲垣へ温かい眼差しを向けた。

前田監督は瀬尾まいこ氏の原作を「そっと耳元で囁いてくれるような、優しく背中に手を添えてくれるような物語」だと語り、人とのコミットを控えなければいけない窮屈で淋しい状況の中、「大丈夫だよ。」と言っているようなこの物語のバトンを原作者から受け取って、キャストやスタッフたちとそのバトンを手放さないように届けたかったと、大ベストセラーの原作を映画化する胸中を明かした。
話は撮影中に、田中が永野へケーキを買ってきたくれたことに及び、永野はその時のことを思い出しながら「あれ嬉しかったぁ!」としみじみ。田中は、感情と向き合いながら長時間ピアノを弾かなくてはいけなかった卒業式のシーンでの永野へ「尊敬したんです、俳優として。すげーなぁと思って。」と、尊敬と労をねぎらう気持ちを語った。

また稲垣は、石原のアドリブを演技だと思っていなかったらしく、そのシーンでのエピソードを笑いながら楽しそうに話し、石原も演技だと思われていなかったことに「嬉しい!」と笑顔を溢し、二人は本当の親子のように見えた。更に前田監督も「石原さんと稲垣さんは仲良しすぎるんですよ(笑)。」それに対し石原も「確かに本番前にちょっと疲れるってね(笑)。それくらいずっと遊んでて。」と笑いながら、稲垣が石原にNiziUのダンスを教えてくれるも一向に覚えられないというエピソードも飛び出した。

市村は、劇中でピアノを弾く稲垣と永野、更に“早瀬くん”役を演じた岡田健史氏の3人が、撮影の数ヶ月前に初めてピアノに触ったことに驚いたと言う。撮影三ヶ月前からピアノの練習を始めた永野は「三ヶ月後にあの有名な“旅立ちの日に”合唱曲を自分が弾けるようになるのかっていう不安と戦いながらやったんですけど、でも何だか途中からすごく楽しくなって早く皆さんにお見せしたいという気持ちになりました。」と、作品としても大切なピアノシーンへの想いを語った。田中も、プレッシャーもあったと思うが、楽しそうにピアノを弾く姿は役である“優子”にピッタリだと感じたらしい。

更に本作の重要なキーワードである「秘密」に因んで、撮影現場を共にした登壇者の<ここだけの秘密>も披露。永野は監督が赤色が好きであること。田中は永野がトマト嫌いなこと。石原は稲垣が、田中と大森南朋氏(水戸さん役)へはよくイタズラをしていたことを暴露。和やかなムードのまま最後に永野は「愛情深く何かを思うということがやっぱり素敵なんだなと改めて感じましたし、家族だったり友人だったり自分が大事にしたい人を改めて前にして何か言葉をかけたいなという想いでいっぱいになりました。みなさんにもそういう想いになって頂けたらと思います。」と、これから作品を観る人へ想いを届けた。

『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)全国ロードショー!


Text / Photo:秋山雅美(@ps_masayan

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