POPSCENE - ポップシーン
POPSCENE - ポップシーン

松任谷由実、苗場公演41年目にして初の延期が無事開催!

March 30, 2021 10:00

松任谷由実

0
シェア LINE
松任谷由実、苗場公演41年目にして初の延期が無事開催!

松任谷由実、恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」が、新潟県・苗場プリンスホテル ブリザーディウムにて、3月29日(月)よりスタート。本公演は当初、2月8日(月)からの開催を予定していたが、緊急事態宣言発令に伴い、開催を延期。日程を変更し、3月29日(月)より4月12日(月)まで全8公演を開催。スキーの後にライブを楽しむという冬恒例のこのリゾートライブは、1981年のvol.1から今年で41年という歴史を刻む中、延期は初めての事だったが、無事、開催に至った。

今回のテーマは『woman in the moon』。会場中央には巨大な宇宙船を彷彿するステージが設置され、観客全員にミラーの加工を施したフェイスシールドが配布され、オーディエンス含め会場全体がまるでスターウォーズの世界の様な空間の中、宇宙服に身を包んだバンドメンバー、そしてユーミンが登場。ユーミンは宇宙服のヘルメットを取ると、“今年もこの苗場のステージに帰ってきた”と示すように、高々と手を上げた。

オープニングは、1990年リリースの日本初のダブルミリオンを記録したアルバム「天国のドア」の収録曲「SAVE OUR SHIP」 よりスタート。この楽曲は同年、日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛氏のドキュメンタリー特番「TBS宇宙プロジェクト『日本人初!宇宙へ』」のテーマ曲に起用された楽曲。幻想的な照明演出の中、オープニング曲を歌い終えると、その宇宙服から一転、パーサーの様なブルーのスーツスタイルに早変わり。「こんな状況の中、みんな来てくれてありがとう。この1年長い長い道のりでした。こんな時だからこそ、いつものようでいつもとは違うステージをお見せしたいと思います。」という挨拶に続いて、昨年12月にリリースされた最新アルバム「深海の街」より、タイトル曲「深海の街」を披露。

最新アルバム「深海の街」は、“世界史に残るようなこの未曾有の年にこそ、改めてシンガーソングライターとしての思いを、アルバムとして記すべき“という強い想いから制作された作品。そのニューアルバムの核となる楽曲、「1920」、「ノートルダム」もこの公演でライブ初披露となった。MCでは「何はともあれ苗場ができてよかった。誰に感謝していいのかわかりません。本当に本当に来てくれてありがとう!」とコンサートが開催出来た事への感謝の意を伝えた。

中盤に恒例のリクエストコーナーを挟み、後半では、銀世界をイメージさせる白一色のショートパンツスタイルに衣装を替え、1964年の東京オリンピックの頃を思い浮かべ作られた1979年リリースのアルバム「OLIVE」収録曲「未来は霧の中に」 を披露。「あの頃、もう一度オリンピックが東京にやってくるなんて、私には想像ができませんでした。そして、こんなことになるなんて、間違いなく誰もが想像できなかったと思います。」と語った。

また、終盤では、今回のテーマ『woman in the moon』を象徴する楽曲のひとつである、小松左京原作の映画「さよならジュピター」の主題歌として書き下ろされた1984年リリースのシングル「VOYAGER~日付のない墓標」を披露。本公演は、リクエストコーナー含め全21曲、感染予防を考慮しアンコールは行なわず、約2時間のステージが行われた。

また、通常行っている感染対策以外に、前述の来場者全員へフェイスシールドの配布、入場ゲートにはエアシャワーの設置、更には会場内に紫外線空気除菌装置を8台設置し、安全対策に努めている。動員数は、会場収容人数1,400人に対して、50%以下の600人で対応。8日間で約4,800人とプレミアなライブとなっている。通算公演回数は、1981年のvol.1より、この4月7日(水)の公演で300回を迎える。

また、今回、来場出来ないお客様の為に、4月10日(土)には、ライブ生配信が決定。これまでも独自の方法でライブ配信を行っていたが、今回はより多くの人に楽しんでもらえるよう、チケットぴあ、イープラス、U-NEXTにて生配信を行う。


■ ニューアルバム「深海の街」特設サイトはこちら
https://sp.universal-music.co.jp/yuming/shinkainomachi/

■ 松任谷由実 HP
http://yuming.co.jp/

Information