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川崎鷹也、自身最大規模の全国ツアーファイルを完走!

January 13, 2025 12:00

川崎鷹也

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川崎鷹也、自身最大規模の全国ツアーファイルを完走!

シンガーソングライターの川崎鷹也が、昨年7月にスタートした全国15都市を巡る、川崎鷹也2024-2025 Hall Tour愛心 -MANAGOKORO- のファイナル公演をパシフィコ横浜にて行った。

オープニングは、先に登場したバンドメンバーの奏でる美しいメロディからスタート。川崎がステージに現れメロディが止まると会場は静寂に包まれた。静寂の中響き渡ったのは川崎のアカペラ。1曲目、昨年リリースされたアニメ『バーテンダー 神のグラス』オープニングテーマ「Stardust Memory」の「ドアを開けたらまだ見ぬ未来の先へ」というオープニングにふさわしい一節からライブは幕を開け、そこにバンドの演奏が加わり、川崎の生の歌声の迫力に観客は一気に引き込まれた。続けて心地よい疾走感が魅力のNetflixシリーズ「君に届け」主題歌「愛の歌」を披露。

冒頭2曲を終えるとMCがスタート。歌声とギャップのある、話好きの川崎らしい軽快なトークに会場の空気がほぐれる。

MCに続けて披露したのは、本ツアーのタイトル楽曲「愛心」。この楽曲に込められた、一番身近な人との何でもない日常がなによりもかけがえのないものだという温かなメッセージが会場を包み込んだ。

4曲目の2020年10月にリリースされた楽曲「エンドロール」に続いて披露されたのは、2020年に突如SNSで人気となり現在ストリーミング再生が4億回突破中の代表曲「魔法の絨毯」。たった一人で音楽を始めて、ステージが孤独なものだったあのころから、たくさんの人が真剣に歌を受け止めに来てくれるようになった今も、変わらない伝えたい想いを込めて歌った。次に昨年リリースされた、テレビ東京『ひだまりが聴こえる』エンディングテーマ「夕陽の上」を披露。低く、少しだけハスキーで深みのある川崎の歌声の魅力をじっくりと堪能することができるスローバラードに楽曲の世界観が浮かび上がる。演奏が終わると舞台が暗転。再び明るくなったステージには川崎一人。ここから川崎の原点であり、真骨頂ともいえる、弾き語りのブロックが始まった。

弾き語り1曲目は、人生の選択において選んだ道と選ばなかった道、迷いながらも選んだ道を正しかったと言えるように進んでいってほしいという、誰もが共感するメッセージが胸を打つ「僕と僕」。2曲目は「魔法の絨毯」に次ぐ川崎の代表曲「君の為のキミノウタ」。楽曲の終盤では川崎がスタンドマイクから離れ、生の歌声が会場に響き渡った。”あなた達”ではなく一人一人の”あなた”に直接歌をまっすぐ届けたいという川崎の歌に対する真摯な姿勢が現れたワンシーンとなった。弾き語りブロック、ラストの曲は毎公演違った楽曲が披露されてきたが、ファイナルで披露されたのは学生時代の伝えたくて伝えられなかった淡い想いを切なくも美しく描いた楽曲「サクラウサギ」。弾き語りブロックは、時に繊細で時に力強く、ホールを包み込むような歌声と、アコースティックギターのみという、川崎鷹也を余す事なく感じることができる弾き語りで、会場を魅了した。

弾き語りブロックが終わり、バンドメンバーが再び登場。ふるさとへの想いが込められた楽曲「あこがれ」に続いて披露されたのは、普段席を立つことがない川崎鷹也のライブには珍しく、お客さんが立ち上がり一緒に声を出して、日頃のストレスを吹き飛ばす楽曲「This is 人生」。早口で日々の小さな失敗エピソードを並べて、でもそれもまた人生だ、という楽曲なのだが、途中で歌詞を噛んでしまった川崎は「ここの歌詞全公演で一度もちゃんと言えたことない、、これもまた人生!!」とアドリブで会場を笑わせた。

そして本編ラスト一曲は「またね、ヒーロー」。最後の曲です、という川崎の一言に、観客の「えー」という声がやまない中、「大丈夫、僕アンコール長いから(笑)」と観客を笑わせながらも、「あー、終わってしまうね、、」と名残惜しそうにツアーファイナルを噛みしめていた。楽曲「またね、ヒーロー」は、サビの「頑張れ、頑張れ」というストレートな言葉が印象的なエールソング。曲前のMCで川崎は「ステージに立つことは楽しいことばかりじゃなくて、むしろ辛いことの方が多いんです。地元栃木から歌手になるため上京したけど、ライブをやってもお客さんは数人、さっき手渡したばかりの僕のチラシが床に捨てられていたり。そんな時、地元の仲間に言われる“がんばれ”が苦しかった。もうがんばっているよと。皆さんの中にも“がんばれ”という言葉が嫌いな人がいるかもしれない。でも今になって、あのときの無責任な“がんばれ”が今僕をステージに立たせているのかもしれないと思う。だから今あえて、僕なんかよりずっと頑張っているあなたにこの言葉を送ります。」とメッセージを贈った。まっすぐな心に会場からは惜しみない拍手が贈られ、本編が終了。

熱烈なアンコールを受け再度登場した川崎。おなじみとなったライブグッズ紹介コーナーに続いて、「今日はファイナルなので重大発表します!」と、ニューアルバム『曖昧Blue』のリリースと全国ツアーの開催を初解禁。会場は歓喜に包まれた。ステージ上のビジョンに映し出された告知画像には川崎のニュービジュアル画像が使用されており、「かっこいいよねー、さすがにこれはかっこいい」と自画自賛したかと思えば「でも、レタッチってあるじゃないですか、シミを消したりとかお肌をきれいにしたりとか。この画像、レタッチ18カ所やってるらしいです(笑)」と暴露し、会場は笑いに包まれた。

アンコール一曲目は今回のツアーために書き下ろされた楽曲「再会歌」。疾走感あふれるナンバーで、観客がサビの“HEY”という掛け声とともに拳を突き上げ、会場の盛り上がりは最高潮に。

ラストは川崎のライブの定番曲「ほろ酔いラブソング」。サビの「Oh, My Love」というフレーズのコールアンドレスポンスで会場がひとつになった。

こうして川崎鷹也の自身最大規模となった全国ツアー川崎鷹也2024-2025 Hall Tour愛心 -MANAGOKORO-を完走。川崎鷹也のアーティストとしての、とどまることのない成長をはっきりと示したツアーとなった。

4thアルバム『曖昧Blue』と、全国ツアー川崎鷹也 Hall Tour 2025「まだ夢の中」も解禁され、今後の活躍からも目が離せない川崎鷹也。ファイナル公演の模様は本日1/13(月)21:00~フジテレビTWOにて再放送される。ぜひこちらもチェックしていただきたい。

フォト・クレジット:スエヨシリョウタ


■ 『川崎鷹也2024-2025ホールツアー「愛心 -MANAGOKORO-」横浜公演 生中継』
<放送チャンネル>フジテレビTWO ドラマ・アニメ
<再放送>2025年1月13日(月・祝)21時~23時30分
https://otn.fujitv.co.jp/kawasaki2025/

■ 川崎鷹也 オフィシャルHP
https://kawasaki-takaya.com/

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