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福山雅治、今もなお故郷で生き続けている被爆樹木に新たないのち生命を吹き込む「KUSUNOKIプロジェクト」始動!

August 8, 2020 15:00

福山雅治

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福山雅治、今もなお故郷で生き続けている被爆樹木に新たないのち生命を吹き込む「KUSUNOKIプロジェクト」始動!

シンガーソングライター・俳優の福山雅治が自身の故郷・長崎県に現存する被爆樹木の剪定枝を再利用したアイテム製作及び販売を主軸とする「KUSUNOKIプロジェクト」を始動させることをTOKYO FM「福山雅治 福のラジオ」内にて発表した。

このプロジェクトの利益は長崎市が運営する被爆樹木の保全活動【クスノキ基金】に全額寄付される。

福山は、2014年に「被爆クスノキ」を題材にした楽曲「クスノキ」(11th Album「HUMAN」収録)を発表。以来、故郷である長崎稲佐山公園野外ステージ他、日本全国のライブツアー、また香港や台湾でのアジアツアーでも本楽曲を通じて「平和への願い、生命の逞しさ」について発信してきた。


□「被爆クスノキ」とは
1945年8月9日、午前11時2分。長崎市に広島に次ぐ2個目の原子爆弾が投下。死者約7万4千人、負傷者約7万5千人、当時の長崎市人口の2/3が原子爆弾の犠牲となりました。爆心地から南東へ約800mのところにあった山王神社の2本のクスノキも、原爆による強烈な熱線と凄まじい爆風により甚大な被害を受けました。一時は生存も危ぶまれましたが、被爆から2年後に樹勢を盛り返し、現在は樹齢約500~600年の「被爆クスノキ」として長崎市の天然記念物に指定されています。生命の尊さと、恒久平和への願いを伝える存在として今もなおその場所で生き続けています。

□「福山雅治」と「被爆クスノキ」
「被爆クスノキ」は原爆の被害による内部の空洞化に加え、枝葉が伸びすぎたことによって強風への抵抗力が弱くなり、倒壊の危機に瀕しておりました。そんな中、「平和への願い、生命の逞しさ」をテーマに、福山は楽曲「クスノキ」を制作。本楽曲を耳にした多くの方々から「クスノキを保存するために支援ができないか」という声が各地から上がり、その声に応えるべく、2014年に福山は「クスノキ募金」(窓口:株式会社アミューズhttps://fmsp.amob.jp/mob/pageShw.php?site=F&ima=3530&cd=kusunoki)を開設し、自身が毎年開催している年末ライブの会場等でも支援を呼びかけて参りました。その際、「クスノキ募金」のモニュメントとして、長崎市から廃材となる被爆クスノキの剪定技をご提供して頂き、ライブ会場にて展示。より多くの方々に「被爆クスノキ」の存在を改めて知って頂く機会を設けて参りました。

□「KUSUNOKIプロジェクト」始動
そしてこの度、福山雅治は「被爆クスノキ」をはじめ、長崎に現存する被爆樹木の剪定枝を再利用したアイテム製作を主軸とする「KUSUNOKIプロジェクト」を始動させます。皆様の生活に寄り添いながら、「被爆クスノキ」に新たな生命を吹き込むサスティナブルなアイテム製作を行っていきます。

□「KUSUNOKIキーホルダー」「被爆クスノキ」の剪定枝
シリーズ第一弾アイテムは、長崎市よりご提供頂いた「被爆クスノキ」の剪定枝を、職人の方がひとつひとつ手をかけ、作り上げられた「KUSUNOKIキーホルダー」です。被爆樹木は、それぞれの木の維持・成長促進のために数年ごとに剪定が行なわれます。その際、廃材となる剪定枝に、日用品としての新たな役割が与えられたのが「KUSUNOKIキーホルダー」です。このKUSUNOKIキーホルダーの利益は全額長崎市の【クスノキ基金】に寄付させて頂きます。
【クスノキ基金】は、福山雅治のライブ会場で皆様から寄せられたクスノキ募金を、長崎市にある多くの対象「被爆樹木」の保護に、より有効活用して頂けるべく長崎市に寄付させて頂いたことがきっかけに2018年に設置されました。

□ 本人メッセージ 
終戦から75年。僕ら人間よりも遥かに長く生きるクスノキ。そして今も長崎に生きる数々の被爆樹木。その中の一本であるこの被爆クスノキが教えてくれる「生命の逞しさと脆さ」を、KUSUNOKIプロジェクトを通じて伝えてゆけたら。

 

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