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星野源、松尾スズキ監督とラジオで対談!

October 23, 2019 12:30

星野源

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星野源、松尾スズキ監督とラジオで対談!

「大人計画」の主宰・松尾スズキが監督・脚本・主演を務めた映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』が10月25日(金)にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開される。

これまで作家、演出家、映画監督、俳優など多岐にわたって活動を続けてきた松尾スズキが昨年大人計画30周年という節目を経て、31年目にして、また長編監督映画4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだ本作。これは、30年間笑いにこだわり続けた喜劇人、松尾スズキの到達点。妥協なきR18復讐コメディが誕生した!

この度、『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の公開を記念して、10月22日深夜放送のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」に、監督・脚本・主演の松尾スズキがゲスト出演し、パーソナリティの星野源と対談。星野源が、劇中で主題歌「夜のボート」が流れたシーンを見た時の心境を明かした。

松尾スズキが同番組に出演するのは今回が初めて。番組パーソナリティを務める星野源は、2003年の俳優デビューから松尾スズキが主宰する「大人計画」に所属。本作の主題歌「夜のボート」の作曲も手掛けており、同日放送の「星野源のオールナイトニッポン」内でも、対談の合間に「夜のボート」がOAされた。

番組に松尾が登場すると、本作の成り立ちについて話が及ぶ。星野が「映画を作るきっかけはあったんですか?」と尋ねると、松尾は「5、6年前に再婚する話がもちあがって、夫婦の形みたいなものについて改めて考える時間が増えて、子供を持とうとも思っていなかったし、それなのに夫婦になって男と女が契るってどうゆう事なのかということを考えていたら、奥さんが浮気してるんじゃないかという疑心暗鬼にとりつかれた男の話を書いてみたいって思ったんです。」と構想のきっかけを明かした。

18歳未満は鑑賞できないR-18指定がついていることに星野が触れると、松尾は「R-18になっちゃったねぇ〜」と嘆いたが、星野はすかさず「あれはなりますよ、あれは!松尾さんの舞台でもなかなかないぐらいの描写ですから」と激しくツッコミをいれた。本作で星野の主題歌が流れる場面の一つが、放送内で松尾と星野が“ぬるぬるのシーン”と表した劇中でも一、二を争うキワドイ場面だが、松尾が「あそこ(“ぬるぬるのシーン”)に自分の曲がかかるってどうゆう心境なの?」と質問すると、星野は、「“ぬるぬるのシーン”の終わりのところで、すごくきれいにかかるじゃないですか、僕の曲が。何というか、なんか、複雑な気持ちでしたね(笑)。この曲でよかったのかという気持ちになりました(笑)。」と笑いながら、鑑賞時の心境を赤裸々に明かした。

主題歌「夜のボート」は劇中の冒頭でも使用されており、映画の立ち上げの段階からオープニングに「夜のボート」をかけるイメージがあったと松尾が語ると、星野は「この曲は舞台「女教師は二度抱かれた」(08)の挿入歌でしたが、僕もすごく好きな曲だったんです。自分で作った曲(作曲)も好きでしたし、松尾さんが書いた歌詞も大好きだったので、主題歌にしたいと言ってもらえた時はすごく嬉しかったです。」と、打診を受けた際の嬉しい心境を明かした。

松尾が演じる主人公・海馬五郎が、LiLiCoが演じる元妻に罵倒されるシーンがお気に入りと明かす星野が、「素晴らしい作品だと思いますので、皆さん是非見に行ってください!」と視聴者へ向けて太鼓判を押し、松尾が「大人が面白がれる喜劇が最近はなかなかないと思いますが、“ぬるぬる”だけじゃなく会話劇も質の高い物に仕上がっておりますので、是非見に来ていただきたいと思っております。」とラジオの視聴者に語り、対談は終了した。
 

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