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川崎鷹也 ワンマンライブ O-EAST オフィシャルレポート

November 7, 2020 09:30

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川崎鷹也 ワンマンライブ O-EAST オフィシャルレポート

シンガー・ソングライター川崎鷹也によるワンマンライブ『Magic~魔法の絨毯にのって~』が11月6日、東京・TSUTAYA O-EASTにて開催され、TikTok限定による生配信も同時に行われた。新型コロナウイルス感染予防対策のため、会場に集まったオーディエンスたちは公演中もマスク着用が義務付けられ、完全着席スタイルで声援も禁止という環境下でのライブ鑑賞となった。

開演時間となり、ステージの幕が上がるとそこには横江将人(Gt)、中山拓哉(Ba)、musashi(Key)、そしてKento(Dr)というサポート・メンバーを率いた川崎の姿が。2018年にリリースされた、ファースト・アルバム『I believe in you』から“幸せあれ”のサビをアコギ1本でおもむろに歌い出すと、フロアからは割れんばかりの拍手が沸き起こる。スモーキーだが伸びやかな彼の歌声は、一瞬にしてその場の空気を変えてしまう力がある。続く“光さす”は、転がるようなピアノとアコギのストロークが、疾走感あふれるリズムの上でもつれ合うロックナンバー。溢れんばかりの笑顔で楽しそうに歌う川崎に、オーディエンスも制限のある中で体を揺らしたり、ハンドクラップをしたりと精一杯応えていた。

「コロナウイルスが大変な中、勇気を持って一歩踏み出し、この会場に沢山の方が観に来てくださったこと、本当に嬉しく思います。今日は何か一つでも皆さんに伝えられること、届けられることがあったらいいなと思っております。短い間ですが、どうか最後までよろしくお願いします」。そう挨拶した川崎が、「僕にとって大事な曲をやります」と紹介したのは“Luv Letter”。軽やかなアコギのバッキングと、グルーヴィーでソウルフルなボーカルが、有機的に混じり合いながら会場の空気をじわじわと温めていく。

その後もアルバム『I believe in you』からの曲を中心に、過去曲を織り交ぜたセットリストを展開。そして、この日のハイライトとなったのはやはり、彼の名を世に広く知らしめた楽曲“魔法の絨毯”。バイトをしていた川崎が、当時彼女だった今の奥さんに向けて歌ったラブソングだ。〈お金もないし、力もないし 地位も名誉もないけど 君のこと離したくないんだ〉という、身も蓋もないほどストレートな歌詞が、それ故に圧倒的なリアリティを持って聴き手の心を揺さぶった。

ライブ後半は弾き語りスタイルで、母に捧げた“拝啓、ひまわり”と、やはり奥さんに捧げた“大切な人”を披露した。そして再びバンド・メンバーをステージに呼び込み、“エンドロール”“またね、ヒーロー”とダイナミックで壮大なアンサンブルを展開し本編は終了。TikTokでの配信はここまでで、アンコールは会場のオーディエンスだけに向けて、“君の為のキミノウタ”“ほろ酔いラブソング”、そして今度はアコギ1本で“魔法の絨毯”をもう一度演奏し、この日のライブは幕を閉じた。

およそ8年間に及ぶ下積み時代に培われた、確かな実力に裏打ちされた素晴らしい表現力。すでに貫禄すら漂わせる自信たっぷりのパフォーマンスに酔いしれた一夜だった。

テキスト:黒田隆憲
ライブ写真:朝岡英輔



■ 2020.11.06.fri @O-EAST川崎鷹也 Magic~魔法の絨毯にのって~
セットリスト
01. 幸せあれ
02. 光さす
03. Luv Letter
04. 魔法の絨毯
05. 拝啓、ひまわり
06. 大切な人
07. エンドロール
08. またね、ヒーロー
Encore
09. 君の為のキミノウタ
10. ほろ酔いラブソング
11. 魔法の絨毯


■ 川崎鷹也 オフィシャルサイト
https://kawasaki-takaya.com/

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