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デヴィッド・ボウイ集大成ボックス、待望の第2弾は1974年-1976年!

July 27, 2016 10:00

David Bowie

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デヴィッド・ボウイ集大成ボックス、待望の第2弾は1974年-1976年!

Photographer Andy Kent

デヴィッド・ボウイ、1969年以降のキャリアを集大成するボックス『ファイヴ・イヤーズ 1969-1973』が昨年9月23日(日本盤は2015年10月21日)にリリース。大好評を得たこのボックスに続く集大成ボックス第2弾『フー・キャン・アイ・ビー・ナウ?[1974-1976]』のリリースが決定した!

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未発表アルバム『ザ・ガウスター』を収録したこのボックス。CDは12枚組ボックス、アナログは13枚セット、デジタルも全曲入りとなり、ボウイのキャリアの中で、1974年から1976年に公式にリリースされた作品群の中では、いわゆる“アメリカン”時代の作品になる。

ボックスには1974年以降にレコーディングされた公式アルバムの他に、90年代までにリリースされていなかったアルバムも含んでおり、『ダイヤモンド・ドッグス』、『デヴィッド・ライヴ』(オリジナルと2005年ミックス)(各々2CD)、『ヤング・アメリカンズ』、『ステイション・トゥ・ステイション』(オリジナルと2010年ミックス)、有名な未発表アルバム『ザ・ガウスター』、『ライヴ・ナッソー・コロシアム’76』(2CD)、そしてシングル・ヴァージョンやアルバム未収録のシングル・カップリング曲を集めた新たなコンピレーション・アルバム『リコール2』が収録。

『リコール2』に収録された「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」はデジタル配信の予約注文としてダウンロード可能。また、CD/アナログLP/デジタルに収録されるすべての楽曲は、ニュー・リマスターとなる。

ボックス・セット限定で収録される未発表アルバム『ザ・ガウスター』は、トニー・ヴィスコンティのプロデュースで、1974年にフィラデルフィアのシグマ・サウンドでレコーディングされた。アルバムはデヴィッドがフィラデルフィアを去る前に、ミックスとマスタリングを終えていましたが、デヴィッドはジョン・レノン、ハリー・マスリンとのレコーディングでニューヨークに向かい、結果それがアルバム『ヤング・アメリカンズ』になってリリース。『ザ・ガウスター』には「ライト/Right」「恋のささやき/ Can You Hear Me」「幸運の神/Somebody Up There Likes Me」の3曲の未発表ミックスが含まれている。

この2016年のリリースのために、トニー・ヴィスコンティはオリジナル・テープから新たなマスタリングを監修し、エリック・ステファン・ジェイコブによる写真がアルバムに対するデヴィッドのオリジナルのコンセプトを表すものの一つとしてジャケットに使用された。

その他、このBOX限定の音源として、『デヴィッド・ライヴ(オリジナル・ミックス)』、2010年ハリー・マスリン・ミックスによる『ステイション・トゥ・ステイション』(2010年に限定リリースされた『ステイション・トゥ・ステイション』デラックス・ボックスに収められたDVDオーディオ5.1chステレオだったもの)、『リコール2』が収録。

『リコール2』には、1974年にオリジナル・リリースされた以降は、2014年に40周年アニヴァーサリー・ピクチャー・ディスクでフィーチャーされただけの「愛しき反抗(オリジナル・シングル・ミックス)」と、初CD化となる「ダイヤモンドの犬」のオーストラリアン・シングル・エディットが収録されています。他にもアルバム『デヴィッド・ライヴ』のプロモーションでアメリカのラジオ局が編集した「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」ライヴ・ヴァージョンのシングル・エディット初CD化音源が含まれる。

『リコール2』の新たなアートワークは、デヴィッドの友人で、ウォーレン・ピースとしても知られ、バッキング・ヴォーカルとしてレコーディングにも参加していたジェフ・マコーマックによる、1975年に行われた『ステイション・トゥ・ステイション』のレコーディング・セッションからのスタジオ・ショットが使われた。

もう一つ別ジャケットとなったアルバム、ハリー・マスリンによる『ステイション・トゥ・ステイション(2010年ミックス)』は当初使われる予定だったカラー写真を使用しており、オリジナル・アルバムでは、その後知られているモノクロ・イメージがジャケットとして使用。
アナログLPボックスはCDと同じ内容で180g仕様、輸入盤でのリリースとなる。

ボックス・セットにはCDには128P、アナログLPには84ページに及ぶブックレットが封入され、エリック・ステファン・ジャイコブス、トム・ケリー、ジェフ・マコーマック、テリー・オニール、スティーヴ・シャピロといったフォトグラファーによる未発表写真を含むレアな写真が使用され、歴代のアルバム・レビューやライヴ・レヴュー、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティとハリー・マスリンによるアルバムについてのテクニカル・ノートなども掲載。CDボックスのジャケットは第1弾ボックスと同じく、オリジナル・アルバムの紙ジャケット仕様で、盤面はシルバーではなくゴールドになっている。

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