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BEGIN、故郷石垣島から「うたの日コンサート」を「JALホノルルマラソン」とコラボ開催!

December 14, 2020 12:00

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BEGIN、故郷石垣島から「うたの日コンサート」を「JALホノルルマラソン」とコラボ開催!

今年デビュー30周年を迎えた石垣島出身の3人組バンドBEGINが通算20回目となる「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2020」を、故郷の石垣島から「JALホノルルマラソン」とのコラボという形式で、12/13(日)にオンライン開催した。

「うたの日コンサート」は、BEGINが2001年から始めたライブイベント。楽しいときも苦しいときも、いつも人々に寄り添い、勇気づけてきた「うた」に感謝の気持ちを表す日を作ろうと、毎年6月23日の慰霊の日(沖縄戦終結の日)の翌日を「うたが解放された日」と設定。その日以降の週末に沖縄県内で、プロ・アマ交えて多数のゲストを招き、ライブを実施してきた。だが今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に通常開催できずにいた。

また、BEGINは今年「JALホノルルマラソン2020」のオフィシャルアーティストに決定しており、テーマソングの制作を手がけていた。本来なら12月のマラソン開催時、現地でライブイベントに出演してテーマソングなどを歌う予定だったが、こちらもコロナの影響で中止に。共に開催が見込めない中、BEGINとJALホノルルマラソンが「共に何かできないか?」と協議を重ねた結果、ホノルルマラソンの開催予定日の12/13(日)に、両イベントのコラボという形式で、生配信ライブ「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2020 in 石垣島〜with JAL ホノルルマラン〜」の開催が決定した。

当日、配信は日本時間の15:30からスタート。会場は海沿いにある石垣島ビーチホテルサンシャインのウッドデッキだ。海を背にトーク席とライブステージが組まれており、3人の背景には石垣島の青い海と、スコーンと晴れ渡った青い空が広がる。ボーカルの比嘉栄昇は「今日は『出来たてセットリストライブ』です」と宣言し、「チャット欄に『この曲をやってほしい』というのを書き込んでください」と説明。視聴者が一斉に曲名を投稿し始める中、序盤のトークコーナーがスタートした。

最初の話題は、今回コラボ開催となった「JALホノルルマラソン」とBEGINとの縁について。BEGINは2004年、「終戦後にハワイの県人会から贈られた豚550頭が沖縄の復興を支えた」という話を知り、「そのお返しをしよう」と毎年うたの日に募金を呼び掛け、ハワイに楽器を贈る「豚の音がえし」活動を続けている。その経緯もあり、「ハワイの力になれるなら」と、2015年に初めてホノルルマラソンのテーマソング制作を担当。比嘉は「実際に沿道で応援してみて、ホノルルマラソンはその人にとっての『人生』なんだとわかった。今年のテーマソング「粛々楽々(しゅくしゅくらくらく)」(12/9(水)に配信リリース)も、ランナーの皆さんを応援する気持ちを込めて作った」と振り返った。

1stステージは、その新曲「粛々楽々」と、2015年のホノルルマラソンテーマソング「Blessing Rain」、そして加山雄三に提供した「ワイキキシェル」というハワイつながりの3曲。ステージの映像に、ドローンによる石垣島上空からの映像が折り込まれ、ウクレレが響くハワイアンサウンドと相まって、画面上に心地よい空間が広がっていく。チャット欄には「いい歌!」「背景の海もきれい」「癒される」などのコメントが並び、視聴者が配信ライブを堪能しているようすが伝わってきた。

演奏を終えて3人がトーク席に戻ると、テーブルの上には泡盛の古酒甕やオリオンビール、オードブルなどがずらり。3人は古酒をグラスになみなみと注ぎ、「うたの日おめでとうございます!」と乾杯して飲み干した。ギターの島袋優は、「コロナ禍でうたの日もホノルルマラソンも中止になったけど、これは逆に『うたの日を世界に配信できるチャンス』と前向きに捉えている」と笑顔で語った。

その後、3人は「(泡盛で)ちょっとふわ〜んとしているさ〜」と笑いながら、次の「マルシャショーラ」ステージへ。「マルシャショーラ」は、BEGINがサンバの起源になったと言われる二拍子のブラジル音楽「マルシャ」と、ブラジルで出会ったことがきっかけで生まれた音楽だ。マルシャのリズムにのせて、BEGINナンバーや昭和のヒット歌謡などをメドレー形式で演奏するもので、「ショーラ」は八重山諸島の方言で「〜しましょう」を意味する。近年のうたの日コンサートでは定番のコーナーだが、今年は「明日があるさ」「上を向いて歩こう」など、前向きで明るいナンバーを多く選んでいるように感じられた。コロナ禍で辛いことも多い日常を、歌で少しでも元気づけたいという、メンバーの気持ちの表れだったのかもしれない。

マルシャショーラを終えて3人がトーク席に戻ると、いよいよ「出来たてセットリスト」の選曲が始まった。ホワイトボードに書き込まれたリクエスト曲と投票数をチェックし、曲順を決めていく。「まずコレからいくか」「次はコレじゃない?」など、メンバー同士がやりとりするようすは、普段見られない舞台裏を見ている感じで興味深かった。

そうこうしているうちに太陽はさらに傾き、水平線近くの空がオレンジ色に染まっていく。セットリストを決めた3人は再びステージへ移動。キーボードの上地等は「(ぶっつけ本番で)正直、演奏がどうなるのか不安だけど(笑)、皆さんのリクエストに応えて歌う、これが本当のライブだと思う。(背景に広がる)この海は、僕らが高校の頃にずっと見ていた景色。これを配信を見ている皆さんにも見てもらって、一つになれたら」と、視聴者に語りかけた。

赤い夕陽が水平線に近づき、海面で光の道がキラキラと輝く中、「出来たてセットリスト」によるラストステージがスタート。2015年に大ヒットした「海の声」を皮切りに、デビュー曲の「恋しくて」、「ビギンの島唄」シリーズから「竹富島で会いましょう」「オジー自慢のオリオンビール」「島人ぬ宝」など、全12曲が次々と披露された。

比嘉は途中のMCで、「今の世の中で『無駄』と言われることはたくさんあるけど、歌はそういう無駄の中にこそある。僕たちは暮らしの中にある歌を歌っていきたいし、うたの日コンサートを続けていきたい。ホノルルマラソンも同じ気持ちだと思う。共に仲間がそこにいることを信じて、これからも頑張りたい」と力強く宣言。ラストは「三線の花」を高らかに歌い上げ、オンライン版のうたの日コンサートを締めくくった。

もともと、うたの日コンサートは「ステージに立つ人だけでなく、お客さんも出演者」が基本スタンスのイベントだ。今年は皆が同一会場に集まることこそできなかったが、視聴者のリクエストに応じて演奏曲が決まり、チャット欄に感想がリアルタイムで届くというのは、ある意味今年ならではの「お客さんの参加(出演)方法」といえるだろう。来年はコロナ禍が終息し、うたの日コンサートもJALホノルルマラソンも、例年通り無事に開催できることを心から祈りたい。尚、この動画は12月15日(火)23:59までアーカイブ視聴が可能となっている。


■「うたの日コンサート2020 in 石垣島~ with JALホノルルマラソン ~」
12月15日(火)23:59までアーカイブ視聴可能!
https://youtu.be/Ufhdj6CzbMc

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