にゃんぞぬデシ、1年ぶりとなるワンマンライブ『ネコの集会 ～歌いたい坂道のてっぺん～』を渋谷WWW Xにて開催！

今年、5月29日に行われる予定だったワンマンライブの振替公演『にゃんぞぬデシ ワンマンライブ ネコの集会 ～歌いたい坂道のてっぺん～』が12月18日（金）、東京渋谷WWW Xにて行われた。

開演前の会場には、ラジオ好きの彼女こだわりの演出で『にゃんぞぬデシの猫じゃらしSP』という今夜限りのラジオ番組が流れ、集まったファンを楽しませていた。ラジオでの最後の曲をオープニングSEとして、バンドメンバーに続き、にゃんぞぬデシが登場！アコースティックギターを手に、ステージ中央に立つと、「しろくま観覧車（しろくま in the 南極）」からライブがスタートする。心が躍るポップナンバーで会場を温めると、ドラムとベースが心地良いリズムを刻む「ガール都営浅草線」、甘酸っぱい恋模様を軽やかに描いた「東京駅シティボーイ」と続ける。最初の3曲は、曲調は違うものの情景が浮かぶ歌詞で、ちょっと旅した気持ちにさせる。

「にゃんぞぬデシ、始まりました！」と元気よくライブのスタートを告げると、MCでは、観客が声を出せない状況の中、拍手や挙手でコミュニケーションを取る。ここでは、自身のライブに初めて来た人の多さに驚き、喜んでいたのが印象的だった。アコギをタンバリンに持ち替えて「幸せになりましょう！」と高らかに歌う「神様に秘密」からは、さらにペースを上げていく。クラップが鳴り響く中で歌ったDISH//への提供曲のセルフカバー「どういうことなんだい？」で会場をひとつにすると、新曲「愛してるが止まらない」を披露！体が自然と動いてしまうグルーヴィな楽曲で、会場を盛り上げていく。

元気をもらえる3曲に続いてのブロックは、しっとりとしたバラード。切ない恋心が胸に迫る「決まってる」。アコギのボディでパーカッシブな音を響かせながら始まった新曲「双子」も、心を揺さぶる歌声と、間奏での泣きのギターソロで、グッと歌の世界に引き込まれてしまった。それにしても2曲ともメロディが本当に美しい！

そこから一転、みんなにクラップを促して、「私の元気を受け取ってください！」と言って歌った「愛のある言葉」から、再び会場のテンションを上げていく。「みんなに猫になってほしいんです！」と言って始まる「ネコの原理」は、いつものライブでは、観客が「にゃ～」と叫ぶ、コール＆レスポンスがある曲なのだが、今回は猫じゃらしを曲に合わせて振るコール＆猫じゃらしで楽しんでいた。同じ場所と同じ時間を共有していることを確かめ合うと、ライブの定番曲「同じ空の下どころか」「勘違い心拍数」と続ける。そこでたっぷりと盛り上がったあとは、このライブのために用意したという新曲「幻」を披露！ポップな曲調でとても温かいのだけど、どこか儚い。そんな渾身の新曲をファンにプレゼントした。

「“きっと大丈夫！”っていう言葉って、すごく不確かだと思うんですけど、その言葉を信じて、これからも生きていきましょう！みんなありがとう」と伝え、本編ラストに歌ったのは「ファンファーレ」。彼女のMCは、この曲の歌詞に込めたメッセージでもあるのだが、彼女の歌を聴くと、何だか大丈夫だと思えるから不思議だ。明日や未来に向かうことに対する不安がスッと軽くなって、少しハッピーな気分になれる。それが彼女のライブの魅力なのかもしれない。

アンコールは、弾き語りでの「雨はきらい」から。彼女の心に沁み入る歌声がとても感動的だった。そして「いつも曲を作っていると言っているけど、本当に作ってるんですよ。今日はたくさん新曲も披露してそれを証明できて良かった！でもライブだけではなくて、みんながいつでも聴けるような音源の準備もしているので楽しみにしていてください。本当に先が見えにくい状況ですけど、私は元気でいます。だからみんなも元気で！また会おうね」と笑顔で伝え、みんなにまた会いたいという想いを込めて、ラストは「バイバイバイまたね」。最後まで笑顔を絶やさず、再会を力強く約束して、『ネコの集会 ～歌いたい坂道のてっぺん～』は幕を閉じた。


□『ネコの集会 ～歌いたい坂道のてっぺん～』セットリスト

M1. しろくま観覧車（しろくま in the 南極）
M2. ガール都営浅草線
M3. 東京駅シティボーイ
M4. 神様に秘密
M5. どういうことなんだい？
M6. 愛してるが止まらない
M7. 決まってる
M8. 双子
M9. 愛のある言葉
M10. ネコの原理
M11. 同じ空の下どころか
M12. 勘違い心拍数
M13. 幻
M14. ファンファーレ

EN1. 雨はきらい
EN2. バイバイバイまたね


■ にゃんぞぬデシ オフィシャルサイト
http://nyanzonudeshi.com/